あけやのさん、今回の作文は言語の変遷(へんせん)とその文化的側面について非常に興味深い視点(してん)で書かれていましたね。まず、日本語の特性と敬語(けいご)の使用についての比較(ひかく)がとても詳しく(くわしく)、具体的な例を交えて説明されている点が素晴らしいです。また、クラス内での独自の言葉の使用例を挙げることで、言語がどのようにしてコミュニティ内で意味を持ち、また変化していくのかを実感できる内容になっています。

特に、給食のじゃんけんにまつわるエピソードは、言葉がどのようにしてその場限りのコミュニケーションツールとして機能するかをよく示していて、読んでいて引き込ま(ひきこま)れました。このエピソードを通じて、言葉が持つ「排他(はいた)性」と「絆を深める力」の両面がうまく表現されていると感じます。

さらに、母親から聞いた敬語(けいご)の使用に関する話や、アメリカのメール文との比較(ひかく)からは、文化間のコミュニケーションの違い(ちがい)を学ぶことができ、多角的な視点(してん)から言語を考察しています。最終段落(だんらく)での「人間にとって言語とは...」という一般(いっぱん)化の主題も、作文全体のまとめとして効果的でした。

総じて、言葉に対する深い理解と、それを様々な角度から考察する試みがうまく表されている作文です。これからもこのような多面的な視点(してん)で物事を捉え(とらえ)、表現していってください。

---項目(こうもく)評価---
-たとえがうまく使われています
-前に聞いた話がよく書けています
-一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
 

森リン評価 日本語は今まで(清書) ha 05月4週 あけやの
字数/基準字数:
1196字/600字
思考点:72点
知識点:76点
表現点:77点
経験点:63点
総合点:76点
均衡点:4点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:72点
知識点:76点
表現点:77点
経験点:63点
総合点:72点
均衡点:4点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙18種23個78%72点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙56種89個63%76点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙108種191個57%77点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙29種56個52%63点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1196字
 72点
 76点
 77点
 63点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 18種 23個 (種類率78%) 72点
、きっと,、つまり,。だから,。一方,いこう,だから,だろう,と思う,ないため,なければ,みると,人によって,人間にとって,強まるかも,思うらしい,民族によって,言うから,言うと,

■知識語彙 56種 89個 (種類率63%) 76点
上司,不動産,予約,人工,人間,今回,仲間,会社,体験,依頼,先生,内容,内輪,加味,動画,参加,外国,大変,希望,年生,弊社,後期,必要,意味,指定,改良,敬語,整理,日時,日本,日本語,暗号,株式会社,横浜,母語,比較,民族,注意,物件,特徴,状態,理解,種類,簡潔,経験,給食,自分,自身,西洋,視点,言葉,言語,説明,連絡,部族,長文,

■表現語彙 108種 191個 (種類率57%) 77点
〇,お世話,かわり,こと,これ,そう,それ,たくさん,たち,たび,とき,ないため,まま,みんな,めちゃくちゃ,もの,よう,ん,アメリカ,クラス,メール,上司,不動産,中,予約,五,人,人工,人間,今,今回,他,仲間,会社,体験,何,依頼,先生,内,内容,内輪,加味,動画,勢い,十,参加,回,外,外国,多く,大変,希望,年,年生,店,弊社,後期,必要,意味,手入れ,指定,改良,敬語,数,整理,日,日時,日本,日本語,時,暗号,株式会社,様,横浜,母,母語,比較,民族,気持ち,注意,物件,特徴,状態,理解,申し込み,百,的,私,種類,簡潔,絆,経験,給食,自分,自身,芽生え,西洋,見え,視点,言葉,言語,説明,連絡,部族,重,長文,t,the,

■経験語彙 29種 56個 (種類率52%) 63点
いただく,おとろえる,おる,かんじる,くれる,ござる,しまう,しれる,できる,と思う,れる,わかる,上がる,使う,出る,分かる,分かれる,加える,勝つ,向ける,埋まる,変える,変わる,学ぶ,強まる,断る,聞く,調べる,起こる,

■総合点 76点

■均衡点 4点
 

日本語は今まで(清書)
   小6 あけやの(akeyano)  2025年5月4日

 日本語は今まで日本民族によってしか使われたことのない内輪の言語、つまり部族言語だ。私たちの母語である日本語は、徐々に外の視点を加味して整理される芽生えが出てきている。もし外国人が日本語を学ぶ勢いがこのまま五十年、百年とおとろえなければ、日本語も大きく変わると思う。日本語は、外国人によって学ばれ、使われた経験がないために、めちゃくちゃになっているという状態だが、多くの西洋の言語は、人工的な手入れがされている。

 私は、仲間内でしかわからない言葉を体験したことがある。それは5年生のときにクラス内で、できた言葉だ。先生が給食のときに、

「44で22ね。」

と言う。これは給食のおかわりじゃんけんの時に使う言葉だ。どのような意味かと言うと、4人と4人で分かれて勝った人、2人が上がってくるようにすると言う内容だ。私はこのじゃんけんに参加したことがない。だから、この言葉を何回も聞いているのに、意味がやっとわかったのは後期からだった。仲間でもわからない人がいるのだから、きっと他のクラスの人たちは何かの暗号かと思うだろう。今の6年生のクラスでは、じゃんけんのときには

「4人と4人で分かれて、その中で2人、勝った人が上がってきてね。」

と、ちゃんと分かりやすいように言ってくれる。仲間内の言語は、他の人には分かりにくいが、仲間でしか分からないことで、絆が強まるかもしれない。

 母は、日本語は敬語の種類が多いと思うらしい。それがよくわかるのが上司へ向けたメールだ。アメリカと日本のメールを比較した動画を見た。するとアメリカでは6日の予約申し込みを断るメールは、「Hi Mr. Sumith will the 8th de okay for you?We‘re actually full on the 6th. Yours sincerely, ◯◯」だった。一方、日本は、「◯◯様お世話になっております。株式会社〇〇不動産横浜店の〇〇です。このたびは数ある不動産会社の中から弊社にご連絡いただき、誠にありがとうございます。今回ご希望いただいた物件の内見についてですが、ご指定の日時はすでに予約が埋まってしまっており、せっかくのご依頼にございますが…………」というようなかんじだ。このように、アメリカは短く簡潔なのが特徴で、日本は長文で敬語がたくさん使われていることが特徴だ。調べてみると、日本は長くて大変なのに加え、「お見えになられる」のような2重敬語に注意が必要だと言うから大変だ。日本語はまだまだ改良が必要そうだ。

 人間にとって言葉とは、自分の気持ちや、自身に起こっていることを説明するものだ。だからみんなが理解できるように変えていかなければならない。これからは、簡潔でわかりやすい言葉をできるだけ使っていこうと思う。