あえたしさん、作文の提出(ていしゅつ)ありがとうございます。今回の作文では、人間と動物の体の特徴(とくちょう)を通じて、道具や技術(ぎじゅつ)の進化について考えるというテーマを扱っ(あつかっ)ており、非常(ひじょう)興味深い(きょうみぶかい)内容(ないよう)でした。

まず、モグラやアウストラロピテクス「ルーシー」の例を引用して、生物の体の特徴(とくちょう)がどのようにその生活に適応(てきおう)しているかを説明している部分が良くできています。これにより、読者は自然界の生物と人間との関連(せい)理解(りかい)しやすくなっています。

また、自身の経験(けいけん)を交えて、シャープペンの進化について説明している点も素晴らしい(すばらしい)です。具体的な例を挙げることで、テクノロジーの進歩がどのように日常(にちじょう)生活に役立っているのかが明確(めいかく)に伝わります。特に、「フレフレシャープペン」についての体験は、技術(ぎじゅつ)の進化がどのように個人(こじん)の問題を解決(かいけつ)するかを具体的に示し(しめし)ており、とても説得力があります。

さらに、バイオミミクリーの技術(ぎじゅつ)についての段落(だんらく)も、科学的な現象(げんしょう)をわかりやすく説明しており、読者に知識(ちしき)提供(ていきょう)するとともに、科学への関心を深める効果(こうか)があります。この部分では、自然界の生物が持つ解決(かいけつ)(さく)から学び、それを応用(おうよう)する人間の知恵(ちえ)がうまく表現(ひょうげん)されています。

全体を通して、生物と人間の関連を深く掘り下げ(ほりさげ)、科学と日常(にちじょう)生活の接点(せってん)を見つけ出す試みが見受けられ、読み応え(よみごたえ)のある作文でした。次回もぜひ、このようなユニークな視点(してん)で作文を書いてくださいね。

#項目(こうもく)評価(ひょうか)
-たとえがうまく使われています
-前の話聞いた話がよく書けています
-ことわざがよく書けています
-わかったことがよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 人間の手 na 05月4週 あえたし
字数/基準字数:
1132字/500字
思考点:62点
知識点:68点
表現点:72点
経験点:71点
総合点:74点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:65点
知識点:71点
表現点:76点
経験点:74点
総合点:72点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙14種17個82%62点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙44種65個68%68点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙98種151個65%72点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙35種49個71%71点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1132字
 62点
 68点
 72点
 71点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 14種 17個 (種類率82%) 62点
nなぜ,。だから,。なぜ,あろう,いるから,おそれざる,たので,と考える,なければ,のかも,出るので,意志によって,押すと,生物こそ,

■知識語彙 44種 65個 (種類率68%) 68点
一番,人間,人類,便利,先生,努力,効率,博物館,原子,困難,地球,多様,失敗,学年,実験,対応,意図,意志,技術,投資,挑戦,文房具,時間,最古,最近,材料,構造,注意,熱心,生活,生物,発見,目的,知性,祖先,簡単,自分,自然,行動,解決,象徴,退化,道具,集中,

■表現語彙 98種 151個 (種類率65%) 72点
いろいろ,えんぴつ,かま,こと,さ,しっぽ,せい,そこ,それ,たち,とき,ぼく,まね,もの,よう,アーム,カエル,カチカチ,カマキリ,シャープ,ショベルカー,ダイビング,チンパンジー,テスト,ヒレ,フィン,ペン,ボタン,ルーシー,レベル,一番,上,中,二,人,人間,人類,仕組み,便利,先生,力,努力,効率,博物館,原子,困難,地球,多様,失敗,字,学年,実験,対応,屋,後ろ,意図,意志,手,技術,投資,挑戦,文房具,昔,時,時間,最古,最近,木,本,材料,棒,構造,横,注意,熱心,生活,生物,発見,的,目的,知性,祖先,私,答え,簡単,自ら,自分,自然,芯,行動,解決,象徴,足,退化,道具,鎌,集中,頭,

■経験語彙 35種 49個 (種類率71%) 71点
あらわす,おそれる,かかる,くださる,しれる,せる,だす,つくりだす,できる,でる,とがる,と考える,はく,ふる,れる,作りだす,作り出す,作る,使いこなせる,使う,出す,出る,出会う,削る,役に立つ,押す,持つ,書ける,歩く,比べる,生み出す,知る,繰り返す,見える,買う,

■総合点 74点

■均衡点 6点
 

人間の手
   小5 あえたし(aetasi)  2025年5月4日

人間の手

モグラは食虫類に属し、からだのしくみは原始的だが、前足だけ特別に発達している。そのため、すばやく穴を掘ることができ、えさであるミミズをたくさん食べることができる。

哺乳類のからだにもその生活を象徴しているしくみがそなわっている。人間の生活を象徴するものは手であり、いろいろな目的に対応した多様な道具をつくりだしたのである。人間の祖先が作った道具は人間が意図的に人間の意志によって作ったものである。

博物館に行ったとき、人類最古の祖先アウストラロピテクスの「ルーシー」に出会った。横にチンパンジーがいたので比べてみた。ルーシーはもっと賢いように見える。なぜなら頭が大きく、二本足で歩き、しっぽは退化し、手にはとがった木の棒を持っていた。ぼくは、こんな昔から道具を使いこなせる生物こそが地球上で一番強くてかしこいのかもしれないと考えた。

低学年のとき、ぼくはえんぴつを使っていた。でも、えんぴつはすぐに丸くなり細かい字が書けなくなる。そこで削らなければならないが、削るには時間がかかる。しかもそのせいで集中できない。そこでシャープペンを買った。シャープペンはいつも細くて丸くならないが、芯をださなければ書けない。シャープペンの後ろのボタンを「カチッ」と押すと芯がでる仕組みだ。テストのとき、シャープペンをカチカチいわせ芯を出していたら、先生に「集中してください」と注意された。

そして最近、文房具屋で「フレフレシャープペン」を発見した。フレフレシャープペンはペンをふるだけで芯が出るので便利、やっと集中できるようになった。人が困難を発見し、道具を生み出して解決することは、人類の熱心さと知性をあらわしている。

ショベルカーのアームはカマキリの鎌(かま)をまねして作られたのを知っていますか。またダイビングの時にはくフィン(足ヒレ)はカエルのヒレをまねして作られているのだ。このような構造はバイオミミクリーという。バイオミミクリーの技術は私たちの生活の中でよく使われている。

なぜ人間は生物たちをまねしてバイオミミクリーというものを作りだしたのであろうか。

それは生物は自然の中でいつも一番正しい答えを持っているからではないか。生物たちは一番効率がよく材料も少なく、最も役に立つ簡単な答えを知っている。だから原子レベルでこのような行動をしているすごい生物もいる。

しかし、人間は自らの手で作り出し挑戦し、失敗をおそれず実験や投資を繰り返して作らなければ、このようなすごい構造も自分のものにはならない。

人間はただ賢いだけでなく、努力をする力もあるのだと考えた。