学びの楽しさ
   中1 すりりんご(akimano)  2025年6月1日

 人間は、生まれた瞬間から学び始める。そして、そこから人生八十年余り、人間は学ぶ。何かを学ぶことができることができるのは、生物のすぐれた能力をもっているしるしである。ものを学ぶとは、何か新しいことを知ることや何か新しい能力を身に付けていることである。つまり、何かを知ることの楽しみや喜びが、エネルギーとなる。学ぶことは楽しいと思うべきだ。

 第一の理由は、自分でやる学習はとても面白いからだ。私は、宿題が嫌いだ。宿題は、先生が勉強の課題を出す受動的な行動だ。いっぽう自主学習は、自分が好きな教科や知りたい事柄、日記などと自分で勉強課題を選ぶ能動的な行動だ。受動的な行動は自分でコントロールできないが、能動的な行動は自分の行動を興味のある方へ好きにコントロールできるから視野も拡がる。小学校低学年の頃は、野菜や果実、都道府県名、国旗の名前などを自主学習で学習していた。この内容は、いっけん遊びのような学習に思えるかもしれないが、実は、とても役に立っている。地理のテストでは、都道府県名や国旗の名前が出る。低学年の時に自分に勉強の課題を出していてよかったと思った。小学校高学年になると、授業の予習・復習、日本の山脈や高地、世界の国の首都などを勉強の課題として自分に出すようにした。そうして学習していくと、どんどんテストの点が良くなった。とても嬉しかった。勉強は、国語や数学などの教科に関係なくても、自分が興味のあるものを学習することで、必ずどこかで役に立つのだ。

 第二の理由は、学習はもともと面白いからである。私は、数学が大の苦手である。なぜなら、数学には、必ず答えがあるからだ。道徳などと違い、その答えと違っていたら、直ちにバツになる。バツにならないために、勉強する。その勉強の中でどこに楽しさ、面白さがあるのかというと、それは問題を解いて正解した時の嬉しさと達成感だ。私は、普通に問題集を解いて正解するのも嬉しいが、授業の中でついさっき習った物事を活用して問題を解き、正解する方がとても嬉しい。学習には、数学以外でも、達成感や嬉しさが必ず隠れている。

 確かに、勉強にはつらい面もある。しかし、記録は破られるためにある、という名言があるようにつらい壁にぶちあたっても、その大きな壁を乗り越えて、改善点や自分が分かっていないところを復習してみると何かの気づきがあるのではないだろうか。その気づきがとても面白い。勉強は、頭に入って学習するものである。勉強をつらいものと考えると、頭に入りづらい。楽しいというエネルギーは何事にも大事だ。だから、学ぶことは楽しいと思うべきだと考える。