こんにちは、優(おつ)ちゃん(^o^) 次から次へと流れ移っていく時間ではなく、流れゆく時間を一瞬(いっしゅん)止めて自分自身に立ち返る時間を大切にしていきたいね。一見無駄(むだ)なようでいて実はそれが自分の内面を豊かにしてくれることって多いよね。
<<え2004/161み>>一段落目:要約と意見を書けました<<え8004み>>。
<<え2004/162み>>二段落目:方法①<<え8001み>>と実例①<<え8002み>>はよく書けているね。自分にとって心地良い、満たされる時間を過ごすことは本当に大切。これこそ積み重ねる時間のことを言っているね。
<<え2004/163み>>三段落目:勉強時間は長いほどいい、夜遅く(おそく)まで仕事をするのは素晴らしいといった類の考え方は時間の量が評価基準になっているけれど、中身をこそ大切にできる社会にしていく必要があると説けたね<<え8001み>><<え8002み>>。
<<え2004/164み>>四段落目:反対理解、名言<<え8003み>>、主題<<え8004み>>としっかりまとめられました。時間の中にしっかり生きている実感をもって生きていきたいね。
<<え2010/8み>>

あえももさん、作文の提出ありがとうございます。テーマに対する理解が深く、その考えを明確に表現していますね。特に、「何もしないでいる」状態が何を意味するのか、その難しさと必要性を丁寧(ていねい)に説明している点が印象的です。また、自己の体験を取り入れながら、趣味(しゅみ)を通じてどのように休息を得ているのかを紹介(しょうかい)するセクションは、具体的で読者にとって非常に理解しやすいです。体験実例がよく書けています。

さらに、社会的な視点から活動の充実(じゅうじつ)性を評価する提案をする部分では、現代社会の問題点についても触れ(ふれ)ており、その視点の広さが感じられます。この部分では、個人の心地よさをどう社会が支えるかという重要な問題提起をしており、考察が深いです。

結びの部分で、「休息とは何もしないことではなく、心を満たす活動である」という言葉を使って、作文の主旨(しゅし)をしっかりとまとめ上げています。書き出しの結びがよく書けています。全体を通して、流れが自然で読みやすい文章となっており、高校1年生としては非常に優れた表現力だと感じます。

これからも、あえももさんのさらなる成長と素敵な作文を楽しみにしています。

項目(こうもく)評価:
-体験実例がよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1524字/600字
思考点:74点
知識点:87点
表現点:88点
経験点:74点
総合点:83点
均衡(きんこう)点:3点

 


■思考語彙 19種 22個 (種類率86%) 74点
 確か, 第,、必ずしも,。しかし,」ため,いるため,そのため,だろう,と考える,なるはず,は第,は言える,やるべき,れると,を考える,片付けよう,考えるざる,考えると,見ると,

■知識語彙 72種 131個 (種類率55%) 87点
中身,主体,今日,仕事,仕草,以外,休息,休暇,会社,使用,健康,充実,先生,切迫,勉強,単身,受講,圧倒,堪能,夕飯,外部,多忙,夢中,大切,大学院生,娯楽,学校,安易,定期,実現,尊敬,工夫,当初,心底,心身,思考,意識,授業,教師,料理,方法,時期,時間,最低限,有効,毎度,沢山,活動,焦点,現在,生活,社会,科目,範囲,経験,自分,苦痛,英語,茶碗,評価,試合,説明,課題,赴任,趣味,途中,通信,過密,部活,長期,頻繁,食事,

■表現語彙 132種 241個 (種類率55%) 88点
 確か,」ため,いるため,おにぎり,がち,こと,ご飯,そこ,そのため,それ,それら,たち,とも,なか,なるはず,よう,わけ,スケジュール,タコ,テスト,ネガティブ,フルタイム,リラックス,一,一つ,三,世の中,中身,主体,人,今日,仕事,仕草,以外,休息,休暇,会社,何,使用,健康,充実,先生,共,切迫,別,前,勉強,匙,区切り,単身,受講,圧倒,堪能,塾,夕飯,外部,多忙,夢中,大切,大学院生,夫,娯楽,子育て,学校,安易,定期,実現,家,尊敬,工夫,帰り,度,式,当初,心,心底,心身,思考,性,惨め,意識,手続き,授業,支え,教師,料理,方,方法,日,日々,明らか,時,時期,時間,最低限,有効,様々,毎度,気持ち,沢山,活動,焦点,現在,生活,的,社会,私,科目,範囲,経験,習い事,耳,自分,花,苦痛,英語,茶碗,評価,試合,話,説明,課題,豊か,赴任,趣味,途中,通信,過密,部活,長期,頻繁,食事,

