いちくん、こんにちは。提出(ていしゅつ)が早い、しかも高得点(とくてん)、一番です。
 よく耳にする「急がば回れ」が、平安時代の和歌からきているのは驚き(おどろき)ですね。お母さんと調べてくれたのですね。平安時代の貴族(きぞく)は、和歌がうまく読めることが出世するための大切なことでした。源俊頼(みなもとのとしより)は、和歌の名人と言われた人です。でも、自分の和歌が未来(みらい)標語(ひょうご)のようになるとは思わなかったでしょうね。
 通学時の安全を守ってくれたのも、ことわざの教えでした。いつの時代も通用しますね。
 好き(すき)なことわざでも、その威力(いりょく)を感じています。今のキャッチフレーズが、1000年先のことわざになるかもしれませんね。
<<え2007/172み>>


いちさん、作文を読ませていただきました。この作文で、多くの良い(よい)点が見られましたね。

まず、作文の中で「急がば回れ」ということわざを具体(てき)なエピソードに結びつけ(むすびつけ)説明(せつめい)している部分が素晴らしい(すばらしい)です。自分の体験(たいけん)を取り入れることで、読者にとっても理解(りかい)しやすく、感情(かんじょう)移入(いにゅう)しやすい文章になっています。また、お母さんと一緒(いっしょ)源俊頼(みなもとのとしより)について調べた話がとても良く(よく)書けています。その結果(けっか)、作文がより深く、教育(てき)内容(ないよう)になっていると感じました。

さらに、自分の好き(すき)なことわざ「塵も積もれ(つもれ)ば山となる」を日常(にちじょう)のバレーボール練習に結びつけ(むすびつけ)説明(せつめい)している点も見事です。日々の努力(どりょく)がいかに大切かを、自分の経験(けいけん)を通じて伝える(つたえる)ことができています。ことわざを使ったたとえがうまく使われていると思います。

最後(さいご)に、キャッチフレーズについても言及(げんきゅう)しており、言葉が持つ影響(えいきょう)力を自分の感じ方でしっかりと描写(びょうしゃ)しているのが印象(いんしょう)(てき)です。全体を通して、「ですます」の使い方が適切(てきせつ)で、自分の考えや説明(せつめい)明確(めいかく)述べ(のべ)られていました。

いちさんの作文は、自分の体験(たいけん)や感じたことが豊か(ゆたか)表現(ひょうげん)されており、読んでいてとても楽しいですね。これからも色々な体験(たいけん)を作文にして、多くの人と共有(きょうゆう)していってくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
-前に聞いた話がよく書けています
-ですますがよく書けています
-心の中で思ったことがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材(だいざい)◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:944字/400字
思考点:74点
知識(ちしき)点:58点
表現(ひょうげん)点:62点
総合(そうごう)点:69点
(新しい森リンで(かり)の点数を出しています)

 


■思考語彙 19種 22個 (種類率86%) 74点
、考える,。どうして,あるので,いいと,いうと,いるから,たかも,たとえると,たので,で思う,と思う,ません,やろう,急がば,焦らざる,積もれば,言葉によって,通るから,通ろう,

■知識語彙 30種 43個 (種類率70%) 58点
一番,一言,事故,交通,信介,内容,冷静,到達,和歌,天井,学校,守衛,平安,影響,感動,感謝,時代,時間,最初,最高,毎日,注意,源俊頼,確認,練習,自分,言葉,近道,遅刻,長文,

■表現語彙 75種 121個 (種類率62%) 62点
おかげ,お母さん,こと,ことわざ,さん,そう,そこ,それ,ところ,どれ,ほう,みたい,よう,アニメ,キャッチフレーズ,ジャンプ,ソファー,バレーボール,ヶ月,一,一番,一言,上,中,事故,交通,人,今,信介,僕,内容,冷静,到達,前,力,北,周り,和歌,回,塵,大好き,天井,好き,学校,守衛,家,山,平安,年,影響,心,感動,感謝,手,日,時,時代,時間,最初,最高,毎日,注意,源俊頼,点,確認,練習,自分,言葉,話,車,近道,遅刻,長文,隅,cm,

■経験語彙 36種 48個 (種類率75%) 73点
、考える,くれる,させる,しまう,しれる,たとえる,で思う,と思う,もつ,やる,られる,れる,乗る,作る,使う,出っ張る,出る,励む,回る,守る,怠る,急ぐ,残る,焦る,生きる,知る,積もる,繰り返す,計る,読む,調べる,通る,違う,降りる,頑張る,驚く,

■総合点 69点

■均衡点 3点
 

ことわざの影響力
   小4 いち(itiiti)  2025年5月3日

三文抜き書き

時間がかかって面倒でも、安全の道や確かな方法を選んだ方が、結局は得なことになります。ある歌の中で「急がば回れ」の言葉だけが広まっていき、ことわざとして今も残っています。急いでやろうとすれば早くやることばかりに気をとられて、一つ一つ確かめたり、ゆっくり考えたりしません。

 この話を読んで僕が一番驚いたことは、源俊頼が作った和歌の中で「急がば回れ」の言葉だけがことわざとして今も残っていることです。お母さんと調べてみたところ、この源俊頼は、およそ900年前の平安時代に生きていた人だと知り、そんなに前の人のことわざが今も使われていることに驚きでした。

 「急がば回れ」を自分の話にたとえると、ある日学校に遅刻しそうで、いつもと違う近道を通ろうとしたら、守衛さんに「近道は危ないよ!車がいっぱい通るから。」と注意されてしまったことがあります。もし守衛さんの注意がなかったら、急いでいて周りの確認を怠り、僕は交通事故にあっていたかもしれません。あの時守衛さんの注意の一言が僕を守ってくれたことに、感謝したいです。時間がない時ほど焦らず、冷静になったほうがいいと心の中で思いました。

 僕は好きなことわざがあります。それは「塵も積もれば山となる」です。どうして好きかというと、僕が大好きなバレーボールで使うジャンプの練習を今コツコツ頑張っているからです。ジャンプの練習内容は、最初ソファーの上にジャンプをして乗る降りるを10回繰り返します。次に僕の家には出っ張っている天井があるので、そこにジャンプをしてどれくらい手が出ているか計るのを毎日やっています。そのおかげで、一ヶ月で最高到達点が5cm高くなったので、これからも引き続きやろうと思いました。

 ことわざは、まるでアニメによく出るようなキャッチフレーズみたいだと思います。僕が好きなキャッチフレーズは、バレーボールのアニメの北信介が「毎日やんねん。ちゃんとやんねん。」という言葉です。この言葉を常に心に隅において練習に励んでいます。

 この長文を読んで、ことわざにしてもキャッチフレーズにしても、その言葉によって感動したり、考えさせられたり、言葉のもつ影響力はすごいなと思いました。