自分のペットの観察や家族の話から発見したことを、自分の言葉で表現(ひょうげん)できています。とてもおもしろい視点(してん)です!

<<え2018/94pみ>>

総評(そうひょう)
 長文で学んだモグラの生活や動物の特徴(とくちょう)から、自分の飼っ(かっ)ている(ねこ)や犬の行動、さらに父から聞いたカラスの話などを通して、動物の個性(こせい)や人間の知恵(ちえ)について深く考えられた良い文章です。「人間は意志(いし)で道具を作ることができる」というテーマをしっかりと理解(りかい)し、それに対する自分の考えを体験や調べたことを交えて広げられています。

段落(だんらく)ごとの講評(こうひょう)
◆第一段落(いちだんらく)(要約)
 モグラの生活を丁寧(ていねい)に要約できています。数字や比喩(ひゆ)(重度労働)も効果(こうか)的に使われ、情報(じょうほう)正確(せいかく)に伝える力があります。常体(じょうたい)に直しておきましょう。

◆第二段落(だんらく)(体験)
 自分の飼っ(かっ)ている(ねこ)と犬についての観察が具体的で説得力があります。「まるで〜人だと思う」などの比喩(ひゆ)表現(ひょうげん)も使えていてすばらしいです。犬と(ねこ)比較(ひかく)から人間の道具づくりに話題をつなげている点も、論理(ろんり)的に展開(てんかい)できています。
(ねこ)の反対は犬、ではないかな。長所の反対は短所、弱点ですね。

◆第三段落(だんらく)(聞いた話)
 父から聞いたカラスの話を取り上げることで、さらに話題を広げています。「調べた話」「聞いた話」の活用がよくできています。

◆第四段落(だんらく)(まとめ)
 感想のまとめとして、人間と動物の違い(ちがい)を「個性(こせい)」「能力(のうりょく)」として整理し、テーマに合った着地ができています。わかったことをはっきりと書いていて、成長が感じられる締めくくり(しめくくり)です。

【特に優れ(すぐれ)ていた点】
(ねこ)と犬の観察に具体(せい)があり、実体験が生きている
・家族の話を取り入れて話題を広げている
・「まるで〜」のたとえが自然に使えている
・主題(人間と動物のちがい)に向けて文章が構成(こうせい)されている

【考えを深めるための質問(しつもん)
 動物たちが「道具を使う」ようになったら、世界はどう変わると思いますか? もしカラスが道具を作れたら……と想像(そうぞう)してみてください。
 


■思考語彙 22種 31個 (種類率71%) 82点
。たとえば,。だから,。なぜ,いうと,いるから,ざるば,しつければ,しょう,せるため,それに対して,たから,だから,と思う,なければ,ならざる,のため,のに対して,ません,を可能,意志によって,掘らざる,食べるから,

■知識語彙 36種 53個 (種類率68%) 62点
一番,一網打尽,人間,作物,便利,個性,労働,動物,単純,反対,器用,大量,巨大,弱点,意図,意志,支出,最小,植物,機械,猛獣,盲導犬,真犯人,知恵,祖先,移動,種類,能力,自分,苦手,警察,貧弱,道具,道路,重度,長所,

■表現語彙 104種 160個 (種類率65%) 75点
〇,お腹,かん,こと,ご飯,しっぽ,せるため,そう,そこ,それ,それぞれ,たくさん,たち,とき,どこ,なに,のため,はけ,ばい,びん,もの,を可能,エネルギー,カラス,キリン,シンボル,スマ,ゾウ,トンネル,ニュース,ノネズミ,ホ,ミミズ,モグラ,ライオン,一,一番,一網打尽,中,五,人,人間,体,作物,便利,個性,先,労働,動物,匹,単純,反対,器用,堀,大量,好き,巨大,弱点,意図,意志,手,支出,日,昔,最小,木の実,木の葉,根,植物,様々,機械,歯,殻,水,父,牙,犬,猛獣,猫,獣,畑,的,盲導犬,真犯人,知恵,祖先,私,移動,種類,能力,自分,舌,苦手,話,警察,貧弱,車,道具,道路,重度,長所,食べ物,首,鼻,

■経験語彙 31種 50個 (種類率62%) 66点
かじる,くれる,しつける,しまう,じれる,すく,せる,と思う,ぬれる,はじく,られる,わかる,作る,作れる,働く,入る,割れる,抑える,掘る,死ぬ,残す,殺す,知る,聞く,落とす,見つける,踏む,食う,食べる,飲む,飼う,

■総合点 73点

■均衡点 2点
 

動物の特徴
   小5 あきせゆ(akiseyu)  2025年5月3日

 昔の人は、モグラを畑の作物の根をかじる悪獣と思って殺しましたが、それはぬれぎぬ。真犯人は、かじるのがしょうばいのノネズミであって、モグラの貧弱な歯では、堅い植物の根などかじれるものではありません。でも、トンネル堀りは重度労働で、とてもお腹がすきます。だから、ミミズを食べなければなりません。それには、トンネルを掘らねばならず、とてもお腹がすいて・・・。だからモグラは一日に五〇匹もミミズを食べ、一日なにも食べないと死んでしまいます。ライオンの牙はけもの食いしょうばいのシンボルです。キリンの長い首はいかなる猛獣をも先に見つけてしまいます。ゾウの長い鼻は、巨大な体を移動させるために支出するエネルギーを最小に抑えて、大量の木の葉を一網打尽に食べることを可能にしています。人間の祖先が作った道具は、それがかりにきわめて単純なものであっても、やはり、人間が意図的に、人間の意志によって作ったものです。

 私は猫とその反対の犬の長所と弱点を知りたいと思う。まず猫の長所は、舌がとても器用だということだと思う。なぜかというと、私が飼っている猫は、ご飯の中に自分が苦手な食べ物が入っていたら、舌ではじいて、自分が好きな食べ物だけ残して食べるから舌は器用だと思う。まるで人間でいうがまん強い人だと思う。それに、水を飲むときは、舌にあるザラザラで水を器用に飲んでいるからだ。でも猫の弱点はしっぽだ。なぜかというと、そこが一番びんかんだからだそうだ。それに対して犬の長所は、しつければ人間のいうことを聞いてくれることだ。たとえば、警察犬や盲導犬が、しつけて人間のために働いている犬だ。それに対して人間は自分たちの知恵を作って、どこかに行くには、スマホを作ったことで昔よりは便利になった。

 父に聞いた話では、ニュースでカラスが堅い木の実の殻が割れなかったから、道路に落として車が踏んでくれたら、中の木の実が食べられるそうだ。

 私は動物にはたくさんの種類がいて、人間でいう個性様々で能力もそれぞれなのに対して、人間は自分たちの手で便利な機械を作れるということがわかった。