■経験語彙 37種 53個 (種類率70%) 74点
こなす,せる,つながる,できる,とる,と考える,なれる,は言える,もたらす,やりこなす,やる,られる,れる,を考える,乗り切る,働く,向き合う,味わう,咲く,変える,当てる,心がける,怠る,感じる,持つ,楽しむ,楽しめる,汲み取る,満たす,片付ける,生きる,盛る,聞かす,行う,見かける,追う,食べる,

■総合点 83点

■均衡点 3点
 

意識的な休息
   高1 あえもも(aemomo)  2025年5月3日

 現在、「何もしないでいる」状態を、「何もしない」ことで維持することが難しい社会である。切迫した状況のなかで「何もしないでいる」ために、仕事でも趣味でもないことを真剣にやることで、仕事の予定を締め出してしまわなければならないのである。人間は本来、「流れる」時間と「積み重なる」時間の双方を交互に体験するはずだが、現在は「流れる」時間の呪縛力が強く、「変わり目」のメリハリも、薄れてきているようだ。しかし、「積み重ねる」時間は、個々が意識的に「暗転」と「幕間」を作り出すことでしか確保できない。現代の人々は、「積み重ねる」時間の中で「何ごとかをしている」ことよりも、「流れる」時間の中で「何もしていない」ことの方が重要で、必死になってそれにすがりついているため、必ずしも趣味とは言えない「何もしないでいる」ための手続きをしている。このことから私は、意識的な休息を持つことが大切だと考える。

 その方法としては第1に、自分が夢中になって楽しめる趣味を持つことだ。私の趣味は、食事をすることだ。心身共に切迫する時期も食事をすることで、乗り切っている。特にそれが私の支えとなるのが、学校の定期テスト前だ。学校では、全科目の教師から、テスト範囲や課題の説明など、テストの話を耳にタコができるほど聞かされ、家では、テスト課題に追われる日々になる。毎度、安易に娯楽を楽しむことができない苦痛を味わっている。学校帰りも、「今日も勉強しかできない。」とネガティブ思考になりがちだ。しかし、そのような時も夕飯のことを考えると、私の心に花が咲く。一日三度の食事時間は、私の休息として、「勉強」や「時間」のことを考えず、その料理を心底楽しんでいる。途中で、使用する匙を変えてみたり、お茶碗に盛られたご飯は、途中でおにぎりに変えて、別の食べ方を堪能してみたり、食事を充実させる工夫は決して怠らない。こういった夢中になれる趣味で意識的な休息をとることで、一つの区切りとなり、新しい気持ちで、またやるべきことと向き合うことができるのだ。

 第2の方法としては、活動時間を評価するのではなく、充実性を評価するような社会を実現していくことだ。現在の世の中は、学校や会社など最低限の活動以外に、部活の試合や習い事、塾など、様々な外部活動が充実している。このような世の中、私は時に、明らかに多忙な生活をしている人を見かける。私の某英語教師は、フルタイムで働きながら、長期休暇には、通信式で大学院生として授業を受講し、単身赴任の夫と2人の子育てという生活をしている。そのためか、常に早く仕事を片付けようとする仕草が頻繁にみられる。私は、当初、それだけ沢山のことをこなすことのできるその教師を尊敬していた。しかし、本当にその先生は充実しているのか。心は満たされているのか。そこまで汲み取って評価したわけではない。様々な活動で仕事をやりこなす人を見ると、圧倒されると同時に、自分が惨めに感じた経験をした人は多いだろう。ところが、それら中身の充実性が何より大切であり、その充実性が心身の健康をもたらす。そういった中身の充実性に焦点を当てるような社会になることで、主体的なリラックスができるようになるはずだ。 

 確かに、何にもしない休息方法も有効である。しかし、過密スケジュールのなかを生きる私たちは、意識的な休息を持つことが大切だ。「休息とは何もしないことではなく、心を満たす活動である。」自分が夢中になって楽しめることを意識的に行うことが、心身の休息となり、豊かな生活の実現へとつながるのだ。これからは私も、趣味をする自分を大切に心身ともに充実した生活を心がけていきたい。