いちくん、こんにちは。熱心(ねっしん)に取り組んでいるバレーボールでは、お父さんという良き(よき)先輩(せんぱい)、助言者がいるのですね。家に名コーチがいるような安心感がありますね。いちくんの成長(せいちょう)を見守りながら、時機(じき)を見てアドバイスをくれます。いちくんを「まるでゴールのない迷路(めいろ)」の中から抜け出さ(ぬけださ)せてくれたのもお父さんでした。「初心(しょしん)忘れる(わすれる)べからず」お父さんの教えを大切にしたいですね。
<<え2019/249jみ>>

いちさん、バレーボールに対する情熱(じょうねつ)成長(せいちょう)過程(かてい)がよく表れている作文ですね。文章からは、お父さんとの強い絆と、スポーツを通じた学びが感じられます。特に(とくに)、お父さんからのアドバイスを受け入れることの大切さや、それがどのように自己(じこ)成長(せいちょう)につながっているかがうまく描か(えがか)れています。

「まるで、ゴールのない迷路(めいろ)のように感じました。」という表現(ひょうげん)は、困難(こんなん)状況(じょうきょう)をとてもイメージしやすいたとえを使って表しており、読者に深い印象(いんしょう)与え(あたえ)ます。また、自分の過去(かこ)の行動を振り返る(ふりかえる)部分では、「心の中で思ったことがよく書けています」。この内省(ないせい)(てき)なアプローチが、読者にいちさんの成長(せいちょう)を感じさせる要因(よういん)となっています。

文章全体を通じて、「ですます」調の表現(ひょうげん)適切(てきせつ)で、事実と感情(かんじょう)のバランスが取れています。最後(さいご)に、お父さんとの関係(かんけい)を通じて()教訓(きょうくん)(さい)確認(かくにん)する結び(むすび)の部分も、「動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています」。

これからもいちさんの成長(せいちょう)成功(せいこう)応援(おうえん)しています。これからも、日々の練習や試合(しあい)での経験(けいけん)を大切にして、素晴らしい(すばらしい)プレーヤーへと成長(せいちょう)してくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-たとえがうまく使われています
-心の中で思ったことがよく書けています
-ですますがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)◎ 題材(だいざい)◎ 表現(ひょうげん)◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:891字/400字
思考点:62点
知識(ちしき)点:50点
表現(ひょうげん)点:53点
経験(けいけん)点:70点
総合(そうごう)点:60点
均衡(きんこう)点:2点

 


■思考語彙 14種 16個 (種類率88%) 62点
。確か,たため,たので,たり考える,で思う,と思う,のかも,べきざる,ません,みよう,を考える,忘れるべき,聞き入れよう,頑張ろう,

■知識語彙 19種 25個 (種類率76%) 50点
一時期,一緒,今年,今日,以前,優先,初心,基礎,大切,姿勢,明日,最近,点数,監督,練習,自分,言葉,調子,迷路,

■表現語彙 56種 102個 (種類率55%) 53点
。確か,いち,お父さん,こと,それ,たくさん,たため,やり方,よう,ん,アタッカー,アドバイス,ゴール,ジャンプ,スパイク,チーム,フォーム,プレー,ポジション,ミス,メニュー,リセット,レシーブ,一,一時期,一緒,中,今年,今日,以前,何,僕,優先,初心,前,周り,基礎,大切,姿勢,度,心,明日,春休み,時,最近,気持ち,点数,監督,練習,考え方,自分,言葉,話,調子,迷路,頃,

■経験語彙 34種 59個 (種類率58%) 70点
くれる,しまう,しれる,せる,たり考える,つながる,できる,で思う,と思う,やる,られる,れる,を考える,付き合う,伝える,取れる,叱る,喜ぶ,増える,忘れる,怒る,感じる,戻る,振り返る,明ける,気付く,活かす,減る,続く,聞き入れる,聞く,褒める,見える,頑張る,

■総合点 60点

■均衡点 2点
 

初心忘れるべからず
   小4 いち(itiiti)  2025年6月1日

 「ただいま。」

いつものように僕がバレーボールから帰ってきて、家に入ると

「お帰り、バレーどうだった?」

お父さんがそう言いながら玄関まで迎えに来てくれて、ハグをしてくれます。

「今日、僕スパイクの調子が良くて、監督に褒められたんだ!」

今日の練習メニューや監督に褒められたこと、怒られたことをお父さんに伝えます。うんうんと、お父さんは話を聞きながら、一緒に喜んでくれたり考えてくれたりしてくれます。

お父さんはいつも僕のジャンプの練習に付き合ってくれたり、フォームを見てくれます。そしてアドバイスをたくさんくれます。お父さんがくれたアドバイスは明日の自分に活かされているように感じます。

以前、お父さんにこう言われたことがあります。

「いちは少し前までお父さんのアドバイスを聞き入れようとしなかったよね。だけど、最近のいちは言われたことを、まずやってみようと言う姿勢が見えるよ。」

僕は言われた言葉を考えながら、振り返ってみました。確かに少し前まではお父さんのアドバイスを聞いていたものの、自分のやりやすいやり方を優先させてしまっていたため一時期お父さんが何もアドバイスをくれない時がありました。

自分のやりやすいやり方でやっていたら、いつの間にかレシーブが取れなくなっていました。それまでアタッカーのポジションでしたが、今年の春休み前からレシーブのポジションになり、レシーブミスが続き、監督に何度も叱られました。まるで、ゴールのない迷路のように感じました。

一度考え方をリセットして、基礎からもう一度頑張ろうと思った時に、僕の中でお父さんからのアドバイスをまずやってみよう、という気持ちになったのかもしれません。

そして、春休みが明けた頃からミスも減り、チームの点数につながるプレーが少しずつ増え、またアタッカーに戻ることができました。

初心忘れるべからず、この大切なことをお父さんが僕に気付かせてくれたので、引き続きお父さんや周りのコーチのアドバイスを聞き、まずやってみようと心の中で思いました。