評判の味噌汁(20250514清書)
   小4 ゆきのん(akiyura)  2025年5月4日

 トントントントントントン。 台所からリズムの良い音が聞こえてきます。

 ゴールデンウィークにおじいちゃんおばあちゃんの家に泊まった時の夕ご飯のために、味噌汁を作りました。 家では忙しくてなかなか料理をすることができないけれど、おじいちゃんおばあちゃんの家では時間があって余裕があるので、できる時はいつもお手伝いをしています。 私はしめじ、玉ねぎ、わかめ、お揚げ、豆腐の味噌汁をいつもよく作っていますが、今回はその材料が揃っていなかったので、大根、人参、お揚げ、豆腐をいれました。

 作り方は、まず大根と人参の皮を剥きます。 次に大根と人参をイチョウ切りにします。 イチョウの葉の形に見えるからイチョウ切りという名前がついているのかなと思いました。 家では拍子切りという切り方で、長方形の形にしているそうです。 鍋に水とだしパックと切った大根と人参を加えてしばらく煮ます。 お揚げと豆腐は切っておいて、大根と人参が柔らかくなったら入れます。 もう少し煮て、味噌を入れます。 味噌が溶けたら出来上がりです。 厚さを揃えたり、形を揃えたりするのは難しい上に、手が包丁に当たらないようにすることが大変でした。 味噌は少なすぎると薄いし、多すぎると濃いから、味見をしていてもまるで絵の具で同じ色を作るのが難しいように、調整が大変だと思いました。完成して食べてみると、 しっかり煮えていていい食感だと思いました。

 お母さんに料理の話を2つ聞いてみて、 1つ目は、幼稚園の時、その日料理に使った野菜のヘタや皮などと、塩をボウルなどに入れて、もんで遊んでいたそうです。 今思うと、調味料がもったいないし、洗い物も増えていたと思うけど、やっぱり楽しかったそうです。 握ったら汁が出て面白かったそうなので、私もやってみたいと思いました。 2つ目は、お母さんが一人暮らしを始めた時に、私のおばあちゃんに調味料の量を聞いたら、大体と言われたそうです。 始めは例えば、大さじ3杯などで教えて欲しかったけれど、 おばあちゃんは慣れていて、詳しく教えてくれなかったようです。 お母さんも今は慣れてきて、適当に入れても大丈夫になったそうです。 私もお母さんみたいに料理を教えてもらう時は、同じことになるのかなと思いました。

 母や弟がもっと食べたかったと言ってくれたから、もっと腕をふるえそうだなと思いました。まるで新発売のスイーツが飛ぶように売れるようになくなったので、もっと作らないとなと思いました。

 空っぽになった鍋を見ると、私は満足気に微笑みました。