さきさん、今回の作文の講評をさせていただきます。

まず、作文のテーマ「人間は生涯(しょうがい)学習し続ける動物である」に対して、具体的な例を挙げながら説明している点が非常に良くできています。特に、ご自身が地理の学習で苦労した経験を基に、母親から教わった学習方法を通じて知識が身につくプロセスを詳述(しょうじゅつ)している部分は、読者にとって非常に理解しやすく、共感を呼ぶ内容となっています。前の話聞いた話がよく書けています。

また、厳島神社の訪問経験を通じて、普段(ふだん)とは異なる勉強の重要性を説明している部分も、具体的なエピソードが豊富で、文章が立体的になっています。ことわざ「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」という言葉を引用して、学びの意義を深めていることは、作文の主題を一層強調しており、よく書けています。

文章全体を通じて、学びの楽しさや重要性を伝えるための構成がしっかりしており、読み手に対する説得力が感じられます。書き出しと結びに同じテーマがしっかりと繋がっており、書き出しの結びがよく書けています。

学びを続けることの大切さを、個人的な体験と具体的な事例を交えて語ることができているため、非常に読み応えのある作文になっています。引き続き、多角的な視点から物事を捉える(とらえる)力を伸ばし(のばし)ていくと良いでしょう。

＜＜ruby>項目(こうもく)評価>
-前の話聞いた話がよく書けています
-ことわざがよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています

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森リン評価　楽しい学び方　ma 06月1週　さき

字数/基準字数： 1031字/600字 思考点：77点 知識点：72点 表現点：71点 経験点：63点 総合点：76点 均衡点：5点

●語彙学年表 　 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 　　 思考点 知識点 表現点 経験点 総合点

1200字換算： 　 思考点：85点 知識点：80点 表現点：80点 経験点：71点 総合点：79点 均衡点：5点

●換算語彙学年表 　 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3 　　 思考点 知識点 表現点 経験点 総合点

●語彙の説明

語彙	種類	個数	種類率	点数	説明
思考語彙	20種	30個	67%	77点	考える言葉です。 理由、方法、原因などの説明の語彙。 多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙	50種	93個	54%	72点	難しい言葉です。 社会的な例や調べた例の語彙。 多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙	96種	189個	51%	71点	豊かな言葉です。 話題の幅が広い語彙。 多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙	29種	55個	53%	63点	詳しい言葉です。 身近な例や経験した例の語彙。 多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60％以上が目標。70％以上の場合は多様な語彙が使われています。

1031字		77点		72点		71点		63点
字数		思考語彙		知識語彙		表現語彙		経験語彙

　

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■思考語彙　20種 30個 （種類率67%） 77点
　確か,　第,。しかし,。だから,。例えば,。第,いるから,くれるから,ことによって,しよう,すると,だろう,と思う,ならば,なるから,られざる,出そう,時こそ,楽しいから,頑張ろう,

■知識語彙　50種 93個 （種類率54%） 72点
人間,仙台,充足,前橋,勉強,動物,北海道,厳島,名前,地理,大切,大半,学校,学習,宇都宮,宮城,岩手,広島,必要,情報,感動,所在地,普段,普通,暗唱,暗記,有名,本来,札幌,栃木,概要,歴史,理由,生涯,盛岡,目的,県庁,知識,神社,積極,群馬,自分,自身,苦戦,苦手,辞書,都道府県,野生,餃子,首都,

■表現語彙　96種 189個 （種類率51%） 71点
○,　確か,こと,ことわざ,さん,それ,たくさん,とき,まんじゅう,もの,よう,わけ,アメリカ,スムーズ,モスクワ,ラーメン,リズム,リフレッシュ,ロシア,ワシントン,一,上,中,二,二つ,人,人間,仙台,何,充足,冷,前橋,勉強,動物,北海道,厳島,名前,地理,大切,大半,学校,学習,宇都宮,宮城,岩手,庁,広島,必要,思い,情報,感,感動,所在地,損,時,普段,普通,暗唱,暗記,有名,本来,札幌,栃木,概要,様々,歴史,母,焼き,物,理由,生涯,的,盛岡,目的,県庁,知識,砂,神社,私,積極,精,群馬,自分,自身,苦戦,苦手,辞書,都道府県,重み,野生,門,頭,餃子,首都,鹿,麺,

■経験語彙　29種 55個 （種類率53%） 63点
うもれる,くれる,せる,つける,できる,と思う,ふる,られる,使える,入る,出す,出る,合わせる,味わう,学ぶ,広げる,役立つ,得る,教える,楽しむ,疲れる,知る,立つ,続ける,習う,覚える,調べる,違う,頑張る,

■総合点　76点

■均衡点　5点

　

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楽しい学び方
人間は生涯学習し続ける動物である。人間が何かを学ぶのは学ぶことが楽しいからである。人間が味わう充足感や感動の大半は物を学ぶことからではないだろうか。

　人間は時には普段必要のないことも学ぶことが大切であると思う。その理由は二つある。第一に普段必要のないということでも、それを調べることによって知識を自分の頭に入りやすくさせてくれるからだ。私は知識をつけることが苦手だった。それは、概要だけを学んでいるからだ。歴史上の○○さんは△△した人で、ロシアの首都はモスクワで、アメリカの首都はワシントン、などと普通に暗記しようとするとどうしても頭の中に入ってこない。特に私は地理が苦手で都道府県庁所在地を習ったときは覚えられずに苦戦していた。損の時に、母が○○の県庁所在地にまつわるものを教えてくれ、さらにはリズムに合わせて暗唱できるようにしてくれた。だから、それがとても面白くてスムーズに知識が頭の中に入っていった。例えば北海道札幌ラーメン、岩手盛岡冷麺、宮城仙台ふ、栃木宇都宮餃子、群馬前橋焼きまんじゅう・・・というものをリズムに合わせて暗唱していくことで札幌ラーメンや冷麺、餃子が有名ということは知っていなくてもいいことだけれど普段とは違うことを学びそれを楽しむことによって知識をつけやすくなると思う。だから、普段必要のないことも積極的に調べることが自分の知識を広げることに役立つと思う。

　第二に普段と違う勉強をすることで頭のリフレッシュになるからだ。私は広島の厳島神社に行ったことがある。本来ならば学校で厳島神社という名前は出てきてもそんなに詳しく習うわけではないが、厳島神社に行って様々な詳しいことを知った。例えば厳島神社の赤い門は実は砂にうもれているのではなく自身の重みだけで立っているのだということ。また、厳島神社には野生の鹿がたくさんいるのだということだ。そういう詳しい情報を得たことでいつもとは違う普段必要のないことだけれど勉強するということに頑張ろうという思いが強くなると思う。だから、普段必要のないことを学ぶということは頭をリフレッシュさせてまた勉強に精を出そうと思うようになるのだと思う。

　確かに勉強はつまらないこともある。しかし、辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。ということわざがあるように勉強に疲れた時こそ普段とは違う勉強をして楽しく学ぶことを大切にしたいと思う。