<<え2020/27jみ>>
自分なりにじっくり考えて書いたことがよくわかる。
優しい父と厳しい父の具体例も、説得力がある。
結びのチャーチルの引用もうまいね。
すみひなさんの作文は、父親の役割について深く考察している点が非常に印象的です。
複数の父親像を提示し、それぞれの利点と問題点をバランス良く分析しています。
特に、「厳しい父親」と「ものわかりの良い父親」の対比は、具体的な例を用いて説得力があります。
また、ウィンストン・チャーチルの名言を引用することで、論点をさらに深め、読者に考える余地を与えています。
文章全体を通して、父親と子どもの関係において最も大切なのは、子ども自身の意志と向き合う姿勢であるという結論につながる流れが自然で理解しやすいです。
この作文は、社会的な視点と個人的な視点の両方を考慮しながら、父親の多様な役割をうまく表現しています。
項目評価:
-複数の意見がよく書けています。
-総合化の主題がよく書けています。
-名言がよく書けています。
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1246字/600字
思考点:90点
知識点:80点
表現点:82点
総合点:91点
(新しい森リンで仮の点数を出しています)
■思考語彙 25種 33個 (種類率76%) 90点
一方, 確か,。しかし,。だから,。つまり,あるから,あろう,いるので,くれるため,しまう場合,するため,だろう,てこそ,できれば,と思う,と考える,ないと,のため,は思う,も言える,やれば,れざる,果たすため,決めざる,進もう,
■知識語彙 62種 98個 (種類率63%) 80点
一切,一方,一番,一緒,主義,会話,会長,余地,価値,信念,全体,努力,名言,地域,場面,大切,大震災,子供,存在,安全,安心,家族,対話,役割,心理,必要,思春,意味,意志,意思,態度,指示,放任,文化,日常,時間,最低限,東日本,正解,点数,父性,父親,理想,生活,発揮,相談,確保,社会,紙一重,背中,自分,自治,自由,自身,行動,被災,言葉,誘導,進路,避難,重要,頑固,
■表現語彙 120種 194個 (種類率62%) 82点
確か,くれるため,こと,これら,さ,しまう場合,すべて,するため,それ,それぞれ,とき,のため,ひとつ,まなざし,もの,もも,よう,わがまま,クラス,ゲーム,テスト,ルール,一つ,一切,一方,一番,一緒,中,主義,人々,会話,会長,何,余地,価値,信念,像,全体,凧,前,力,努力,名言,地,地域,場面,壁,大切,大震災,姿,子,子ども,子供,存在,安全,安心,家,家族,対話,年,強み,役割,心理,必要,思春,性,意味,意志,意思,感,態度,所,指示,放任,文化,方,日常,時,時間,最低限,期,東日本,果たすため,正解,波,点数,父,父性,父親,理想,生き方,生活,発揮,的,相談,確保,社会,私,紙一重,背中,自分,自治,自由,自身,行動,被災,親,観,言葉,話,誘導,軸,通り,進路,道,避難,重要,面,頑固,風,
■経験語彙 48種 75個 (種類率64%) 91点
おく,くれる,こむ,しまう,すぎる,できる,と思う,と考える,にじみ出る,は思う,ぶつかる,まとめる,も言える,やる,られる,れる,わかる,上がる,与える,伝える,伝わる,信じる,出す,出る,出掛ける,分かる,務める,向かう,寄り添う,導く,悩む,持つ,接する,放つ,教える,果たす,決める,流す,生きる,示す,聞く,育つ,育てる,見極める,近づく,進む,関わる,限る,
■総合点 91点
■均衡点 5点
父親の役割
中2 すみひな(sumihina)
2025年5月3日
父親の役割とは何かと考えたとき、まず初めに思い付くのは社会のルールを子どもに教える存在であることだ。また、家族をひとつにまとめる軸となり、本当に価値があると信じる文化を子どもに伝えていくことも役割の一つだと思う。しかし、これらの役割を果たすためには、父親自身が何を大切にして生きているかという信念が必要であり、父親の言葉や態度、日常の行動からそれがにじみ出るのだと思う。だから、家の中での会話や一緒に出掛けたときの社会の関わり方で、父親の価値観は子どもに伝わっていくのではないだろうか。つまり、父親は「教えこむ」存在というよりも、「生き方で示す」存在とも言える。子どもは父親の背中を見て育つ、という言葉の通りだろう。
私は、「もの分かりのよい父親」には重要な役割があると考える。こうした父親は、子どもに自由や対話の余地を与えてくれるため、相談しやすく、心理的な安心感を与えることができる。思春期や進路のことで悩んだとき、じっくりと話を聞いてくれる存在はとてもありがたいものだ。しかし一方で、「善い意志」を育てるという面では難しさもある。自由を与えすぎてしまうことで、何が善いのかを子ども自身が見極める力が育ちにくく、わがままな子供に育ってしまう場合があるからだ。私のクラスには、親がゲームをする時間を一切決めず「やりたいならやればいい」という放任主義の子がいる。実際、その子のテストの点数などは良い方ではなく、あまり努力している姿を見たことがない。優しさと甘さは紙一重なのだ。「分かってくれる父親」がいつも正解とは限らないと私は思う。
一方で、厳しくて頑固な父親には、正しいことをはっきりと伝え、生活のルールや社会性を教えることができるという強みがあると思う。社会全体から見ても「父性」の力が発揮される場面は多い。2011年の東日本大震災のとき、被災地の自治会長を務めていたある父親が、家族や地域の人々を避難所に誘導し、安全を確保するために厳しい態度で指示を出したという。父親が「厳しくあろうとする姿」は、このような時、地域や社会において重要な意味を持つことがある。また、このような父親に育てられた子供は、社会での最低限のルールや正しいことを伝えられ、父という壁にぶつかっているので社会に出たときも波に流されずに生きていくことができると思う。
確かに、頑固で厳しい父親にもものわかりの良い父親にも、それぞれの良さがある。しかし、「凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない。」というウィンストン・チャーチルの名言がある。一番大切なのは父親に導かれることでもなく、放っておかれることでもなく、自分から前に進もうとする意思なのだ。厳しくするのも、優しく接するのも、すべては子どものためにというまなざしがあってこそだと思う。時に厳しく、時に寄り添うことができれば、それが理想の父親像に近づく道なのではないだろうか。