たくみさん、こんにちは。今回の作文についての講評をさせていただきます。

まず、言語の進化と地域(ちいき)性に焦点(しょうてん)を当てたテーマ選びが非常に興味深いです。日本語が外国人にとってどのようにperceivedされ、また地方ごとの方言がどのように異なる(ことなる)かを詳しく(くわしく)説明している点が素晴らしいです。

文章全体を通して、日本語という言語の複雑さと、時代や地域(ちいき)によって変わるその特性を理解しようとする姿勢(しせい)が伝わってきます。特に、日光江戸(えど)村での体験を取り入れたことで、実際の生活の中でどのように言語が使われ、理解されるかが具体的に示されていて、読む側にも親しみやすい内容になっています。

方言に関する部分では、その地域(ちいき)特有の言い回しを例に挙げることで、言葉の多様性を効果的に表現しています。これは、読者にとって非常に教育的であり、日本語の深さを感じさせる部分です。

全体を通して、たとえがうまく使われており、「それがまるで、同じチームでもそれぞれの人の作戦のやり方が全く違う(ちがう)みたいだ」という表現は、言語の多様性を非常に分かりやすく示しています。

最後に、文章の結びとして、方言の重要性と特性を再確認(かくにん)する形で締めくくら(しめくくら)れており、書き出しの結びがよく書けています。

たくみさんの深い洞察(どうさつ)と表現力が光る作文でした。引き続き、言語や文化についての探求(たんきゅう)を楽しんでくださいね。

項目(こうもく)評価:
-たとえがうまく使われています。
-書き出しの結びがよく書けています。
 

森リン評価 県境を超えて変わる方言(清書) ha 05月4週 たくみ
字数/基準字数:
1326字/600字
思考点:69点
知識点:73点
表現点:74点
経験点:67点
総合点:78点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙17種23個74%69点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙52種91個57%73点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙101種196個52%74点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙32種54個59%67点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1326字
 69点
 73点
 74点
 67点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 17種 23個 (種類率74%) 69点
。ただし,。つまり,。例えば,おざる,くどいと,しか思える,たので,だから,ですから,という場合,と思う,ないので,も思う,人にとって,地方によって,変われば,言うと,

■知識語彙 52種 91個 (種類率57%) 73点
一部,中心,事業,交流,仕事,仕方,会話,作戦,個人,北部,北陸,南部,同士,国家,国際,地域,地方,基金,場所,変化,外国,大事,屋根,建物,意味,教室,方言,日光,日本,日本語,時代,普通,最終,最近,構造,江戸,独特,現代,発音,石川,福井,移動,自体,英語,複雑,視点,言葉,言語,説明,質問,関東,関西,

■表現語彙 101種 196個 (種類率52%) 74点
こと,これ,さっき,そこ,それ,それぞれ,たち,だい,という場合,とき,ところ,なか,ひと,ぼく,みたい,もの,やり方,よう,スタッフ,チーム,パイ,マジ,一つ,一部,中心,事業,交流,人,今,仕事,仕方,会話,何もかも,作り方,作戦,個人,僕,別,北部,北陸,南部,同士,品,国,国家,国際,地域,地方,基金,場所,変,変化,外,外国,大事,姿,屋根,建物,弁,意味,教室,方,方言,日,日光,日本,日本語,昔,時代,普通,最終,最近,村,構造,江戸,独特,現代,瓦,発音,的,石川,福井,移動,自体,英語,複雑,西,視点,言い方,言葉,言語,話,話し方,語,説明,質問,違い,関東,関西,頭,5月,

■経験語彙 32種 54個 (種類率59%) 67点
あらわす,おく,かみ合う,しか思える,しまう,できる,とらえる,と思う,はなす,もつ,も思う,やる,られる,れる,伝わる,作る,使う,入り組む,入れる,分かる,受け継ぐ,変える,変わる,教える,気が付く,生まれる,知る,続ける,習う,言い表す,話す,違う,

■総合点 78点

■均衡点 7点
 

県境を超えて変わる方言(清書)
   小6 たくみ(nomutaku)  2025年5月4日

 どこの言語も初めは部族言語なのですが、その言語が外国に広まりだすと、外の視点が入ってきて言語の刈こみが行われてくるということなのだ。国語として日本人が自分の言語を見るときは、完全に内側の視点で見ているということだ。ところが、外国人たちは、ことばの決まりも発音も知らないで日本語を習うのだから、外の視点しかもっていないということだ。これは、一つの大事な国家的事業であり、個人ではできないのですから、国際交流基金などが中心にやる仕事だと思うのだ。

 日本には同じ意味でも発音の仕方や言い方が全く違ってくる方言というものがある。例えば、しょっぱいという意味をあらわすとき、関東の言い方ではしょっぱいというが、関西の言い方では辛い、さらに西では塩辛い、石川南部から福井の北部にかけては、くどいと言い表すということなのだ。今みたいに言い方が違い、それを違う方言の人に言うと、意味が分からなかったり、別の意味でとらえられてしまうことが多い。例えば、くどい言う言語の意味は普通ならしつこいなどの意味なのだが、北陸の一部地域では、さっきの説明のように初パイという意味で伝わってしまう。つまり、同じ日本語でも話し方や発音の仕方はこんなにも違ってくるということだ。でも、同じ話し方のときもないことはないので、意味がすぐに伝わる言語も結構あるというということになる。それがまるで、同じチームでもそれぞれの人の作戦のやり方が全く違うみたいだと思った。ただし、意味が同じいい方は話がかみ合う人同士の会話みたいだとも思った。

 5月16日、つい最近のことだが移動教室の最終日に日光江戸村という場所に行った。そこでは何もかもが江戸時代のもので、話し方も現代語とは全く違うし、建物の構造も屋根瓦などの昔の構造でできていて、僕たち現代人にとっては見たこともないものばかりだった。そのなかで、スタッフの人たちに質問をしたところで、「おぬし」や「なんとかである」のような今ではあまり使われていない江戸弁ではなしているひとばかりだったので、いったいどういう意味なのかが分からなくなってしまった。このように、同じ国や地域でも昔と今では話し方が全く違ってくるということもよくある。ただ、「マジ」などの江戸時代に生まれた言葉がそのままで現代まで使い続けられてきたという場合もある。それが、今と昔で同じものを作るときの作り方が全く違うみたいだと思った。また、時代じだい(自体)が変わっても言葉が変化しないことは、そのままの作り方が受け継がれてきたみたいだと思った。

 ぼくは、日本語というものは英語よりも複雑でとても難しいものであり、時代とともに姿を変えている日本独特の言葉だということなのだと気が付いた。最終的に、日本語というものは外国人にとって教えられてもなかなか話すことが難しい独特な言葉だということだ。また、地方によって姿を変えることは、ところ変われば品変わるに近いと思った。でも、やはり方言は複雑に入り組んでいる言語だとしか思えないような難しい話し方だというのだ。方言は変な言い方ではなくてその場所だけにしかない独特な言い方だということをしっかりと頭に入れておきたい。