<<え2019/151jみ>>
 「人間とロボットとは違う(ちがう)」というのは、自分らしいいい意見だね。
 その具体的な実例としてヨドバシカメラの話を入れているのはいい。
 将来(しょうらい)は、感情(かんじょう)のこもった対応(たいおう)をするようになると思うけど。

 お母さんに聞いた話と、お父さんに聞いた話で、考えがとても深くなっている。
 こういう話をすると、自分の考えも深まるね。

◇感想文課題のときは、書き出しの工夫と結びの工夫はしなくてもいいですよ。

あえひのさん、作文の内容(ないよう)非常(ひじょう)に面白く、個人(こじん)的な見解(けんかい)と共に科学的な内容(ないよう)がしっかりと織り(おり)交ぜられていて、読み応え(よみごたえ)のあるものでした。
特に、人間とロボットの違い(ちがい)について、ご自身の考えだけでなく、お母様やお父様から聞いた話が加わることで、文章がより深く、多角的な視点(してん)で書かれています。前の話聞いた話がよく書けています。
また、自分自身の体験や感情(かんじょう)を文章に織り(おり)交ぜることで、読者に対してより強い共感を呼び起こす(よびおこす)効果(こうか)がありました。たとえば、挨拶(あいさつ)ロボットの話は、具体的な例として非常(ひじょう)効果(こうか)的です。
ことわざや専門(せんもん)的な用語を使うことなく、自分の言葉でしっかりと意見を述べる(のべる)ことができている点も素晴らしい(すばらしい)です。
最後に、「おっとそろそろ本の続きを読もう」という結びの言葉は、軽妙(けいみょう)ながらも読者に次への行動を促す(うながす)良い締めくくり(しめくくり)となっていました。書き出しの結びがよく書けています。
この作文からは、あえひのさんが持つ豊か(ゆたか)感性(かんせい)と、物事を深く考える力が感じられます。これからもその感性(かんせい)を大切に、さまざまなテーマに挑戦(ちょうせん)してみてください。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-前の話聞いた話がよく書けています。
-書き出しの結びがよく書けています。

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:1800字/500字
思考点:85点
知識(ちしき)点:65点
表現(ひょうげん)点:68点
経験(けいけん)点:66点
総合(そうごう)点:73点
均衡(きんこう)点:2点

 


■思考語彙 23種 31個 (種類率74%) 85点
、つまり,。だからこそ,。一方,。例えば,「確か,あるので,あれば,そう思う,それこそ,それに対して,と思う,ないので,なければ,なので,やすいので,を考える,ロボットにとって,乾くと,働けるから,合わせると,稼げるかも,言うと,読もう,

■知識語彙 40種 61個 (種類率66%) 65点
世界,人間,以上,修理,個性,充電,共存,内容,切磋琢磨,労働,夜勤,大人,大切,完璧,対価,必要,怪我,意見,教科書,時間,暗記,治癒,流入,病院,白血球,空気,簡単,納得,自分,自己,血小板,血栓,血管,解決,記憶,警備,赤血球,身体,適材適所,電池,

■表現語彙 88種 159個 (種類率55%) 68点
「確か,うち,かさぶた,こと,ご飯,さ,さん,そう,そこ,それ,それぞれ,ところ,みたい,みんな,もの,よう,エネルギー,タン,ネバネバ,ロボット,一,三,世界,中,九,二,人,人任せ,人間,以上,何,修理,個性,倍,傷,僕,充電,共存,内容,切磋琢磨,力,労働,十,員,四,夜,夜勤,大人,大切,好き,完璧,対価,式,必要,怪我,意見,所,教科書,日,時間,暗記,本,母,治癒,流入,父,疲れ,病院,白血球,知らず,空気,簡単,納得,続き,膝,自分,自己,血小板,血栓,血管,解決,記憶,警備,赤血球,身体,違い,適材適所,電池,

■経験語彙 31種 52個 (種類率60%) 66点
くっつく,しまう,しれる,そう思う,できる,と思う,もらう,れる,を考える,乾く,作る,借りる,備わる,働く,働ける,入れる,分かる,動く,受け入れる,合わせる,寝る,忘れる,感じる,治る,疲れる,稼ぐ,稼げる,聞く,読む,違う,食べる,

