進級試験合格です。おめでとう!
<<え2005/54み>>
お母さんへの思いがたっぷりつまった、あたたかくて読みごたえのある作文ですね。読む人の心までぽかぽかしてきました。
【総評】
お母さんのやさしさや思い出、さらには自分の反省やこれからの決意までしっかりと書かれていて、とても読みごたえのある作文です。特に印象に残ったのは、「やればできるじゃない」とほめられた経験から始まり、日常のエピソードやお母さんの子どもの頃の話まで広げているところです。構成も整っていて、最後まで気持ちを込めて丁寧に書かれているのが伝わってきます。
【段落ごとの講評】
◆第1段落
「やればできるじゃない」というセリフを冒頭に置いたことで、読者の興味を引きつけるとてもよい書き出しになっています。自分の生活や習慣をふり返って素直に書いている点がすばらしいです。
◆第2段落
お母さんとの日本での思い出がとても具体的で、読みながら一緒にその場を歩いているような気持ちになりました。「下水道の博物館」の話は意外性があり、「臭くて吐きそうになったけど学びがあった」という感想は、体験作文としても非常によくできています。
◆第3段落
おばあちゃんから聞いたお母さんの子どものころの話と自分の今の姿をくらべて、「やっぱりカエルの親はカエル」とまとめたユーモアのある言い方が、とても上手です。比喩表現が自然に使われていて、作文がいきいきしています。
◆第4段落
お母さんへの感謝と自分のこれからの目標がしっかりと書かれていて、心のこもったしめくくりになっています。「気分が上がる」という言葉の選び方も今らしくてよいです。ダジャレもおもしろい!
【特に優れていた点】
お母さんとの具体的なエピソードが豊富で、読み手の共感をよびやすい
人から聞いた話(おばあちゃんの話)をうまく作文に取り入れている
ユーモアや比喩表現(「米粒のよう」「カエルの親はカエル」など)が自然で表現力が豊か
体験→発見→感謝と、文章の流れがとてもスムーズで読みやすい
【考えを深めるための質問】
お母さんがしてくれてうれしかったことの中で、自分も誰かにしてあげたいと思ったことはありますか?
■思考語彙 13種 16個 (種類率81%) 59点
。なぜ,いうと,てこそ,と思う,なければ,なので,なるので,られると,を考える,上がるので,回るので,怖いので,慣れるため,
■知識語彙 28種 38個 (種類率74%) 56点
下水,下水道,丸太,体験,便利,先生,博物館,印象,場所,大事,子供,恐怖症,教室,文房具,施設,日本,時間,東京,気分,水泳,生活,絶対,習慣,苦手,設備,貴重,隙間,高所,
■表現語彙 75種 108個 (種類率69%) 62点
いや,お手伝い,お母さん,お菓子,きれい,こと,ころ,さん,そう,それ,たくさん,とき,ところ,ばあちゃん,ばり,よう,アスレチック,カエル,ガラス,キャラクター,グッズ,タワー,デッキ,プール,メイン,下水,下水道,中,丸太,二,人,体験,使い,便利,先生,前,博物館,印象,回,場所,大事,大好き,好き,子,子供,床,恐怖症,慣れるため,所,教室,文房具,施設,日本,時間,東京,気,気分,水,水泳,生活,目,私,管,米,粒,絶対,習慣,苦手,親,設備,貴重,隙間,顔,飲み物,高所,
■経験語彙 32種 46個 (種類率70%) 67点
おる,かかる,かける,くれる,しまう,つける,できる,と思う,はく,ほめる,もらえる,やめる,られる,わかる,を考える,上がる,入る,回る,待つ,怒る,慣れる,残る,直す,立つ,聞く,落ちる,見える,見合わせる,通う,連れる,遊べる,震える,
■総合点 67点
■均衡点 6点
かえるの親はかえる
小4 なな(akasona)
2025年6月1日
「やればできるじゃない。」
私はテストで良い点を取ったときにお母さんにほめられました。テストでいい点を取ったり、お手伝いをしたり、朝きちんと起きれたときにはほめてもらえます。でもふだん私はあまりお手伝いをしないので、ほめられることは少ないです。朝もすぐ起きるのは苦手で、
「早く起きないと遅刻するよ。」
と逆にいつも怒られてしまいます。
私のお母さんは、日本へ来ると色々なところへ連れていってくれます。どうしてかというと、アメリカはあまり出かけて楽しい場所が少ないけど日本は行って楽しいところがたくさんあるからです。例えば、私は日本のコンビニやスーパー、百円ショップ、ショッピングモールが大好きです。日本のおいしいお菓子や飲み物、キャラクターグッズ、きれいでかわいくて使い易い文房具など、見ているだけでもとても楽しいです。なので、いつも行ったり来たりして見て回るので長い時間かかってしまいます。それでもお母さんは
「好きに見たら?」
と待っていてくれます。それから、博物館や遊べる施設にもたくさん行きました。特に印象に残っているのは下水道の博物館で、実際の下水管の中に入る体験もしました。臭くてはきそうになりお母さんと顔を見合わせてしまいましたが、そのような大事な設備があってこそ便利で良い生活ができるということがわかって、貴重な場所に連れて行ってもらえたなと思います。
おばあちゃんにお母さんが子供のころどのような子だったか聞いてみました。お母さんは子供のころ、アスレチックと水泳が苦手だったそうです。なぜかというと、お母さんは高いところが苦手で、アスレチックの高い所の丸太と丸太の隙間から落ちそうで立つのが怖かったそうです。水泳は水に慣れるために先生に水をかけられたりするのがいやで、水泳教室に二回だけ通ってやめてしまったそうです。実は私も高所恐怖症で水も怖いです。この前東京タワーのメインデッキに行ったときに床がガラスばりになっていて、まるで人が米粒のように小さく見えてぶるぶる震えてしまいました。そして、私は水が目に入るのが痛くて怖いのでプールもとても苦手です。もし先生に水をかけられたりしたら絶対に水泳教室をやめると思います。やっぱりカエルの親はカエルだなと思いました。
お母さんは怒るとおっかあないさんになるので気をつけなければならないけど、いつも私のことを考えてくれていて本当にうれしいです。それに、お母さんにほめられると気分が上がるので、もっとほめられるようにお手伝いをしたり、悪い習慣を直したりしたいなと思いました。