あうさのさん、こんにちは。今回の作文の講評を行いますね。テーマが「メディアと情報の真実性」についてとても重要で、考えさせられる内容でした。作文の構成が整っており、具体的な例を挙げながら議論が展開されている点が素晴らしいです。

特に、自分の体験や具体的な歴史的事例(石油ショック)を引用して、情報の見極め方について語られている部分は、非常に説得力がありました。体験実例がよく書けています。また、情報の裏側を見るための方法が具体的に述べられており、方法がよく書けています。生き方の主題に関しても、「真実を見極められる人間になりたい」という強い意志が感じられ、生き方の主題がよく書けています。

さらに、名言「真実は(くつ)紐を結んでいる間に、嘘は世界を半周している」という表現を使用している点も印象的で、名言がよく書けています。このように、情報を深く掘り下げる(ほりさげる)重要性を、さまざまな角度からアプローチしており、読み手にも考えるきっかけを与える(あたえる)ことができています。

全体を通して、あうさのさんの洞察(どうさつ)力と情報に対する深い理解がうかがえる作文でした。情報の真実を追求する姿勢は、これからの社会で非常に重要なスキルとなるでしょう。引き続き、多角的な視点から物事を捉える(とらえる)力を磨い(みがい)ていってください。

<<ruby>項目(こうもく)評価>
-方法がよく書けています。
-生き方の主題がよく書けています。
-名言がよく書けています。
-体験実例がよく書けています。
 

森リン評価 情報を見極める必要性 ra 06月1週 あうさの
字数/基準字数:
1288字/600字
思考点:97点
知識点:86点
表現点:82点
経験点:88点
総合点:93点
均衡点:5点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:5点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙28種31個90%97点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙70種104個67%86点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙120種190個63%82点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙46種62個74%88点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1288字
 97点
 86点
 82点
 88点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 28種 31個 (種類率90%) 97点
 確か,、第,。しかし,。だからこそ,あるかも,あると,いうと,するかも,すると,そのため,たかも,だろう,と思う,ないと,ながら考える,なければ,なるため,に考える,は第,も考える,を考える,メディアにとって,思うと,情報に対して,改めて思う,考えるざる,考えると,防げば,

■知識語彙 70種 104個 (種類率67%) 86点
一部,上昇,不安,不足,世界,中東,予知,人間,以上,以前,供給,価格,冷静,勉強,半周,危険,名言,商品,問題,噴火,国会,地震,報道,場所,大量,学校,巨大,影響,心理,必要,情報,戦争,戦後,拡散,授業,文面,新聞,方法,映像,時期,最近,根拠,歴史,比較,気象庁,特定,特徴,状態,状況,現象,生産,発言,真実,石油,確認,社会,科学,結果,自分,自身,行動,裏側,規模,記事,話題,議員,身近,部分,重要,露出,

■表現語彙 120種 190個 (種類率63%) 82点
 確か,こと,これ,さ,そう,そのため,それ,とき,なるため,まわり,よう,コロナ,ショック,テレビ,デマ,トイレットペーパー,パニック,メディア,一,一つ,一部,上昇,不安,不足,世界,中東,予知,二,人,人々,人間,以上,以前,何,供給,価格,光,冷静,初め,勉強,化,半周,危険,名言,商品,問題,嘘,噂,噴火,四,国会,地震,報道,場所,大量,学校,巨大,差,年,影響,心理,必要,情報,戦争,戦後,拡散,授業,文面,新聞,方法,日,映像,時,時期,最近,根拠,次,歴史,比較,気象庁,流れ,物,特定,特徴,状態,状況,現象,生産,疑い,発言,的,目,真実,石油,確認,社会,禍,私,科学,紐,結果,自ら,自分,自身,行動,裏側,規模,記事,話,話題,議員,買い占め,身近,部分,重要,間,露出,靴,頃,7月,

■経験語彙 46種 62個 (種類率74%) 88点
おく,しまう,しれる,とる,と思う,ながら考える,に考える,も考える,られる,れる,わかる,を考える,伝える,似る,作る,信じる,入る,出回る,出来る,取り上げる,増える,広がる,広まる,引き起こす,当たる,持つ,改めて思う,書く,望む,気づく,知る,確かめる,結ぶ,習う,聞く,見える,見極める,話し合う,話す,買い占める,買う,起こる,載せる,載る,違う,防ぐ,

■総合点 93点

■均衡点 5点
 

情報を見極める必要性
   中3 あうさの(ausano)  2025年6月1日

 テレビを見ると情報がオープンに流れている、と錯覚させる。実はその大量の情報は、真実の情報を覆い隠すめくらましの効果を狙っているものである。今はむしろ情報をどんどん流すところに特徴がある。テレビは目に見える部分、光の当たっている部分の情報を伝えることになりやすい。また、テレビでは映像化しにくい重要な情報のあることを考えなければならない。自らをメディアに露出したいと望む状況が、メディアにとっては、新しい危険な状態だということにもなる。

私は目に見える物をそのまま信じてしまうのではなく、その裏側にあるかもしれない真実を見極められる人間になりたい。

 そのための方法としては第一に、裏側を身近に見ておくことだ。

2025年7月5日に何が起こるか知っている人はいるか?

この日は巨大地震が起こると言われている。これはインフルエンサーがYouTubeで取り上げられたことで噂が一気に広まった。しかし、科学的根拠は全くなく、気象庁も「

地震や噴火の時期・場所・規模を特定する予知は出来ないと話しているそうだ。この話題は自分の学校でも広まっていた。私自身もYouTubeで見たことがあった。こんなに身近にデマ情報が入っていると思うとゾッとする。もっと情報に対して、疑いを持つ必要があると改めて思った。

 また、第二の方法としては、何も考えずに行動するのではなく、まずは冷静に考えてみることだ。最近、歴史の授業で戦後の勉強をしている。真実を見極められる人間になるために必要な情報を私は習った。それは石油ショックだ。石油ショックを少し詳しくいうと、1973年頃、第四次中東戦争の影響で石油の価格が上昇し、新聞の報道や一部の国会議員の発言から「石油から作られる商品が不足する。」という話が拡散した。その流れで「トイレットペーパーが不足するかもしれない。」という記事を新聞に載せた。それが一気に広まり、パニック的な買い占めが起こった。しかし、実際は生産に大きな問題はなく、デマと不安心理が引き起こした「社会的現象」だったと言われている。これをどのように防げば良かったのかをChat GPTに聞いてみた。すると、まずは情報を確かめ、冷静に話し合う。その次に必要以上に買わないという行動をとっていたら結果は違っていたかもしれない。と書かれてあった。コロナ禍の初め、SNSでトイレットペーパーが不足するというデマが広がった。人々は不安になり、大量に買い占めた。実際には供給に問題はなかったが、まわりの行動に影響されて買う人が増え、パニックが大きくなっていった。これは1973年の石油ショックのときとよく似た流れだった。これも以前あった問題と比較しながら考えると、デマだと気づいただろう。

 確かに、映像や文面に載っている情報はわかりやすいし、確認する時も手っ取り早い。しかし、「真実は靴紐を結んでいる間に、嘘は世界を半周している。」という名言があるように、真実と嘘では出回る速さにとても差がある。だからこそ人間一人一人が一つの情報について見極めていきたい。