ゆきのんさん、今回の作文、とても興味深く(きょうみぶかく)読ませていただきました。
「あせらず、ゆっくり、慎重(しんちょう)に」というテーマを通して、自分自身の経験(けいけん)や家族の話を交えながら、とてもよく表現(ひょうげん)されていますね。
特に(とくに)、暗算で問題を解い(とい)失敗(しっぱい)のエピソードや、母と弟のエレベーターと階段(かいだん)の話は、具体(てき)でリアルな(れい)として非常(ひじょう)効果(こうか)(てき)でした。
また、「まるで図工の時一人だけ違う(ちがう)ものを作った時のように」というたとえを使って、後悔(こうかい)感情(かんじょう)描写(びょうしゃ)している部分は、読んでいて共感(きょうかん)覚える(おぼえる)とともに、表現(ひょうげん)がとても上手だと感じました。

この作文の中で、家族から聞いた話をうまく取り入れて文章を立体(てき)にしている点も素晴らしい(すばらしい)です。
心の中で思ったこともしっかりと書かれており、読者にあなたの考えや感情(かんじょう)がよく伝わっ(つたわっ)てきます。
また、筆算や図を書くべきだったという反省(はんせい)や、時間の使い方についての考察(こうさつ)も、とても良く(よく)書けています。

最後(さいご)に、時間の使い方の難し(むずかし)さと、急ぐことのデメリットを(さい)確認(かくにん)する結び(むすび)も、この作文の主題をしっかりと締めくくっ(しめくくっ)ていて、とても良い(よい)結末(けつまつ)迎え(むかえ)ています。
全体として、非常(ひじょう)によくまとまっている作文でした。
これからも、さまざまな体験(たいけん)や学びを作文にしてみてくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-たとえがうまく使われています
-前に聞いた話がよく書けています
-心の中で思ったことがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています
 

森リン評価 あせらずゆっくりしんちょうに ta 05月3週 ゆきのん
字数/基準字数:
756字/400字
思考点:82点
知識点:54点
表現点:56点
経験点:73点
総合点:63点
均衡点:-2点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:104点
知識点:76点
表現点:80点
経験点:94点
総合点:89点
均衡点:-2点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙22種28個79%82点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙25種40個63%54点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙61種94個65%56点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙36種60個60%73点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
756字
 82点
 54点
 56点
 73点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 22種 28個 (種類率79%) 82点
、だから,、確か,。どうして,あせらざる,いいから,いうと,おけば,かかるかも,すれば,たいから,たから,たので,できるから,と思う,と考える,なので,も思う,やるから,やろう,ゆっくり考える,使わざる,間違うと,

■知識語彙 25種 40個 (種類率63%) 54点
一番,仕事,勉強,問題,図工,失敗,平安,後悔,応用,慎重,方法,明治,時代,時間,暗算,期間,江戸,筆算,結果,自分,試験,調節,適当,長文,階段,

■表現語彙 61種 94個 (種類率65%) 56点
、確か,こと,ことわざ,そう,それ,だめ,とき,とんでも,びっくり,まま,もの,やり方,よう,ん,エレベーター,一,一つ,一番,丸,人,仕事,他,何,勉強,合わせ,問題,回,図,図工,失敗,平安,弟,後悔,応用,慎重,方,方法,明治,昔,時,時代,時間,暗算,期間,歳,母,気,江戸,父,私,筆算,答え,算,結果,自分,試験,誰,調節,適当,長文,階段,

■経験語彙 36種 60個 (種類率60%) 73点
あせる,おく,かかる,ぐずる,しまう,しれる,すぎる,できる,と思う,と考える,も思う,やり直す,やる,ゆっくり考える,れる,乗せる,作る,使う,出る,取る,急ぐ,感じる,書く,泣き叫ぶ,済ませる,焦る,生まれる,確かめる,行う,覚える,解く,読む,違う,間違う,間違える,限る,

■総合点 63点

■均衡点 -2点
 

あせらずゆっくりしんちょうに
   小4 ゆきのん(akiyura)  2025年5月3日

 あせらず、ゆっくり、慎重に。誰でも、少しでも早く仕事を済ませたいから、ついできる方法をやろうとする。でも急いでやろうとすれば、早くやることばかりに気を取られて、一つ一つ確かめたり、ゆっくり考えたりしない。その結果、やり方を間違えたり、とんでもない失敗をすることになるんだ。

 私がこの長文を読んで一番びっくりしたのは、平安時代ぐらいの昔にことわざが生まれたことです。どうしてかというと、ことわざできたのが、期間が長い江戸時代や、それに近い明治時代ぐらいかなと思ったからです。

 私は筆算を使わずに暗算で問題を解いて、少し適当だったまま答え合わせをした結果、間違えてしまいました。その時、まるで図工の時一人だけ違うものを作った時のように後悔しました。時間はかかるかもしれないけれど、筆算や図、確かめ算などを書いておけばよかったなと思いました。でも時間がかかりすぎたらだめなので、調節が難しいなとも思いました。

 母は、自分はエレベーターがいいけれど、3歳の弟が階段が良くてぐずるよりは、階段で行った方が早いと感じたそうです。エレベーターに乗せても泣き叫んで上手くいかないと考えていたそうです。父は、試験で勉強の時に出てきた問題を丸覚えするよりは、時間がかかってもいいから、やり方を覚えた方がいいと思ったそうです。試験で同じ問題が出るとは限らないし、やり方を覚えてやった方が、他の問題へ応用できるからいいと言っていました。私も同じことが何回かあったので、確かになと思いました。

 この長文を読んで、早くしたいけれど間違うとやり直し、けれども時間がかかりすぎるのもだめ、だから調節が難しいなと思いました。また、急いでやるときによく間違えるのは、焦ってやるから失敗したりするのかなと思いました。