楽しい先生
   小5 たかさら(takasara)  2025年6月1日

「ララポートまでぶっ飛ばしますよ。」

その言葉でクラス中全員

「あははははは!」

と笑った。私も笑ったが危うく鼻からポークビーンズを出すところだった。どうしてこんなことになったかというと、誰かが先生に向けて

「ねえ先生、先生の年齢当ててあげる。」

と言いその子が

「八十四歳!」

といったのでこうなったのだ。本当の年齢は三十代後半なのに八十代前半というとは思ってもいなかった。私は

「先生のせいで鼻からポークビーンズ出すところだった!」

と言ったら先生は

「ごめんね。」

とあやまっていた。



 私の担任の先生の名前は奥田先生。みんなからは奥ティーか、奥田ティーチャーと言われている。私は奥田ティーチャーと呼んでいる。先生は沖縄育ちで空手の選手でもある。そして笑顔がまるで太陽のように輝いている先生だ。みんなに

「奥田先生のことって好き?」

と聞くとやはり、

「うん!めっちゃ好き。だって明るいし、優しいし、もうね全部そろっている。」

と言われ私もそう思った。数人に聞くと同じ結果が返ってきた。



 私は父に

「楽しい先生というか心に残った先生っている?」

と聞いてみた。すると父は

「中学校の先生なんだけどみんなが別れを惜しんでまた会おうねとか言っている最中に、先生が急にもうここには戻ってこないでください。って言ってみんなびっくりしちゃって、どうして?って聞いたら次の生活が充実していれば戻りたいと思わないからだよ。って言われてまだ心に残っているよ。」

と言われその先生は一番最初は最低だなと思ったけれど、最後のを聞いていい先生だな、と思った。



 私は明るくて優しい先生はみんなから好かれるということが分かった。