あえひのさん、素晴らしい(すばらしい)作文をありがとうございます。モグラやチーター、そして人間の進化についての考察を通じて、自然界の多様な生き物がどのようにして現在(げんざい)の形に進化してきたのかを、非常(ひじょう)興味深く(きょうみぶかく)描写(びょうしゃ)しています。

まず、モグラの前足がシャベルのように進化している部分の説明が、たとえを用いて非常(ひじょう)にうまく表現(ひょうげん)されております。次に、チーターと人間、そして東北新幹線(とうほくしんかんせん)を例に挙げた比較(ひかく)からは、人間の道具を使う能力(のうりょく)がいかに特異(とくい)であるかがよくわかります。また、人間と(ねこ)違い(ちがい)を挙げる部分では、進化の過程(かてい)での「必要だったから」という観点から物事を考える重要(せい)を、効果(こうか)的に伝えています。

特に印象的だったのは、(ねこ)から見た人間の特徴(とくちょう)を列挙し、それが進化の必要(せい)から来ている点を説明した部分です。この視点(してん)転換(てんかん)は、読者に新たな洞察(どうさつ)与える(あたえる)ものであり、大変興味深い(きょうみぶかい)です。また、文章全体を通じて一貫(いっかん)(せい)保た(たもた)れており、テーマに沿っ(そっ)内容(ないよう)がしっかりと書かれています。

終わりに、「おっとそろそろ本の続きを読もう」という言葉で結ぶことで、読者を作文の世界から現実(げんじつ)戻し(もどし)、作文の始まりと終わりを巧み(たくみ)につなげています。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-たとえがうまく使われています。
-書き出しの結びがよく書けています。
-前の話や聞いた話がよく書けています。
 

森リン評価 甲乙つけがたい na 05月3週 あえひの
字数/基準字数:
1436字/500字
思考点:85点
知識点:61点
表現点:74点
経験点:71点
総合点:73点
均衡点:1点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:1点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙23種32個72%85点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙35種57個61%61点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙101種180個56%74点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙35種45個78%71点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1436字
 85点
 61点
 74点
 71点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 23種 32個 (種類率72%) 85点
、なぜ,。つまり,。例えば,いるかも,するから,たから,だから,だろう,と思う,と考える,なければ,なので,ません,みると,作れば,取れざる,小さいので,思うざる,生き残るため,立つと,見ると,見渡せるので,読もう,

■知識語彙 35種 57個 (種類率61%) 61点
人間,今回,以上,仲間,動物,嗅覚,地球,変化,将来,必要,文章,新幹線,時速,最速,東北新幹線,残念,猛獣,王者,環境,発明,目線,祖先,紹介,結果,聴力,能力,草原,足跡,身体,進化,進歩,過程,道具,部分,電車,

■表現語彙 101種 180個 (種類率56%) 74点
〇,いろいろ,こと,そう,それ,たくさん,たち,ところ,びっくり,ほう,ほか,もの,よう,キロメートル,グループ,サル,スピード,チーター,ヒト,メートル,リニアモーターカー,一,一つ,七,万,三,上,二,五,人,人間,今回,他,以上,仲間,体,倍,僕,僕ら,別,前,動物,台,嗅覚,四,地球,塀,変,変化,将来,布,必要,数,敵,文章,新幹線,日,昔,星,時,時速,最速,本,東北新幹線,森,残念,毛,猛獣,猫,王者,環境,生き残るため,生き物,発明,目,目線,祖先,私,秒,紹介,結果,続き,耳,聴力,能力,脚,草原,足,足跡,身体,車,進化,進歩,過程,道具,部分,電車,頭,食べ物,鼻,.,

■経験語彙 35種 45個 (種類率78%) 71点
あげる,いける,しまう,すぎる,すむ,つける,できる,と思う,と考える,れる,住む,作る,勝てる,取れる,巻く,歩ける,死ぬ,生き残る,知る,立ち上がる,立つ,襲う,見える,見つける,見渡せる,読む,負ける,走る,走れる,起きる,転ぶ,追い出す,逃げる,適す,頼る,

■総合点 73点

■均衡点 1点
 

甲乙つけがたい
   小5 あえひの(aehino)  2025年5月3日

 「なるほど…面白い」

モグラはミミズ食い商売です。だからモグラは一日に五〇匹もミミズを食べ、一日に何も食べないと死んでしまいます。このようなモグラの、きわめてモグラ的な生活を支え、まるでモグラのシンボルみたいに見えるのが、モグラの前足です。それはシャベルそっくりで、じつに巧みに、素早くトンネルを掘ることができます。哺乳類のそれぞれの種の身体には、その種の生活の実態を象徴的に現している仕組みが備わっています。モグラの素晴らしい「シャベル」も、当のモグラにとっては、「知っちゃいない」のです。

 僕はこの話を読んでいて気になったことがあります。それは、チーターvs人間です。チーターに、人間は足の速さでは勝てません。ですが、道具を使えば勝てます。例えば早い乗り物の例でいうと、東北新幹線とチーターが、一〇〇メートル走をします。東北新幹線は、約一.一秒ですが、チーターは、約三.四秒かかります。皆さんはもうわかりましたか。人間とチーター人間は生身だと勝てませんが、道具を作れば勝てるのです。ちなみに、東北新幹線は、時速三〇〇キロメートルですが、チーターは、時速一一〇キロメートルしかありません。将来リニアモーターカーができたら、時速五〇〇キロメートルメートルなので、約〇.五秒で走れる。つまりチーターの約七倍です。ですが、人間は進歩してこうなっていますが、チーターは進化した時からそうなので、人間が新幹線や電車、車を発明するまではずっと最速の王者だったのだなと思った。

 前の文章では、人の凄いところを紹介しましたが、今回は、動物の凄いところを言います。例えば、人間を猫目線で見てみると、一、頭が大きすぎてすぐに転ぶ。猫なら頭が小さいので、塀の上でも歩けてしまう。二、二本足だから走るスピードが遅い猫なら四本脚なので、より速く走ることができる。猫なら一〇〇メートル七秒台で走れる。3、目に頼りすぎて鼻も耳も悪い。猫の聴力は人間の四倍以上、嗅覚は数万倍もある。4、身体に毛がなくて寒そう。猫から見ると変な布を体に巻いているように見えているかも。だが、「ざんねん」な部分は進化の足跡。なぜなら、人の祖先は森にすんでいたが、別のサルのグループに負け、草原に追い出された。だが、草原では食べ物が取れず、他の生き物にも襲われ、たくさんのものが死んでしまった。だがある日、二本足で立つと猛獣もびっくりして逃げてしまうことを知った。草原では四本足より、二本足のほうがいいのだ。なぜなら、遠くまで見渡せるので、食べ物がつけやすかったり、敵を見つけやすかったりするからだ。さらに、立ち上がったことで、いろいろな変化が起きた。こうして私たち、僕たちの祖先は、「ヒト」に進化し、生き残ったのだ。猫から見た人の残念なところは祖先が生き残るために必要だった。新しい環境にあった体や能力に適した結果だったのだ。

 人や動物にあるちょっと残念なところ。それは進化の過程でその時に必要なものだった。なので、そのほかの人や、動物から見ると残念な部分も昔進化した時には、必要だったからだ。なので、なぜそんなにたくさん必要のないものがあるのだろう。と思わずに、しっかりと必要だったのか、と考えてあげなければいけないと思った。そう、僕らは一つしかない地球という星に住んでいる仲間だからだ。

 おっとそろそろ本の続きを読もう

「なるほど…面白い」