楽しい学び方
   中1 さき(auraru)  2025年6月1日

人間は生涯学習し続ける動物である。人間が何かを学ぶのは学ぶことが楽しいからである。人間が味わう充足感や感動の大半は物を学ぶことからではないだろうか。

 人間は時には普段必要のないことも学ぶことが大切であると思う。その理由は二つある。第一に普段必要のないということでも、それを調べることによって知識を自分の頭に入りやすくさせてくれるからだ。私は知識をつけることが苦手だった。それは、概要だけを学んでいるからだ。歴史上の○○さんは△△した人で、ロシアの首都はモスクワで、アメリカの首都はワシントン、などと普通に暗記しようとするとどうしても頭の中に入ってこない。特に私は地理が苦手で都道府県庁所在地を習ったときは覚えられずに苦戦していた。損の時に、母が○○の県庁所在地にまつわるものを教えてくれ、さらにはリズムに合わせて暗唱できるようにしてくれた。だから、それがとても面白くてスムーズに知識が頭の中に入っていった。例えば北海道札幌ラーメン、岩手盛岡冷麺、宮城仙台ふ、栃木宇都宮餃子、群馬前橋焼きまんじゅう・・・というものをリズムに合わせて暗唱していくことで札幌ラーメンや冷麺、餃子が有名ということは知っていなくてもいいことだけれど普段とは違うことを学びそれを楽しむことによって知識をつけやすくなると思う。だから、普段必要のないことも積極的に調べることが自分の知識を広げることに役立つと思う。

 第二に普段と違う勉強をすることで頭のリフレッシュになるからだ。私は広島の厳島神社に行ったことがある。本来ならば学校で厳島神社という名前は出てきてもそんなに詳しく習うわけではないが、厳島神社に行って様々な詳しいことを知った。例えば厳島神社の赤い門は実は砂にうもれているのではなく自身の重みだけで立っているのだということ。また、厳島神社には野生の鹿がたくさんいるのだということだ。そういう詳しい情報を得たことでいつもとは違う普段必要のないことだけれど勉強するということに頑張ろうという思いが強くなると思う。だから、普段必要のないことを学ぶということは頭をリフレッシュさせてまた勉強に精を出そうと思うようになるのだと思う。

 確かに勉強はつまらないこともある。しかし、辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。ということわざがあるように勉強に疲れた時こそ普段とは違う勉強をして楽しく学ぶことを大切にしたいと思う。