たくみさん、作文の提出ありがとうございます。今回の作文では、日本語と方言について非常に深く考察しており、読み応えがありました。特に方言と標準語の違い(ちがい)詳しく(くわしく)説明し、それぞれの地域(ちいき)での言葉の使い方について具体的な例を挙げている点が非常に良かったです。

また、江戸(えど)時代の言葉と現代の言葉がどのように異なる(ことなる)かを、移動教室の体験を通じて描写(びょうしゃ)している部分も素晴らしいです。このように自分の体験を取り入れることで、読者にとっても親しみやすく、理解しやすい内容になっています。

さらに、「ところ変われば品変わる」などのことわざを使用している点も、作文に深みを与え(あたえ)ています。これにより、言語の多様性や地域(ちいき)性をより効果的に伝えることができています。

結びの部分でも、初めに触れ(ふれ)た日本語の複雑さを再び強調し、作文の主題にしっかりと戻っ(もどっ)てきています。これにより、読者はたくみさんが最初に設定したテーマから逸れる(それる)ことなく、一貫(いっかん)して内容を追うことができました。

全体として、たくみさんの作文は内容が豊かで理解しやすく、非常によくまとまっています。次回もこのような素晴らしい作文を期待しています。

**項目(こうもく)評価:**
-たとえがうまく使われています
-前に聞いた話がよく書けています
-ことわざがよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1149字/600字
思考点:69点
知識点:73点
表現点:73点
総合点:79点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)

 


■思考語彙 17種 21個 (種類率81%) 69点
。ただし,。つまり,。例えば,くどいと,しか思える,たので,だから,だすと,ですから,という場合,と思う,ないので,も思う,人にとって,地方によって,変われば,言うと,

■知識語彙 52種 93個 (種類率56%) 73点
中心,事業,交流,仕事,仕方,会話,作戦,個人,内側,北部,南部,同士,国家,国語,国際,地方,基金,場所,変化,外国,大事,完全,建物,意味,教室,方言,日光,日本,日本人,日本語,時代,最終,最近,東京,構造,江戸,独特,現代,発音,石川,福井,移動,自体,自分,複雑,視点,言葉,言語,質問,部族,関東,関西,

■表現語彙 100種 196個 (種類率51%) 73点
こと,ことば,これ,そこ,それ,それぞれ,たち,だい,という場合,とき,ところ,どこ,なか,ひと,ぼく,みたい,もの,やり方,よう,スタッフ,チーム,マジ,一つ,中心,事業,交流,人,今,仕事,仕方,会話,何もかも,作り方,作戦,個人,内側,刈,初め,別,北部,南部,同士,品,国家,国語,国際,地方,基金,場所,変,変化,外,外国,大事,姿,完全,建物,弁,意味,教室,方,方言,日,日光,日本,日本人,日本語,昔,時代,最終,最近,村,東京,構造,江戸,決まり,独特,現代,発音,的,石川,福井,移動,自体,自分,複雑,西,視点,言い方,言葉,言語,話,話し方,質問,違い,部族,関東,関西,頭,5月,

■経験語彙 35種 51個 (種類率69%) 71点
あらわす,おく,かみ合う,こむ,しか思える,しまう,だす,できる,とらえる,と思う,はなす,もつ,も思う,やる,られる,れる,伝わる,作る,入り組む,入る,入れる,分かる,受け継ぐ,変える,変わる,広まる,教える,気が付く,生まれる,知る,習う,行う,言い表す,話す,違う,

■総合点 79点

■均衡点 8点
 

県境を超えて変わる方言
   小6 たくみ(nomutaku)  2025年5月3日

 どこの言語も初めは部族言語なのですが、その言語が外国に広まりだすと、外の視点が入ってきて言語の刈こみが行われてくるということなのだ。国語として日本人が自分の言語を見るときは、完全に内側の視点で見ているということだ。ところが、外国人たちは、ことばの決まりも発音も知らないで日本語を習うのだから、外の視点しかもっていないということだ。これは、一つの大事な国家的事業であり、個人ではできないのですから、国際交流基金などが中心にやる仕事だと思うのだ。

 日本には同じ意味でも発音の仕方や言い方が全く違ってくる方言というものがある。例えば、しょっぱいという意味をあらわすとき、関東の言い方ではしょっぱいというが、関西の言い方では辛い、さらに西では塩辛い、石川南部から福井の北部にかけては、くどいと言い表すということなのだ。今みたいに言い方が違い、それを違う方言の人に言うと、意味が分からなかったり、別の意味でとらえられてしまうことが多い。つまり、同じ日本語でも話し方や発音の仕方はこんなにも違ってくるということだ。でも、同じ話し方のときもないことはないので、意味がすぐに伝わる言語も結構あるということになる。それがまるで、同じチームでもそれぞれの人の作戦のやり方が全く違うみたいだと思った。ただし、意味が同じいい方は話がかみ合う人同士の会話みたいだとも思った。

 5月16日、つい最近のことだが移動教室の最終日に日光江戸村という場所に行った。そこでは何もかもが江戸時代のもので、話し方も建物の構造も見たこともない建物ばかりだった。そのなかで、スタッフの人たちに質問をしたところで、江戸弁ではなしているひとばかりだったので、いったいどういう意味なのかが分からなくなってしまった。このように、同じ東京でも昔と今では話し方が全く違ってくるということもよくある。ただ、「マジ」などの現代の言葉が江戸時代に生まれた言葉だという場合もある。それが、今と昔で同じものを作るときの作り方が全く違うみたいだと思った。また、時代じだい(自体)が変わっても言葉が変化しないことは、そのままの作り方が受け継がれてきたみたいだと思った。

 ぼくは、日本語というものはとても複雑のものであり、時代とともに姿を変えている日本独特の言葉だということなのだと気が付いた。最終的に、日本語というものは外国人にとって教えられてもなかなか話すことが難しい独特な言葉だということだ。また、地方によって姿を変えることは、ところ変われば品変わるに近いと思った。でも、やはり方言は複雑に入り組んでいる言語だとしか思えないような難しい話し方だというのだ。方言は変な言い方ではなくて独特な言い方だということをしっかりと頭に入れておきたい。