普通だけど、普通じゃない(清書)
小5 あけのの(akenono)
2025年5月2日
最近、機械やAIが進歩してきている。昔は人がやらなければいけなかったことも、今は機械がやってくれたり、難しい質問にもAIが答えたりしてくれるほどだ。しかし、人間と機械は何が違うのか。機械と同じように、パーツがたくさん集まってできたものが人間なのではないのか。機械と人間の違うところは、自分で考えるということだ。機械やAIは指示されて動くが、人間は指示されなくても自分で考えて行動することができる。つまり、人間は進歩できるのだ。
私のパソコンには、Copilotという機能がある。それは、質問や命令をすると答えてくれるものだ。これはとても便利で、わからないことを聞くとすぐに答えが出る。また、画像作成や、プレゼンテーションを作るなどのこともできるし、文章にあった絵文字もつけてくれる。私は、この便利な機能を、よく調べものに使っている。この間、少し暇があったので、copilotにハリーポッターについてのクイズを出してもらった。難しさやテーマも指定できて、楽しくクイズに取り組んでいたが、「○○についてもクイズを出して」とお願いすると、その○○だけのクイズになってしまったのだ。私は、ただハリーポッター全体のクイズの中に出してほしいジャンルの問題がなかったから「も」といったのに、copilotは「○○についてクイズを出して」と勘違いしてしまったらしく、とても違和感のある返答が返ってきてしまった。私は、「copilotは便利だけど、わかりやすい指示じゃないと期待通りの返答が返ってこないのか、じゃあ、人間のほうがいいのかな」と思った。もし、この質問を人間にしていたら、きちんと「ハリーポッター全体と○○について」のクイズを出してもらえたに違いない。やはり、まだAIは人間の代わりを完全には努めることができていないのだ。
お母さんは、機械にとても助けられているという。洗い物も、洗濯物も、最近は掃除までロボットがやってくれるからだ。それまで家事にかかっていた時間が、機械によって少なくなり、自分の時間が増え、家事によるストレスも少なくなる。しかし、最近お母さんは洗濯物畳機が欲しいという。お母さんは、本当に衣類をたたむという作業が嫌いだ。入れる場所によって大きさを変えるのが面倒だからだ。洗ってくれるだけでも十分便利だが、大嫌いなたたむ作業もやってくれると本当に助かると言っていた。つまり、一見すべてが楽になったように見えるが、本当は少しずつ穴が開いていて、その穴の部分はまだ面倒なことがたくさんあるということだ。確かに、ロボット掃除機も段があると登れない。食器洗浄機も、食器棚に戻すことはやってくれない。お母さんが言ったように、洗濯機は洗ってくれるけれど、たたんではくれない。だから、この穴を人間が埋めないといけないのだ。お母さんは、
「まぁ、これだけでも楽だけど、もっといまは人間がやっていることもやってもらえるとたすかるなぁ。今は、機械と人間が共存しないとね。」
と、言っていた。
機械とは、とても便利なものだ。使えば作業の効率が良くなるし、手間も省ける。しかし、少しずつ空いている穴を、人間が埋めなければならない。つまり、機械と共存するのだ。少し面倒は残ってはいるが、もっと技術が進歩して、進歩しすぎて人間が必要なくなってしまうなら、今の状態が一番適切なのかもしれない。もし、今よりも機械やAIが発達したら、人間が機械に指示をするのではなくて人間が機械に指示されるようになってしまうかもしれないのだ。「copilot、あなたは何?」「私はMicrosoftが作ったAIコンパニオン、Copilotです!知識を提供し、アイデアを一緒に考え、質問に答えたり創造的なコンテンツを作成したりすることができます。雑談も得意ですよ。何か気になることや話したいことはありますか?」ああ、話し方がとても普通だ。でも、人間が答えるような文じゃない。普通だけど、普通じゃない。