日本語についての考察に、実体験や家族の話をしっかりとつなげられています。大人顔負けの視点(してん)です!

<<え2016/64pみ>>

【総評】
 「日本語はどんな言語か」「なぜ難しい(むずかしい)のか」「どう広まっていくべきか」といった問いを自分なりに深く考え、体験や家族の話を生かして多面的に考察しています。「国際普及(ふきゅう)」と「文化の大切さ」を両立させて語ろうとしている姿勢(しせい)も見事です。小学生として非常に高いレベルで、日本語というテーマに真正面から向き合えていました。

段落(だんらく)ごとの講評】
◆第一段落(いちだんらく)(要約)
 難しい(むずかしい)テーマを要約し、核心(かくしん)部分をおさえて書けています。「日本語を刈り込む(かりこむ)」という表現も的確に使えていて、長文をしっかり理解できている証です。

◆第二段落(だんらく)(体験・観察)
 敬語(けいご)についての説明が丁寧(ていねい)で、そこから渋谷(しぶや)駅での体験に自然につなげられていて、構成のうまさが光ります。外国人と日本人のやり取りを観察して、自分の問題意識(言語の(かべ))をしっかり持っているのがすばらしいです。

◆第三段落(だんらく)(家族の話)
 方言について、実例をまじえて分かりやすく書けています。お母さんの体験を聞いたことから「標準語も必要だが方言も大事」と考えを深めていて、主題とズレることなく話題を広げられています。

◆第四段落(だんらく)(まとめ)
 「人間にとって言葉とは……」という大きな視点(してん)締めくくり(しめくくり)、「整備と文化の尊重(そんちょう)」の両立を訴える(うったえる)構成に説得力があります。「いずれにしても~努力していくべき課題」という言葉にも、問題意識と前向きな意志がこめられています。

【特に優れ(すぐれ)ていた点】
・実体験(駅での迷子の外国人)を主題につなげる構成力
敬語(けいご)や方言といった身近な要素から大きな主題を論じる(ろんじる)
・「日本語と文化の共存(きょうぞん)」に対するバランス感覚のある意見

【考えを深めるための質問】
 日本語がもっと世界に広がるとしたら、どんな日本語を「世界に伝えたい」と思いますか? あながた選ぶ“未来の日本語”とはどんなものですか?
 


■思考語彙 18種 26個 (種類率69%) 72点
。しかし,。だから,。例えば,いくべき,いこう,たから,たため,たらしい,と思う,ないため,ないと,なければ,を考える,乗り換えれば,人間にとって,地域によって,民族によって,目によって,

■知識語彙 52種 100個 (種類率52%) 73点
丁寧,世界,交通,人工,人間,仕事,会議,先生,努力,国際,地元,地域,外側,外国,大切,大変,失礼,定着,尊敬,弘前,感情,手段,敬語,整備,文化,新宿,方言,日本,日本人,日本語,普及,東京,様子,標準,民族,津軽,渋谷,独自,理由,福島,自分,英語,視線,言葉,言語,課題,謙譲,講習,質問,部族,障害,青森,

■表現語彙 95種 176個 (種類率54%) 71点
いずれ,お父さん,こと,これ,そう,それ,たため,とき,ども,ないため,もの,よう,わけ,コミュニケーション,ゴールデンウィーク,フランス語,丁寧,世界,中,二,交通,人,人工,人間,今,仕事,会議,何,使い方,便,先生,内,刈,努力,国際,地元,地域,外,外側,外国,多く,大切,大変,失礼,定着,尊敬,市,弁,弘前,感情,手段,敬語,整備,文化,新宿,方,方言,日本,日本人,日本語,昔,時,普及,東京,様子,標準,母,民族,津軽,渋谷,独自,理由,的,目,県,福島,私,自分,英語,視線,言葉,言語,語,誰,課題,謙譲,講習,質問,込,道,部族,重,障害,青森,駅,

■経験語彙 34種 52個 (種類率65%) 70点
かかる,しまう,たどり着く,できる,とれる,と思う,のりかえる,れる,わかる,を考える,下げる,乗り換える,伝える,使いこなす,使う,分かる,刈り込む,困る,学ぶ,守る,広まる,教える,残る,流行る,用いる,聞く,表す,覚える,訪れる,話す,話せる,迷う,通る,間違える,

■総合点 80点

■均衡点 9点
 

日本語の国際化
   小6 あきあぬ(akianu)  2025年5月2日

 日本語は、今まで日本民族によってしか使われたことのない、部族言語だ。外の視線からの刈込がはなはだしいのが英語であり、日本語は、外側の目というのは全くなかった。外国人がフランス語を学ぶのが易しい理由は、人工的に整備されたからであり、日本語には、それがない。そして、外国人に日本語はこれですよと教える時には大きな障害になるわけだ。日本語を刈り込んでいったら、国際普及の日本語になるかということを考えなければならない。

 日本語は、特に敬語がややこしいと思う。例えば、先生には尊敬語、自分を下げる時には、謙譲語、丁寧な時に使うのは、丁寧語を用いる。使い方を間違えたり、二重敬語を使ったりしてしまっても、失礼である。そんな難しい日本語を覚えて使いこなすのは、大変だそうだ。私は、ゴールデンウィーク講習で、新宿に行くときに、お父さんと渋谷駅でのりかえをした。渋谷駅は、とても広く、人も多い。だから、どの道を通って乗り換えればいいのか少し迷ってしまったが、何とか、新宿までたどり着くことができた。渋谷駅内には、多くの外国人が訪れていた。その中には、駅で迷った人がいたらしく、日本人の通りかかった人に聞いていた。しかし、日本人の方は、英語が話せなかったらしく、ゆっくり日本語を話していたが、外国人は、日本語が分からないためか、英語で、何ども質問をしていた。日本語が世界に広まるか、日本人が英語を話せるようにならないと、コミュニケーションがとれなくなり、困ると思った。

 方言は、昔の日本が交通の便が悪かったため、その地域では流行っていた言葉が定着してできたものだ。例えば、青森県の弘前市は、津軽弁が残っていて、独自の文化があった。独自の文化は、大切である。だけど、もし、東京などに行くときは、標準語も覚えなければならないなと思った。私の母は、仕事で度々福島へ行くことがあったが、地元の方と会議で話すときに何を言っているかわからないことがたまにあるそうだ。小さな日本にも、地域によって独自の言葉があることが分かった。そして、「方言」も大切にしていこうと思う。

 言葉は、感情や様子を表すものであり、その地域の言葉は文化であり大切である。人間にとって言葉とは、誰もが分かりやすく、自分が伝えたいことを多くの人に伝える手段だ。だから、日本語が外側の目によって、整備されることは悪いことではないが、日本独自の文化も守っていってほしい。いずれにしても、日本語が世界に普及するのはよいことであり、努力していくべき課題だと思う。