ウォントから始まる一歩
中3 かののん(kanonon)
2025年5月3日
「必要」は、英語で主にニーズとウォントの二通りの表現の仕方がある。しかし、同じように「必要」と訳されながら、この二つの言葉の実際の意味は、かなり違うのだ。ニーズは、理性による判断から生まれた「必要」、ウォントは現在の自分の中にある何かとてもいたたまれないような場合によってはたまらなく爆発したくなるような情念から生まれた「必要」という具合に解釈してもいいだろう。飛躍の原動力はニーズではなく、ウォントなのではないだろうか。私は、「必要だからする」のではなく、「したいからする」という、自分自身の感情や考え方を大切にする生き方をしたい。
そのための方法としては第一に、目標を設定し、その目標を達成するという強い信念を持ち続けることだ。私は、「目標を設定する」ということが苦手だ。まずテスト前、母にToDoリストをつくりなさいと言われつくると、なんと3週間分を作るのに3時間もかかってしまう。さらに、実際実行しようと意気込むものの、目標を達成せずに終わってしまう。母に達成できる目標に書き換えなさいと怒られ書き換えるが、それでも達成せずに終わってしまう。あまりにも達成できないものだから、次からはchatgptに最適なプランを提案してもらい、私は時間をうまく使い、計画を予定通りにこなすことに専念しようと思う。しかし、そのためには目標を達成するという強い信念と目標は、ただ紙に書くだけでは意味がない。それを「達成したい」と心から思い、確実に実行するかどうかが大切だ。私はこれからも、自分が本当にやりたいと思える目標を自分の中に見つけ、それに向かって努力を続けていきたい。
また、第二の方法としては、社会の固定概念に惑わされないことだ。多くの人は、正社員として安定した仕事に就くことや、有名大学に進学することを「成功」とみなす。しかし、そうした固定的な価値観にとらわれず、自分自身の感情や意思を大切にして生きている人もいる。たとえば、魚の専門家として知られるさかなクンも、「ウォント」に突き動かされて生きてきた人の一人だ。彼は小中高校には通っていたが、成績は特に良かったわけではなく、学校の勉強よりも魚の観察と記録に夢中だった。大学へは進学しなかったが、自分で学び、描き、伝え続けた結果、魚に関する膨大な知識と熱意が認められ、東京海洋大学の名誉博士・客員教授となった。さかなクンの人生は、社会の「こうあるべき」という枠にとらわれず、自分の「したい」を追い続けたからこそ切り開かれた道なのだ。さかなクン以外にも、こうして自分のやりたいことを追求し続けて成功した人たちはたくさん存在している。そうした人々に共通しているのは、「必要だからやる」のではなく、「どうしてもやりたい」という情熱、つまり“ウォント”に突き動かされて生きているということだ。
確かに、今やらなければならないことを見極めることも大切だ。しかし、スティーブ・ジョブズがf大学卒業時に語った『ハングリーであれ。愚かであれ。』という名言があるように、私は自分の取り組みたいという気持ちを大切にして物事に取り組んでいきたい。もちろん、「したいこと」ばかりを優先するのは難しいときもある。でも、自分の感情や考えにしっかり耳を傾けて、自分が本当に望むことを見極めながら行動できれば、たとえ壁にぶつかったとしても、それを乗り越える力が湧いてくると思う。人は、「必要」にだけ従っていては、本当の意味で成長したり、飛躍したりすることはできないのではないか。だから私は、「しなければ、でなく、したいから動ける人間」でありたい。