学習することの必要性
   中1 すりりんご(akimano)  2025年5月2日

  生物界の中でヒトという種を特徴づけてみると、学習能力がほぼ一生にわたって維持される、ということが第一に挙げられる。サルの仲間は、外界についての知識を身に付けることが個体の生存、種の維持にも重要だ。さらにヒトの場合は、学習が社会的な性格を持つに至っている。こうした知識がなければ、ヒトはいかにも無力な動物なのである。人間にとって学習は大切だ。

 第一の理由は、人間は学習しないと成長しないからである。生きていくために学習することとして挙げられるのは、言語と歩行だろう。その役割として、言語は、人と話すため・自分の気持ちを伝えるため、歩行は、移動するためだ。この二つの言語と歩行ができなかったらどのような支障が起こるのか。それは、他人との交流、コミュニケーション、移動するには他人の協力が必要になり迷惑がかかるという事が考えられる。今、私たちには当たり前に思われていることは、以前に学習したことが自分の中にしみこんでいるという事だ。このなじみがないと、他人の生活にも自分の生活にも支障が出てしまう。だから、学習をすることで人間は成長し、自立していくのである。

 第二の理由は、学習をすることで様々な場面で役に立つからだ。私の経験で今でも役に立っていることは、紐の結び方だ。紐の結び方には、蝶結び、片結びの他にも二百以上の結び方がある。その中でも私が今でも役に立っている結び方は、二十蝶結びである。私の中学校の通学靴は学校で決められているスニーカーだ。そのスニーカーには紐がついてあり、一回一回結ばないといけない。だから、結ぶ時間がもったいない。そこで、私はスニーカーの靴紐結びに二十蝶結びを使っている。入学してから約1か月半がたとうとしているが、入学式から二十蝶結びで結んでいる靴紐はいままでほどけたことはない。このように、学習したものは、小さな事にでも役に立つ。

 たしかに遊ぶことも大切だ。しかし、「人は食べるために生きるのではなく、生きるために食べるのである。」という名言があるように、人は、学習をしなければならないからするのではなく、よりよく生きるために学習をしているのだ。そして、自分の苦手な事にも挑戦することでもし失敗してもそれが後々成功につながったり、役立ったりすることになるのだ。また、読書をすることも良いだろう。なぜならば、読書をすることによって、語彙を増やし自分を表現できる。この人間にしか蓄えられていない「学習能力」というアイテムをフル稼働し使うことが生きていく上で大切だ。だから、人間には、学習する必要があると考える。