はるまきさん、こんにちは。今回の作文「自然(しぜん)とふれ合うことの大切さ」を読ませていただきました。実際(じっさい)に田植え体験(たいけん)をして感じたことを素直(すなお)表現(ひょうげん)していて、読んでいて(わたし)も田んぼの中にいるような気分になりましたよ。

作文の中で、田植えの様子やその後の川での遊びを具体(てき)描写(びょうしゃ)している点がとても良かっ(よかっ)たです。「ポチャン!」や「ぬめっ。べちょっ。」といった音の表現(ひょうげん)が、場面の生々しさを伝え(つたえ)ていますね。また、お母さんや友達(ともだち)との会話が自然(しぜん)で、情景(じょうけい)がより鮮明(せんめい)に思い浮かび(うかび)ます。

心の中で思ったこともしっかりと書かれていて、はるまきさんがどのように感じたかが伝わっ(つたわっ)てきました。特に(とくに)、スマホやゲームについて考えを巡らせる(めぐらせる)部分では、現代(げんだい)の生活と自然(しぜん)との関わり(かかわり)について深く思いを馳せていることが感じられます。

お母さんの子ども時代の話が入っているのも、作文に深みを加え(くわえ)ていて素晴らしい(すばらしい)です。これによって、世代を超え(こえ)自然(しぜん)との触れ合い(ふれあい)がどのように変わっ(かわっ)てきたかが垣間見(かいまみ)え、考えさせられる部分がありました。

全体を通して、はるまきさんの作文は情感(じょうかん)豊か(ゆたか)で、読み手を引き込む(ひきこむ)力があります。これからも自分の経験(けいけん)や感じたことを大切にして、作文を書いていってくださいね。

###項目(こうもく)評価(ひょうか)
-たとえがうまく使われています
-前の話や聞いた話がよく書けています
-ですますがよく書けています
-心の中で思ったことがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています
 

森リン評価 自然とふれ合うことの大切さ ta 06月2週 はるまき
字数/基準字数:
1094字/400字
思考点:67点
知識点:51点
表現点:59点
経験点:76点
総合点:64点
均衡点:1点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:72点
知識点:56点
表現点:65点
経験点:81点
総合点:69点
均衡点:1点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙16種19個84%67点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙21種24個88%51点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙68種98個69%59点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙38種45個84%76点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1094字
 67点
 51点
 59点
 76点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 16種 19個 (種類率84%) 67点
、ざる,、なぜ,「たぶん,いると,いるので,すぎると,すれば,そう思う,だろう,ないと,ないので,ながら思う,なんとも言える,出よう,私にとって,離さざる,

■知識語彙 21種 24個 (種類率88%) 51点
一巻,一番,一緒,人間,体験,友達,地上,地面,大人,大切,大変,本格,気分,無事,無限,現代,砂場,祖父,童心,自然,農家,

■表現語彙 68種 98個 (種類率69%) 59点
お母さん,ここ,こと,これ,ごっこ,さ,さん,そう,たんぼ,つかの間,め,ん,アイスクリーム,ズボン,デメリット,リラックス,ループ,一巻,一番,一緒,中,二,人,人間,今,体験,十,友達,土,地上,地面,大人,大切,大変,妙,屋,川,帰り道,心,手,時,本格,束,気,気分,気持ち,水,沼,泥,無事,無限,現代,田植え,疲れ,的,目,砂場,祖父,私,童心,腰,自然,話,足,農家,近く,達,頃,

■経験語彙 38種 45個 (種類率84%) 76点
あげる,いける,いじる,かける,かけ合う,く,したたる,すぎる,そう思う,たまる,つける,ながら思う,なんとも言える,のびる,ふる,ふれ合う,ぼる,やる,入り浸る,出る,帰る,感じる,抜く,教える,植える,汚れる,洗う,涼む,疲れる,着く,空く,終わる,続く,聞く,遊ぶ,離す,飛ぶ,驚く,

■総合点 64点

■均衡点 1点
 

自然とふれ合うことの大切さ
   小4 はるまき(akoruka)  2025年6月2日

    自然とふれ合うことの大切さ

              はるまき 

 「ポチャン!」

水が勢いよく跳ねた。

「うわっ、足にかかった!」

秋に美味しいお米になるまだ鮮やかな緑色をした稲を、ぬめっとした泥水に植えていく。私、お母さん、私の友達は、田植え体験をしていた。

「ぬめっ。べちょっ。」

気持ち悪い音を発して、泥水が私の足にこびりついていく。腰を曲げて一本ずつ稲を植えていく作業もなかなか大変だ。

「このお米、私達も食べられるの?」

友達が髪を耳にかけながら言った。

「うーん、わかんないなぁ⋯」

お母さんも、泥水から目を離さずに言う。私達は二十束ほどしか植えないのであまり疲れないが、本格的に田植えをする農家さんはどんなに大変だろう。そう思っていたら、いつの間にか私達の手が空いていた。

「田植え体験、これで終わり?」

「たぶん。じゃあ、出ようか。」

しかし、ここで気を抜いたら一巻の終わりだ。帰り道も、ぬめっとした沼が続いている。気をつけながら帰らないといけない。

「ふーっ、腰が痛いわーっ!」

無事に地上に着き、お母さんがのびをして言った。私のズボンから、ぼたんぼたんと水がしたたっている。でも、なぜか妙にすっきりとした気分だった。

 足が泥で汚れているので、近くにある川で足を洗うことにした。

「あ〜っ、気持ちいいっ〜!」

なんとも言えない、ひんやりとした気持ちよさだ。

「バッシャーン!」

涼んでリラックスしていると、友達がいきなり水をかけてきた!

「あっ、やったなぁ〜っ!」

「バッシャン!」

「きゃあっ!」

あぁ、水のかけ合い無限ループだ。そう思うのもつかの間、また水が飛んでくる。でも、なぜかとっても気持ち良く、楽しい気分だった。

 私のお母さんは小さい頃、ずっと私にとっての祖父と一緒に土でアイスクリーム屋さんごっこをしていたそうだ。しかも、砂場ではなく地面の土で。今は地面の土があまりないので少し驚いたが、土や水で遊ぶ時って妙に楽しい気がする。今のスマホばかりいじっている大人達も、童心にかえって砂場で遊んだりすればいいのになぁ⋯と話を聞きながら思った。

 今はユーチューブやニンテンドースイッチなどに入り浸る人間が多い。少しなら良いが、多すぎると疲れがたまるというデメリットしかない。疲れが多い現代人には特に、水や土などの自然とふれ合うことが一番大切なんだよと教えてあげたいなと心の中で感じた。