熱く生きていこう
中3 あうさの(ausano)
2025年5月4日
「必要」には主に二通りの表現の仕方がある。ニーズとウォントである。この二つの言葉の意味はかなり違うのだ。ニーズは理性による判断から生まれた「必要」ウォントは場合によってはたまらなく爆発したくなるような情念から生まれた「必要」だ。飛躍の原動力はニーズではなく、ウォントだと私は考えるのだ。
私は「必要だからする」というのではなく、「したいからする」という内なる熱い動機を大切にしていきたい。
そのための方法としては第一にたくさんのことに向き合うことだ。
私の学校では毎年9月に生徒会執行部の人たちが決まるという決まりになっている。会長が議長、委員長や副委員長を決めていくことになっていて、中2の人には、委員長や副委員長になりたいかという希望用紙が配られる。私はそこに、緑化委員長になりたいと書いていた。しかし、なぜか私は図書副委員長に任命された。一度も経験がない図書委員を果たして私に任せても良いのかと思ったが、同じく図書委員初挑戦の委員長と話し合いながら、するべき事を進めていった。最初はどうしても初めてのことばかりで、うまくいかないこともあったが、最近はどうしたら来客数を増やせるのかなどを考えながら、余裕を持って進めていくことができている。最初は必要だからしていたと思うが、今は、したいから自分の仕事をこなすようになった。図書委員会に向き合わなかったらこのような変化はなかっただろう。
また、第二の方法としては小さな「好き」を無視しないことだ。
さかなクンはその代表的な例だ。彼は勉強が特別得意だったわけではないが、魚が好きで毎日のようにスケッチを描き、図鑑を読み、自分で調べて知識を深めていった。誰かにやれと言われたわけではなく、自分がやりたいと思ったから続けていた。その積み重ねが認められ、今では大学で教える立場になっている。こうした生き方を見ると、やらされることよりも、自分からやりたいと思って動くことの方が大きな力になるのだと感じた。うまくいかなくても、夢中になれることは続けたくなるし、学ぶことそのものが楽しくなる。小さな「好き」を見逃さず、大事に育てていくことが、自分らしい道につながるのではないかと思う。これからは他人と比べるのではなく、自分の中にある「やってみたい」という気持ちを信じて行動していきたい。
確かにどんな時も冷静であることはとても大切なことだと思う。しかし、「情熱なしに成し遂げられた偉大なことなど、今までにひとつもない。」という名言があるように、一度の人生を一生懸命に熱く生きていきたいと私は思った。今年の9月までに「静かな自習室を作る」という私の要望を実現させる事を目標に私は今この瞬間も計画を練っている。