作文における複数の意見の提示が優れています。
特に、事実を伝える重要性と状況に応じた嘘の利用のバランスについて、具体的な例を挙げて説明しており、理解しやすいです。
また、自己紹介の体験を通じて事実を伝えることの価値を説明する部分は、具体的でリアルな事例として効果的です。
一休さんの話を引用して「嘘も方便」という考えを補強している点も、文中での昔話の使用として適切であり、議論を豊かにしています。
さらに、名言を引用することで論点を強化している点も見受けられます。
アインシュタインの引用は、説明の明瞭さを強調するために効果的に用いられており、その場面での名言の活用は印象的です。
文章全体を通じて、フィクションとノンフィクションの議論を巧みに織り交ぜながら、日常生活における「真実」と「嘘」の役割を探求しています。
最終段落で、事実と嘘の適切な使用についての自己の結論を述べることで、文章にまとまりをもたらしています。この総合化の主題がうまく書けており、読者に対して明確なメッセージを伝えることができています。
項目評価:
-複数の意見がよく書けています。
-体験実例がよく書けています。
-昔話の実例がよく書けています。
-名言がよく書けています。
-総合化の主題がよく書けています。
内容★ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:999字/600字
思考点:92点
知識点:75点
表現点:72点
経験点:71点
総合点:78点
均衡点:1点
■思考語彙 26種 33個 (種類率79%) 92点
しかし, 確か,。しかし,。すなわち,。つまり,いうと,がなぜ,ことによって,しめるため,そう考える,だろう,できるから,と場合,と思う,と言える,なければ,もらうため,個人にとって,創ろう,問わざる,場合によって,場合により,導くため,映そう,果たすため,進めるため,
■知識語彙 54種 89個 (種類率61%) 75点
一休,不可避,中学,事実,人間,仮説,信頼,個人,入学,全員,共通,内容,円滑,友達,唯一,善意,基本,基礎,場面,大切,工夫,強調,得意,必要,意味,意見,承認,断片,方便,方向,明確,根拠,機転,混入,無二,物事,状況,率直,理解,目的,相手,知恵,社会,立場,紹介,絶対,自分,自己,自身,言葉,説明,都合,重要,関係,
■表現語彙 98種 185個 (種類率53%) 72点
確か,あなた,こと,この世,さん,しめるため,それ,と場合,どちら,ひとつ,もの,もらうため,よう,アインシュタイン,クラス,コミュニケーション,ノンフィクション,フィクション,ルール,一休,万,不可避,中,中学,事実,人,人間,仮説,信頼,個人,僕,入学,全員,共通,内容,円滑,友達,唯一,善意,嘘,基本,基礎,場面,大切,好き,子ども,導くため,工夫,巧み,強調,得意,心,必要,性,意味,意見,感,承認,文,断片,新た,方便,方向,明確,時,書き手,果たすため,根拠,機転,歳,気,混入,点,無二,物事,状況,率直,理解,的,目的,相手,知恵,社会,立場,紹介,絶対,自分,自己,自身,言葉,話,話し方,説明,身,進めるため,都合,重要,関係,
■経験語彙 35種 57個 (種類率61%) 71点
いける,しめる,すぎる,せる,そう考える,つく,つける,できる,と思う,と言える,もらう,れる,伝える,住む,使う,創る,問う,在る,増す,導く,応じる,映す,果たす,気付く,生まれる,知る,示す,築く,聞く,落ち着く,見つける,許す,話す,認める,進める,
■総合点 78点
■均衡点 1点
相手に伝え、理解してもらうために
中2 あえねお(aeneo)
2025年6月1日
ノンフィクションの書き手は、在るものを映そうとし、フィクションの書き手は、在らしめるために創ろうとする。「人間」の混入は不可避であることはこの世に万人が認める唯一無二の絶対的な事実があるのではなく、個人にとっての事実しかないという立場を承認することでもある。つまり、ノンフィクションとは、事実の断片による、事実に関するひとつの仮説にすぎないのだ。
確かに、事実を率直に伝えることは大切だ。なぜなら、事実を相手に伝えることによって相手からの信頼感が増し、友達関係が築くことができる。自己紹介もこのひとつだろう。自分の好きなこと、得意なことを紹介し、友達の意見も聞くことで、共通点に気付き新たな関係が生まれる。そして、事実を伝えることは、社会に住んでいる中でとても大切で、相手とのコミュニケーションの基礎を身につけることもできる。僕も中学に入学した時に、クラス全員、自己紹介をして、その時に相手との共通点を見つけ、新しい友達ができた。
しかし、時と場合により、多少の嘘をつくことも大切だ。すなわち、嘘をつくことは、基本的に悪いことだが、状況や都合に応じて少しばかり嘘をつくことは良いと思うということだ。僕がなぜそう考えたのかというと、時には、嘘をつくことで相手の心を落ち着かせることができるからだ。「嘘も方便」という言葉を知っているだろうか。この言葉は、相手や状況に応じて、物事を円滑に進めるためや、相手を良い方向に導くために、時には嘘も許されるという意味である。一休さんの機転という話でも、嘘をついてはいけないというルールの中でも、知恵や工夫が必要になる場面があるということが示されていて、言葉を巧みに使い、「善意」や「目的を果たすため」に嘘をつくことの重要性が強調されていることから、「時と場合により、多少の嘘をつくことも大切だ」という文の根拠となると言えるだろう。
確かに、事実を率直に伝えることも、時と場合によって、嘘をつくことも大切だ。しかし、最も大切なことは、アインシュタインの「もしそれを6歳の子どもに説明できないなら、あなた自身がそれを理解していないのです。」のようにまずは、相手に明確に理解してもらうことだ。このように、僕も事実、嘘どちらを話すかということを問わず、まずは相手に明確に話した内容を理解してもらうために話し方に気をつけなければならないと思った。