あえさたさん、素晴らしい作文をありがとうございます。この作文では、家庭内での日常の一コマを通じて、母親の愛情と家族の大切さについて深く考察しています。

まず、作文の構成が非常に良くできています。日常的な「ただいま」というシーンから始まり、徐々に(じょじょに)その背後(はいご)にある家族の絆や母親の努力に焦点(しょうてん)を当てている点は見事です。また、母親が料理を作る様子を詳細(しょうさい)描写(びょうしゃ)し、その中で感じる安心感や愛情を伝えることで、読者にも情景が鮮明(せんめい)に伝わるよう工夫されています。

文章の中で、母親の料理に対する思いやりや愛情が、あえさたさん自身の成長と感謝の気持ちにつながっていることがうまく表現されています。母親への関心が高まるにつれて、その苦労を理解し、家族への感謝の気持ちが深まる様子が自然と描か(えがか)れており、感情の変化がリアルに感じられます。

また、母の料理作りが「まるで毎日続く長いマラソンのようだ」とのたとえは、その大変さを効果的に伝えており、たとえがうまく使われています。文章の終わりに、一般(いっぱん)化されたテーマ「人間にとって家族とは自分を支えてくれる大切な存在(そんざい)だ」と締めくくる(しめくくる)ことで、一貫(いっかん)性のある論旨(ろんし)がしっかりと示されています。

全体として、非常に感情豊かで、読者に深い共感を呼ぶ(よぶ)作文です。引き続き、日常の小さな瞬間(しゅんかん)から大きなテーマを見出す力を磨い(みがい)ていってください。

**項目(こうもく)評価**
-たとえがうまく使われています
-一般(いっぱん)化の主題がよく書けています
 

森リン評価 家族の長所 ha 06月1週 あえさた
字数/基準字数:
854字/600字
思考点:64点
知識点:59点
表現点:64点
経験点:69点
総合点:70点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:81点
知識点:76点
表現点:83点
経験点:86点
総合点:82点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙15種19個79%64点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙31種51個61%59点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙80種137個58%64点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙33種54個61%69点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
854字
 64点
 59点
 64点
 69点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 15種 19個 (種類率79%) 64点
、なぜ,。だから,。どうして,いるはず,くずさざる,だろう,と思う,なければ,に思う,のため,の場合,みると,を考える,人間にとって,言うと,

■知識語彙 31種 51個 (種類率61%) 59点
主婦,人間,今日,会話,体力,努力,友達,台所,外食,大切,大変,存在,学校,家族,平均,愛情,料理,日本,時間,最初,栄養,毎回,毎日,献立,生活,疑問,真剣,精神,自分,苦労,関心,

■表現語彙 80種 137個 (種類率58%) 64点
いちばん,いるはず,うち,お互い,がき,こと,ごはん,さ,そう,それ,たち,たま,どれ,におい,のため,の場合,ほっと,めんどう,もの,よう,ん,ゴール,バランス,フライパン,ペース,マラソン,一,一つ,中,主婦,二,人間,今,今日,会話,体力,何,僕,努力,半,友達,台所,回,夕ごはん,外,外食,大切,大変,姿,存在,学校,家,家族,平均,年,心,思いやり,愛情,手作り,料理,日,日本,時間,最初,栄養,母,毎回,毎日,気,献立,生活,疑問,的,真剣,精神,自分,苦労,週,関心,静か,

■経験語彙 33種 54個 (種類率61%) 69点
かかる,かける,くずす,くれる,つなげる,と思う,にぎる,に思う,られる,れる,を考える,伝える,作る,分かる,助け合う,向かう,帰る,感じる,挙がる,支える,気づく,求める,疲れる,知る,続く,続ける,聞く,見慣れる,調べる,走る,込める,頑張る,食べる,

■総合点 70点

■均衡点 6点
 

家族の長所
   小6 あえさた(aesata)  2025年6月1日

 「ただいま」

 僕が学校から帰ってきて家にいる家族に帰ってきたことを伝えた。「ただいま」と言うと、今日も台所からいいにおいがしてきた。母がいつものように夕ごはんを作っている。フライパンをにぎる姿は、見慣れているはずなのに、なぜか毎回ほっとする。

 僕の家では、外食はほとんどしない。多くても年に二回ほどで友達の家では、週に一回、外食すると聞く。でも、うちではいつも母の手作りだ。最初は「たまには外で食べたいなあ」と思ったこともある。でも、母が毎日ごはんを作る大変さや、その中に込められた思いやりに気づいてからは、母の手作りのごはんがいちばん大切でありがたいものだと感じるようになった。

 学校から帰ってきたら、母に「今日は学校で何をしてきたの」とよく聞かれる。最初は、ちょっとめんどうに思っていた。どうしてそんなに細かく聞くのだろうと。でも今は、それが母なりの僕への関心で、気にかけてくれていることだと分かる。母はいつも真剣に聞いてくれて、「そうだったんだね」「頑張ったね」と言ってくれる。この毎日の会話が、僕と母の心をつなげているんだと感じるようになった。母の思いやりと愛情が、僕の毎日を支えてくれているんだと思う。

 そこで一つ疑問が挙がった。母は毎日の生活でどれくらい苦労しているのかがきになるのだ。そこで調べてみると、料理を作る時間は日本の主婦の場合、平均で1日に約1時間から1時間半もかかるそうだ。しかも、毎日続けることは体力的にも精神的にも大変なことで、献立を考えたり、栄養バランスを考えたりすることも求められる。それを知って僕は母の苦労はまるで毎日続く長いマラソンのようだと思った。どんなに疲れていても、ペースをくずさずに走り続けなければならない。僕たち家族のために、毎日ごはんを作るというゴールに向かって、母は静かに努力を続けている。

 人間にとって家族とは自分を支えてくれる大切な存在だ。だから僕は家族を大切にしながら、お互いに助け合っていきたいと思った。