【段落ごとの講評】
●第1段落(意見の主張)
「敵を作る集団」という切り口が新鮮で、問題提起に深みがあります。引用の使い方も効果的です。
●第2段落(根拠①:自分の体験)
日常の小さな場面を通じて、自責の姿勢の大切さを伝えており、主張と体験のつながりがよくできています。
●第3段落(根拠②:社会的視点)
多様性や固定観念の問題に目を向けており、社会全体への視野が広がっている点がすばらしいです。
●第4段落(まとめ)
「真の敵は自分」という言葉で全体をきれいにまとめ、読後の印象を強めています。意見がぶれず一貫しています。
【特に優れていた点】
・切り口が鋭く独創的
・体験と社会的視点の両面から主張を支えている
【考えを深めるための質問】
「敵を作らない強さ」は、具体的にどんなふるまいに現れると思いますか?
【より字数を増やすための工夫】
身近な人物や社会の具体例を加えると、説得力がさらに増します。
【自作名言の提案】
「他人を責めるより、自分を育てるほうが強い。」
■思考語彙 21種 32個 (種類率66%) 79点
確か,、第,。しかし,。確か,あるべき,おこう,しよう,するため,すれば,そのため,だろう,と思う,なければ,ならば,なると,なるべき,みると,失うかも,振り返れば,言うと,認めざる,
■知識語彙 62種 98個 (種類率63%) 80点
不安定,世界,両親,他者,以外,伝説,保育園,個人,傾向,原因,反省,団体,固定,場面,変化,変革,大切,女性,安定,完成,完結,家族,寛容,常識,幼少,弱点,形成,心情,意識,成長,整理,整頓,敵対,時代,未熟,現在,用意,男性,社会,第一歩,結束,習慣,脱却,自主,自信,自分,自己,自然,自身,行動,行為,衰弱,被害,観念,言葉,証拠,部分,重要,関係,阻害,集団,養育,
■表現語彙 100種 201個 (種類率50%) 73点
確か,。確か,がち,こと,するため,せい,そのため,たくさん,たち,どこ,よう,キリスト,ゴミ,ゴミ箱,ポイント,一,一つ,上,不安定,世界,両親,人,他者,以外,伝説,保育園,個人,傾向,力,原因,反省,団体,固定,場面,変化,変革,多く,大切,女性,姿,安定,完成,完結,家,家族,寛容,常識,幼少,弱点,形成,心,心情,意識,成長,整理,整頓,敵,敵対,時代,期,未熟,机,枠,様々,現在,用意,男性,的,真,社会,私,第一歩,結束,習慣,者,脱却,自ら,自主,自信,自分,自己,自然,自身,行い,行動,行為,衰弱,被害,裏切り者,観念,言葉,証拠,誰,部分,重要,関係,阻害,集団,非,養育,
■経験語彙 39種 63個 (種類率62%) 77点
いける,おく,しまう,しれる,せる,つながる,づける,できる,とらわれる,と思う,やる,れる,上がる,作る,促す,入れる,出る,受け入れる,叱る,合う,合える,外れる,失う,得る,成り立つ,持つ,振り返る,散らかる,減る,生まれる,生み出す,目指す,知る,置く,行ける,触れる,認める,通う,関わる,
■総合点 84点
■均衡点 7点
強くなるには
高1 あえたき(aetaki)
2025年5月2日
一つの集団は一人の裏切り者と、一人の被害者の上に成り立つ。キリストとユダの伝説においてもユダを「裏切り者」としてキリストという「被害者」を生み出したことで一つの関係が完成した。「裏切り者」を用意することは集団の不安定な心情を安定させる。しかし、集団が「裏切り者」を作り、自己完結を目指す行為は集団が衰弱しつつある証拠である。私たちは、敵を作ることなくやって行けるように個人がもっと強くなるべきだ。
そのために、第一に他者のせいにするのではなくまず自身の行いを振り返る行動を習慣づけることだ。私は、よく家で「私じゃなくて〇〇がやった」と言いがちだ。机の上が散らかっていたり、ゴミがそのままになっていたり、様々な場面で私のその言葉は出てくる。そのようなことを言うと大抵両親に叱られる。確かに自分の行動を振り返ってみると、机の上が散らかっているならば自主的に整理整頓をすれば良いし、ゴミが置いてあるならば誰がそのままにしておこうがゴミ箱に自ら入れるようにすればいいのである。すぐにそうやって他者のせいにしがちだが振り返れば自分にも非があったと認めざるを得ないことはまだまだたくさんある。まず、自分に原因はなかったかどうかを振り返るようにすることで自然と他者のせいにするような言葉は減っていくだろう。そうして反省しておくことは、わざわざ敵を作るような行為にはつながらない。
また、個人を認め合える社会に変革していくことも重要だ。現在の社会では「男性はこうあるべきだ」、「女性はこうあるべきだ」そういった固定観念からの脱却を促すような社会に変化しつつある。しかし、まだその固定観念や常識にとらわれてしまっている部分も大いにある。その部分から外れてしまう人を他者は、阻害しようとする傾向にあると思う。そうなると、その枠から外れる人は自信を失うかもしれない。個人が強くなるということは個人がありのままの姿で輝けることをいうのではないのだろうかと思う。固定観念の多くは幼少期に形成される。そうした時代から、多くの世界に触れること、多くの人を見ることで他者を受け入れる寛容な心が形成されると思う。私も保育園に通いながら自分や家族以外の人と関わり合うことで様々な世界を見ることができた。こうして、個人を認め合える社会の養育は大切なポイントになるのではないかと思う。
確かに敵を作ることは団体意識が生まれて結束力が上がる。しかし、敵がいなければ団体として成長することができないというのは未熟ではないだろうか。「真の敵は自分である」という言葉のように、敵は誰かに敵対意識を持つことでしか成長することのできない自分である。まず自分のどこが弱点なのか、どこがいけないのかそのことを知ることが自分を強くするための第一歩ではないだろうか。私は敵がいなくてもやって行けるような強い人になりたい。