■総合点 73点

■均衡点 2点
 

Artificial Intelligence(清書)
   小5 あえひの(aehino)  2025年5月4日

 「確かに」

さて、人間を科学的に知ろうとすると、えてして人間を、機械のように考えようとする傾向があります。また、脳とコンピューターを同じに考える人には、今のコンピューターは、脳の代わりを完全に努めることはできないまでも、ある面では、脳よりも優れているように見えます。しかし、人間は機械と同じようなものなのでしょうか。機械ならば、人間とは違い、いつもと同じような行動をする方が良いということです。

これは僕の持論ですが、ロボットには感情がありません。もちろんAIにもありません。つまり、ロボットは存在しているだけであり、聞かれたことを回答し、プログラムしたことを実行する。ただそれだけなのです。あなたは、そんな生活どうですか。僕は嫌です。楽しくもなく、喜びもなく、時に悲しいこともない。僕は、僕は感情があってこその人間だと思っています。なので、もし僕から感情が消えたら、あまり存在する意味はないと思う。僕は、感情のない人生を過ごしたくない。きっと皆さんもそうだと思います。なので、やはり人間とロボットは違います。

その根拠は、例えば僕はこの前、近所のヨドバシカメラの前で、挨拶ロボットを見ました。その挨拶ロボットは、挨拶はするけれど、感情がこもっていませんでした。それ故、棒読み口調になってしまう。その挨拶をされても僕はあまり嬉しくはない。でも僕は挨拶ロボットが欲しいです。理由は、単純に遊び相手が欲しいからです。ちなみにAIとは何の略か知っていますか。AIは、人工知能を英語にしたものが、Artificial Intelligenceと言って、Artificialが、人工で、Intelligenceが、知能という意味だそうだ。その略がAIというらしい。

 母に人間とロボットの違いを聞いてみると、ロボットは故障したら人が修理しなければいけないけれど、人間には「自己治癒力」が備わっていて、自分の身体の力で解決ができることがあると言っていた。それを聞いて、僕はとても納得した。なぜなら、僕も怪我をして膝に傷ができることが良くあるが、かさぶたができて、何もしていなくても治ってしまう。人間の血管の中には、血小板がいて、血栓というネバネバしたものを作り、そこに赤血球や白血球がくっついて空気が流入しないようになり、乾く。それが乾くとかさぶたになるそうだ。一方、ロボットは人に修理をしてもらわなければならないので、簡単に言うと、人任せだと思った。でもロボットにも良い所がある。例えば、ロボットは完璧に教科書の内容を暗記できるけど、人間は忘れてしまったりもする。その記憶力は欲しいと思ったことはあるけど、それこそ人の力を借りているようなことだと思う。なので、僕はロボットやAIのような記憶力は欲しくない。

 父は、ロボットは寝なくても電池を入れるだけでエネルギーができる、というところが人間と違うと言っていた。電池があれば、人間より長い時間働けるから、つまり人間よりも稼げるということだ。大人は一日のうち、九時間から十二時間ほど働いている。それに対してロボットは二十四時間働けるから、人間の倍、またはそれ以上労働をしてその対価として稼ぐことができる。しかも夜勤は高いと聞いたことがある。病院や警備員さんなどは夜働く必要があるので、もしかしたら三倍は稼げるかもしれない。父は自分も充電で動くことができたらいいのに、と言っていた。僕もそう思うけれど、ご飯を食べることや、寝ることは好きなので、電池式じゃなくてもいいなと思った。母は疲れやすいので、電池で満タンにしたいと言っていた。僕は疲れ知らずなので、まるでロボットみたいだと母に言われた。

自分の意見を考えたり、母の意見を聞いたりして分かったのは、人間には人間の良さがあるし、ロボットまたはAIにも、ロボットまたはAIの良さがある。ロボットと人間は切磋琢磨しているが、それはそれぞれ違うことで、人の個性があるように力を合わせるともっといい世界になると思った。だからこそ、人間と、ロボット、AIは、みんな違ってそれでいいと思う。その違いを受け入れて、適材適所で共存していくことが人間とロボットにとって大切だと感じた。

 おっとそろそろ本の続きを読もう。

「確かに」