初心忘れるべからず
小4 いち(itiiti)
2025年6月1日
「ただいま。」
いつものように僕がバレーボールから帰ってきて、家に入ると
「お帰り、バレーどうだった?」
お父さんがそう言いながら玄関まで迎えに来てくれて、ハグをしてくれます。
「今日、僕スパイクの調子が良くて、監督に褒められたんだ!」
今日の練習メニューや監督に褒められたこと、怒られたことをお父さんに伝えます。うんうんと、お父さんは話を聞きながら、一緒に喜んでくれたり考えてくれたりしてくれます。
お父さんはいつも僕のジャンプの練習に付き合ってくれたり、フォームを見てくれます。そしてアドバイスをたくさんくれます。お父さんがくれたアドバイスは明日の自分に活かされているように感じます。
以前、お父さんにこう言われたことがあります。
「いちは少し前までお父さんのアドバイスを聞き入れようとしなかったよね。だけど、最近のいちは言われたことを、まずやってみようと言う姿勢が見えるよ。」
僕は言われた言葉を考えながら、振り返ってみました。確かに少し前まではお父さんのアドバイスを聞いていたものの、自分のやりやすいやり方を優先させてしまっていたため一時期お父さんが何もアドバイスをくれない時がありました。
自分のやりやすいやり方でやっていたら、いつの間にかレシーブが取れなくなっていました。それまでアタッカーのポジションでしたが、今年の春休み前からレシーブのポジションになり、レシーブミスが続き、監督に何度も叱られました。まるで、ゴールのない迷路のように感じました。
一度考え方をリセットして、基礎からもう一度頑張ろうと思った時に、僕の中でお父さんからのアドバイスをまずやってみよう、という気持ちになったのかもしれません。
そして、春休みが明けた頃からミスも減り、チームの点数につながるプレーが少しずつ増え、またアタッカーに戻ることができました。
初心忘れるべからず、この大切なことをお父さんが僕に気付かせてくれたので、引き続きお父さんや周りのコーチのアドバイスを聞き、まずやってみようと心の中で思いました。