「ニーズ」と「ウォント」の違いを自分の言葉でとらえ、生き方に結びつけているところがとても素晴らしいです。抽象的なテーマを具体的な体験にうまくつなげていて、説得力のある文章になっています。
<<え2014/71み>>
【総評】
抽象的な概念である「ニーズ」と「ウォント」を明確に定義し、「したいからする」という生き方を支持する姿勢を貫いています。内容に深みがあり、論理展開も明快で、読者の共感を呼びやすい構成になっています。実力テストや流行にまつわる個人的な体験も説得力を高めており、文章表現も丁寧で読みやすいです。
【段落ごとの講評】
【序論】
抽象的な概念を冒頭に丁寧に解説しており、読者にとって読みやすい導入です。「内なる熱い動機」という言葉が主張の力強さを印象づけています。
【第一の方法】
自身の経験をもとに「努力」や「目標設定」の大切さが伝わってきます。「絶望に覆われて」「嫌いになりそうになった」など、感情の描写がとても自然で共感を呼びます。最後の「しっかり分析したい」が次への前向きな姿勢を示しており好印象です。
【第二の方法】
自分の葛藤を素直に描いていて、等身大のリアルな悩みが読者に伝わってきます。「後から後悔する方が絶対に辛い」という一文は、思考の深まりを感じさせる良い表現です。
【結論】
名言の引用を効果的に使い、序論の主張としっかりつながっています。「たとえ周りから変な目で見られたとしても」といった逆境への覚悟も含め、強い意志が伝わります。
【特に優れていた点】
抽象と具体のバランス:抽象的なテーマを自分の体験に落とし込むのが非常に上手です。
自己開示の深さ:「絶望に覆われて」「流行に流されてしまいそう」など、正直な感情の表現が光っています。
構成力:序論・本論・結論の流れが明確で、論の展開に迷いがありません。
【考えを深めるための質問】
あなたが「したいからする」と思って始めたことで、途中で「やめたい」と感じた経験はありますか? その時、どうやって気持ちを立て直しましたか?
■思考語彙 24種 36個 (種類率67%) 87点
確か, 第,。しかし,。すなわち,。だから,いえば,いこう,いると,しまうので,そう考える,そのため,たいから,たから,だから,だと,と思う,ないと,なるから,ふと考える,れるかも,テストこそ,来ると,考えると,見ると,
■知識語彙 65種 104個 (種類率63%) 82点
中心,人間,以外,何事,先週,具体,内包,内部,分析,判断,努力,勉強,動機,区別,受験,合計,基準,変化,外部,大事,大切,学校,実力,実現,差別,後悔,必要,志望校,意味,意見,成績,採点,教科,方向,方法,時代,時間,期末,未来,欠乏,欲望,毎回,流行,点数,熱意,状況,現在,由来,目標,知識,社会,空間,経験,絶対,絶望,自信,自分,自己,行動,言葉,資料,身近,途端,過去,高校,
■表現語彙 116種 199個 (種類率58%) 80点
確か,お知らせ,こと,これ,そう,そのため,それ,それぞれ,とき,はしご,みんな,もの,よう,テスト,ニーズ,一,上,中,中心,主,二,五,人,人々,人間,今,以外,何,何事,例,先週,具体,内,内包,内部,分析,判断,努力,勉強,動き,動機,区別,十,受験,合計,周り,基準,変,変化,外部,大事,大切,嫌い,学校,実力,実現,家,差別,後,後悔,必要,志望校,性,悩み,意味,意見,成績,採点,教科,方,方向,方法,日,時,時代,時代遅れ,時間,期末,未来,校,欠乏,次,欲望,毎回,流れ,流行,点,点数,熱意,状況,現在,生き方,由来,的,目,目標,知識,社会,私,空間,経験,絶対,絶望,自信,自分,自己,行動,言葉,買い物,資料,身近,軸,途端,過去,階,高校,
■経験語彙 40種 70個 (種類率57%) 79点
いける,しまう,しれる,せる,そう考える,てる,とる,と思う,なれる,ふと考える,もつ,やる,られる,れる,上がる,乗る,作る,使う,出す,出る,分かれる,割り出す,取り組む,取れる,向く,呼ぶ,変わる,届く,帰る,得る,惑わす,持つ,決める,流す,終わる,行う,覆う,見極める,買う,関わる,
■総合点 89点
■均衡点 7点
自分の行動に責任を
中3 あおてね(aotene)
2025年5月3日
「ニーズ」という言葉は、空間的にいえば、外部の状況を判断して、割り出した必要性であり、時間的に見ると、過去から現在にかけて人間が経験したこと、得たものを基準にして割り出した必要性という意味に使われる。「ウォント」は、自分の内部から出てくる必要性であり、現在と未来に時間軸をとった上での必要性を意味している。すなわち、欲望とか欠乏を内包した「必要」がウォントの由来なのだ。私は、「必要だからする」というのではなく、「したいからする」という内なる熱い動機を大切にする生き方をしたい。
第一の方法として、何がしたいのか具体的にし、実現させる努力をすることだ。身近な例だと、学校で行われる実力テストがある。実力テスト以外に期末テストなど成績に大きく関わるテストもあるが、私はそれよりも実力テストの方が大事だと思う。なぜなら、高校の志望校や受験校を決めるときの資料となるからだ。そのため、毎回実力テストのお知らせが来ると私は目標点を決め、その点数に届くように勉強をしている。つい先週、実力テストが終わった。成績はまだ帰ってきてないが、実力テストが終わった日、家に帰ってから自己採点をした。それぞれ点数が取れた教科と全然取れなかった教科に分かれた。合計点を出した途端私は絶望に覆われて、テストが嫌いになりそうになった。目標をしていた点数から二十五点ほど低く、まさかこんなに点数が低いと思わなかったからである。次のテストこそ目標が実現するようにしっかり分析したい。
第二の方法として、社会の流れに惑わされないことだ。時代の流れはとてもはやい。すぐに流行が変わってしまうので、買い物をするとき、「これを買ったら時代遅れと思われないかな。」と、ふと考えた時があった。主にインフルエンサーと呼ばれる人々を中心として、時代、社会が変化していると思う。そう考えると、今の人は社会の動きに惑わされやすいなと思う。みんなが同じ方向を向いている中、一人だけ逆方向を向いていると周りから変な人だと思われ差別されるかもしれない、という悩みが多いのではないかと思う。もし、私がそんな中にいたら絶対に流行に乗ってしまい流されてしまう。しかし、今後悔するよりも、後から後悔する方が絶対に辛い。だから、私は自分の意見をしっかりもち、周りに流されにくいような人間になれるように努力していきたいと思う。
確かに、今やらないといけないことを見極めることも大事だ。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という言葉があるように、私は、自分の熱い動機を大切にし、「必要だからする」と「したいからする」の区別をはっきりとさせていきたい。たとえ周りから変な目で見られたとしても、自分の行動に自信を持ち、何事にも取り組んでいこうと思う。