真実はただ一つ
   中3 あおてね(aotene)  2025年6月1日

  テレビで見える戦争の部分と見えない部分、その差がくっきりと出てきたことが、湾岸戦争の大きな特徴である。テレビで戦争が見える、と一瞬思ったが、見えている部分はその一部である、ということに一瞬遅れて気がついてくる。明るい部分が明るければ明るいほど、影の部分、影の形が、逆にはっきりしてくるともいえる。明るい部分とは、つまり映像や情報の流れている部分、暗い部分とは、映像が秘匿され、流れてこない部分である。私は、目に見えるものをそのまま信じてしまうのではなく、その裏側ある真実を見極められる人間になりたい。



 第一の方法として、目で見えた情報だけを信じようとしない。テレビ以外のニュースでも最近写真と一緒にニュースを報道することが多くなった。文字を読むのが苦手な人や読めない人は画像を手がかりにする人も多い。しかし、画像だけでは判断してはいけない。私は画像だけで判断してしまい、誤解を生んでしまった経験があるからだ。私はインターネットでフェイクニュースを見たのだ。海外で地震が発生し、動物園のライオンが動物園から飛び出してしまい街中を歩いている画像だ。最初は疑った。ライオンが歩いているのに写真を撮る余裕はあるのか、などと疑問に思った。しかし、「ニュースだから」と思い、信じてしまった時があった。何事にも疑問に思うことは大切であり、疑問に思った気持ちを行動に生かすことは大切だとわかった。もし何かおかしいと思ったら他の検索サイトでもう一回調べてみたりと、真実を突き止めることは大切だ。



 第二の方法として、メディアの報道の仕方を工夫することだ。一段落目にあったようにテレビでは明るい部分と暗い部分に分かれている。テレビでは明るい部分しか報道されないので国民にはニュースのほんの一部しか伝わっていないとも言える。そのため、テレビでは暗い部分も積極的に取り入れるべきだと思う。テレビの番組を作成する会社にとっては嫌かもしれないが、暗い部分が国民に伝わっていないのも問題だ。国内が混乱になってしまうこともあり得る。国内が混乱になると伝える側の問題となる。それを防ぐために伝える側も、もっと伝え方を工夫すべきだと思う。例えば、どうしてそのようなことが発生したのか専門家も利用しながら原因を伝え、これからの対策方法も一緒に伝えることで、国民の意識も高くなっていくのではないかと思う。メディアの報道の仕方を工夫することで、真実を見極められる人間が増え、国内の治安が良くなるとも思う。



 確かに、映像があると事実を受け止めやすい。 しかし、「花はだれがみていなくても咲いている。」という言葉があるように、私はただ一つの真実を見極める人間になりたい。そのために、いろいろな方法をどんどん試してみたい。