あけみおさん、今回の作文について講評させていただきます。

まず、あけみおさんが日本語の多様性と複雑性を理解し、それを文章としてうまく表現できている点が素晴らしいです。
特に、自分自身の経験や祖父の話を引用することで、文章に深みと具体性をもたせている点が印象的です。
前の話聞いた話がよく書けています。
また、ことわざ「百聞は一見に如か(しか)ず」を用いて、言葉を学ぶ上での体験の重要性を強調している部分も、非常に効果的だと感じます。
ことわざがよく書けています。
さらに、日本語と英語の比較(ひかく)を通じて、言葉の違い(ちがい)がどのようにコミュニケーションに影響(えいきょう)及ぼす(およぼす)かを考察している点も、論理的思考が感じられて良いです。

結びにおいては、自身の言葉への思いを述べつつ、始めに挙げた日本語の国際普及(ふきゅう)というテーマにも触れ(ふれ)ているため、文章の一貫(いっかん)性とまとまりが保たれています。
書き出しの結びがよく書けています。
一般(いっぱん)化の主題についても、「人間にとって言葉とは」という表現を使い、深い洞察(どうさつ)を示しています。
一般(いっぱん)化の主題がよく書けています。

全体を通じて、あけみおさんの言葉への深い理解と表現力が窺える作文でした。
これからもこのような感性を活かし、さらに多くの人に伝わる文章を書いていってください。

項目(こうもく)評価:
-前の話聞いた話がよく書けています
-ことわざがよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています
-一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
 

森リン評価 人間にとって言葉とは ha 05月3週 あけみお
字数/基準字数:
970字/600字
思考点:69点
知識点:76点
表現点:72点
経験点:64点
総合点:76点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:81点
知識点:88点
表現点:85点
経験点:75点
総合点:82点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙17種22個77%69点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙56種89個63%76点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙97種146個66%72点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙30種49個61%64点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
970字
 69点
 76点
 72点
 64点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 17種 22個 (種類率77%) 69点
、つまり,。だから,。例えば,いると,そのため,それに対して,と思う,ないため,ないと,なければ,を考える,人によって,人間にとって,土地によって,如かざる,民族によって,答えれば,

■知識語彙 56種 89個 (種類率63%) 76点
一瞬,一見,下町,中学,九州,事業,人間,今日,先程,内輪,区別,単純,友達,否定,喧嘩,国家,国際,土地,外国,大切,子供,家事,年生,度目,必要,意味,方言,日本,日本語,普及,東京,東北,植木,民族,物事,状態,理解,百聞,真剣,知識,研究,確実,祖父,筆者,経験,肯定,自分,英語,表現,言葉,言語,説明,課題,返事,部族,関西,

■表現語彙 97種 146個 (種類率66%) 72点
あいまい,いま,いろいろ,お金,がわり,こと,これ,さ,しらが,そう,そのため,それ,つもり,ないため,みたい,めちゃくちゃ,もの,よう,ら,コーヒー,トラブル,一,一つ,一瞬,一見,下町,中学,九州,事業,人,人間,今日,他,何,先程,内輪,勘違い,区別,十,単純,友達,否定,喧嘩,国家,国際,土地,外国,大切,子供,家,家事,屋,年,年生,度,度目,庭,必要,意味,方,方言,日本,日本語,普及,東京,東北,枝,植木,民族,物事,状態,理解,百聞,的,真剣,知識,研究,確実,祖父,私,筆者,経験,肯定,自分,色々,英語,表現,言葉,言語,話,説明,課題,買い物,返事,部族,関西,頃,

■経験語彙 30種 49個 (種類率61%) 64点
かける,しまう,と思う,ひる,やる,れる,を考える,付け足す,伸びる,住む,使う,入れる,出る,刈り込む,取り組む,如く,学ぶ,帰る,感じる,戸惑う,捉える,異なる,積み重ねる,答える,聞く,表す,述べる,遊ぶ,遊べる,高める,

■総合点 76点

■均衡点 6点
 

人間にとって言葉とは
   中2 あけみお(akemio)  2025年5月3日

 日本語は、いままで日本民族によってしか使われたことのない内輪の言語、つまり部族言語だ。日本語は、外国人によって学ばれ、使われた経験がないために、植木屋を十年も入れなかった庭みたいでめちゃくちゃに枝が伸びているという状態だ。日本は、これからどうやって日本語を刈り込んでいったら国際普及の日本語になるかということを考えなければならない。そして、これは国家的な事業として相当大きな研究課題としてお金をかけ真剣に取り組まないと、どうにもならないと思う、と筆者は述べている。

 私が中学一年生の頃の話だ。友達に「今日遊ばない?」と聞かれた。私は帰ったら、家の家事をして買い物に行くつもりだった。だから、遊べないという意味で「うん」と答えた。そうしたら、友達は遊べるの「うん」と勘違いしてしまった。それで喧嘩をしてしまい、その友達とはしばらく話をしないという大きなトラブルになってしまった。その経験で日本語は同じ言葉でも色々な捉え方があって難しいと感じた。

 また、言葉の難しさを感じた話がもう一つある。祖父は子供の頃、東京の下町に住んでいたそうだ。祖父と話をしているとおもしろい言葉がわりと出てくる。中でも下町の言葉は「ひ」と「し」の区別があいまいなようだ。例えば、「コーヒー」を「コーシー」、「ひらがな」を「しらがな」と言ったりしていて一瞬戸惑ってしまう。他にも東北や関西や九州などその土地によって方言がある。日本語は難しくておもしろいなと思った。

 日本語は同じ言葉でも人によって捉え方が異なる。例えば、先程の「うん」という返事は、肯定になったり否定になったりする。そのため、言葉を付け足して「遊べるよ」「遊べないよ」と説明をすることが必要だ。それに対して英語では、肯定なら「Yes」、否定なら「No」と答えればよいので単純だ。これから日本は、国際普及の日本語にした方がいいと思う。「百聞は一見に如かず」という言葉があるように何度聞くよりも一度目で見たり経験したりする方が物事を理解するのに確実である。人間にとって言葉とは、自分でいろいろな経験を積み重ねて、知識を高めていくことで自分を表現していくものだ。だから、知識を高めていろいろな言葉で自分を表していきたい。これからも大切に言葉を使っていきたい。