ゆきのんさん、今回の作文、とても楽しく読ませていただきました。
まず、登山中の体験(たいけん)詳しく(くわしく)描写(びょうしゃ)していて、読んでいるこちらも一緒(いっしょ)に山を登っているような気持ちになりました。
特に(とくに)、山道でのクイズや公園の存在(そんざい)、それに参加(さんか)する様子が具体(てき)に書かれていて、活動への楽しみが伝わっ(つたわっ)てきます。

また、お母さんから聞いた話を取り入れることで、作文に深みが増し(まし)ました。その話を(もと)に自分で調べたことを加える(くわえる)という方法(ほうほう)は、非常(ひじょう)良い(よい)試み(こころみ)です。
これにより、ただの体験(たいけん)記述(きじゅつ)ではなく、学びや発見がある文章になっています。

さらに、たとえを使って、自分たちをサルスベリの木に登るサルに例え(たとえ)た部分は、とても印象(いんしょう)(てき)でした。
このように比喩(ひゆ)を用いることで、文章に視覚(しかく)(てき)なイメージが加わり(くわわり)、読み手にとって想像(そうぞう)がしやすくなります。

全体を通して、「ですます」調の文章が多く使われていたことも良かっ(よかっ)たです。
これにより、説明(せつめい)がわかりやすく、スムーズに情報(じょうほう)伝わり(つたわり)ます。

動作や情景(じょうけい)描写(びょうしゃ)もよくできていて、登山の大変(たいへん)さや楽しさがリアルに感じられました。
たくさんの良い(よい)点が詰まっ(つまっ)た作文で、読んでいて心が動かされるものでした。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-前の話聞いた話がよく書けています。
-たとえがうまく使われています。
-ですますがよく書けています。
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています。
 

森リン評価 山の上の猿の王国 ta 05月1週 ゆきのん
字数/基準字数:
798字/400字
思考点:56点
知識点:56点
表現点:62点
経験点:69点
総合点:66点
均衡点:5点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:76点
知識点:76点
表現点:84点
経験点:88点
総合点:81点
均衡点:5点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙12種18個67%56点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙27種39個69%56点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙74種111個67%62点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙33種52個63%69点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
798字
 56点
 56点
 62点
 69点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 12種 18個 (種類率67%) 56点
いるから,かかるから,しんどいので,するため,たから,たので,だから,と思う,のぞくと,凝らすと,撮るため,登ると,

■知識語彙 27種 39個 (種類率69%) 56点
京都,以外,公園,写真,吸収,外国,山道,山頂,岩田,嵐山,市内,必要,日本人,早足,景色,様子,標高,理由,眼鏡,筋肉,置物,英語,荷物,衝撃,負担,重力,頂上,

■表現語彙 74種 111個 (種類率67%) 62点
お母さん,こと,するため,そう,そこ,それ,たち,とき,ところ,みたい,よう,エネルギー,クイズ,サル,サルスベリ,タワー,バナナ,パーク,メートル,モンキー,下り,京都,人,他,以外,体,倍,公園,写真,分,吸収,型,外国,多く,姿,山,山道,山頂,岩田,嵐山,市内,幹,形,必要,撮るため,斜め,方,日本人,早足,時,景色,木,棒,様子,標高,物,猿,理由,白,目,眼鏡,私,筋肉,置物,英語,荷物,衝撃,負担,赤,足,道,重力,頂上,餌,

■経験語彙 33種 52個 (種類率63%) 69点
あげる,かかる,しがみつく,できる,と思う,のぞく,れる,上がる,下る,住む,凝らす,分かる,動かす,撮る,曲がる,楽しめる,生える,疲れる,登る,着く,置く,聞く,落ちる,見える,見つける,見渡せる,解く,調べる,走る,逆らう,通る,遊ぶ,違う,

■総合点 66点

■均衡点 5点
 

山の上の猿の王国
   小4 ゆきのん(akiyura)  2025年5月1日

 眼鏡をのぞくと、赤と白の棒のような物が見えてきました。 よく目を凝らすと、それは京都タワーでした。

 「嵐山モンキーパークいわたやま」の山頂に猿たちは住んでいます。 そこでは景色を見たり、猿に餌をあげたりできます。 岩田山は標高160メートルです。 20分ほどで京都市内を見渡せる山頂に着きます。 山頂に着くまでの山道にはたまにクイズがあったり、 山頂までもう少しのところには、小さな公園があります。

 山道にはクイズや小さな公園があって、 私は解いたり遊んだりするのが楽しくて、 疲れていても見つけると走っていくほどです。 英語のクイズもあって、 来ていた他の人がほとんどが外国人だったから、 日本人以外の人でも楽しめていいなと思いました。 下るときは他の道を通ったので、2倍楽しめました。

 お母さんは、登る時より下る方がしんどいと聞いたことがあるそうです。 でも、私は登る方がしんどいので、調べてみたいと思いました。 下るのがしんどい理由は、足に負担がかかるからです。 重力による衝撃を吸収するために、筋肉に負担がかかるそうです。 登るのがしんどい理由は、重力に逆らって体や荷物を動かす多くのエネルギーが必要だからだそうです。 私は、登ると足が重くなって上がりにくいのは、重力に逆らっているからということが分かりました。 また、走っていたり、早足でいるから、下りはそんなに負担がかからないのかなと思いました。

 山道で木は斜めに生えているのに、ニッコが欲しくて幹が曲がっている様子が少し面白い形だなと思いました。 頂上にあった写真を撮るために置かれているバナナ型の置物から落ちないようにするためにしがみついている私たちの姿が、まるでサルスベリの木に登って落ちそうなサルみたいだなと思いました。

 落ちそうな私たちと違って、猿たちは軽々と木に登っていました。