のんのさん、今回の作文にはとても深い考察が含ま(ふくま)れていて、国際感覚についての理解がしっかりと示されていました。

まず、国際感覚とは何かについての定義を明確に述べている点が非常に印象的です。
国際的な問題に対する多角的な視点が、具体的な例とともに織り交ぜられており、読む者にとって理解しやすい構成となっています。
特に、「地球市民」という概念(がいねん)を取り入れ、それがなぜ重要なのかをしっかりと説明している部分は、深い洞察(どうさつ)力を感じさせます。

また、自分の意見を持つことの重要性について、個人の体験を交えて語ることで説得力が増しています。
体験実例がよく書けています。
さらに、他者の意見に耳を傾け(かたむけ)、異なる視点を理解することの大切さを、具体的な学校での経験を通じて説明している点も素晴らしいです。

作文全体を通して、自分の生き方と国際感覚との関連を考える姿勢が見られ、生き方の主題がよく書けています。
このような深い理解と反省が、中学3年生の作文としては非常に成熟しており、のんのさんの思考の深さがうかがえます。

最後に、名言を引用することで、自分の考えを強調し、読者にもっと考えさせる効果を持たせています。
名言がよく書けています。
これからもこのような思考を深め、さまざまなテーマに挑戦(ちょうせん)していってほしいと思います。
 

森リン評価 ウィンウィンな幸福 ra 06月2週 のんの
字数/基準字数:
1378字/600字
思考点:74点
知識点:82点
表現点:75点
経験点:80点
総合点:85点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙19種22個86%74点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙65種117個56%82点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙104種208個50%75点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙41種65個63%80点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1378字
 74点
 82点
 75点
 80点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 19種 22個 (種類率86%) 74点
n確か,。たとえば,。だからこそ,「たしかに,「なぜ,しよう,する可能,そう考える,て考える,といえ,と思う,と思える,ないと,なければ,なるから,は思う,は言える,向き合うと,聞くと,

■知識語彙 65種 117個 (種類率56%) 82点
一番,一緒,不幸,世界,人権,人間,人類,他人,価値,全体,利益,否定,固定,国際,地球,執念,基盤,場面,多様,大事,大切,姿勢,存在,学校,実感,対等,対話,将来,尊重,市民,平和,幸福,必要,意見,意識,成長,授業,採用,文化,普遍,最初,本当,概念,機会,正反対,活動,状況,理由,理解,相手,真実,社会,立場,納得,経験,結局,結果,背景,自信,自分,行動,見方,視点,言葉,重要,

■表現語彙 104種 208個 (種類率50%) 75点
n確か,あり方,お互い,きっかけ,こと,さ,すべて,する可能,それ,たち,とき,みんな,もの,よう,わけ,アイデア,グループ,コミュニケーション,一番,一緒,上,不幸,世界,中,互い,人,人権,人間,人類,他,他人,価値,僕,全体,利益,力,否定,周り,固定,国際,地球,執念,基盤,場,場面,多様,大事,大切,姿勢,存在,学校,実感,対等,対話,将来,尊重,市民,平和,幸せ,幸福,必要,性,意見,意識,成長,授業,採用,文化,方,普遍,最初,本当,案,概念,機会,正反対,活動,状況,理由,理解,的,相手,真実,社会,積み重ね,立場,納得,組み,経験,結局,結果,考え,考え方,耳,背景,自信,自分,行動,見方,視点,観,言葉,違い,重要,

■経験語彙 41種 65個 (種類率63%) 80点
あう,しまう,す,せる,そう考える,つながる,て考える,できる,といえ,と思う,と思える,は思う,は言える,ぶつかる,やる,れる,伝える,傾ける,出し合う,取る,受け入れる,合う,合わさる,向き合う,学ぶ,広がる,役立つ,押し通す,持つ,気づく,流す,生きる,生み出す,聞く,見える,触れる,話し合う,認める,違う,選ぶ,関わる,

■総合点 85点

■均衡点 7点
 

ウィンウィンな幸福
   中3 のんの(aohita)  2025年6月2日

国際感覚とは、単に外国語が話せることや外国人と上手く付き合えることではなく、人権・平和・環境などの問題に国際的な視点で向き合う力のことだ。自分の意見を持ち、他者と正確にコミュニケーションを取り、固定観念にとらわれず、多様な文化や価値観に向き合う姿勢が求められる。また、現代社会では国家の利益だけでなく、地球全体の課題を共有し解決しようとする「地球市民」としての意識が重要である。地球市民とは、人類全体が互いの人権や平和を尊重しあう存在であり、それはもっとも普遍的な人間のあり方だといえる。僕は、自分の意見をしっかり持ち、他の人の考えも尊重しながら、多様な価値観や文化と向き合って生きていきたい。

まず、自分の考えを持つということがすべての基盤になると思う。国際的な視点を持つ上でも、まずは自分の意見や価値観をはっきりさせることが必要だ。なぜなら、自分の立場を理解しなければ、他人との違いを理解し、尊重することも難しくなるからだ。どんな場面でも、自分の意見があることで、自信を持って行動できるし、周りの人と対等にコミュニケーションを取ることができるようになると思う。意見を持っていないと、ただ相手に流されてしまったり、自分の本当の考えが見えなくなったりする可能性がある。たとえば僕は、学校のグループ活動で自分の意見をしっかり伝えたことがある。結果として、僕の案がそのまま採用されたわけではなかったけれど、僕の考えがきっかけになって、他の人の意見と組み合わさり、グループ全体のアイデアがより良いものになった。この経験を通して、自分の考えを持ち、相手に伝えることが、周りの成長にもつながるのだと実感した。そうした積み重ねが、将来、国際的な場でも役立つ力になると思う。

また、自分の考えを持つだけでなく、他人の意見にもしっかり耳を傾けることが大切だと僕は思う。とくに意見がぶつかったときには、まず相手を否定するのではなく、「なぜそう考えるのか」を理解しようとする姿勢が必要だ。違う考えを持つ人と向き合うと、自分の世界が広がることも多い。学校の授業では、意見を出し合って話し合う機会があるけれど、そのときに僕は、自分と正反対の意見に触れて、初めて気づかされたこともあった。最初は納得できなかったけれど、相手の背景や理由をよく聞くと、「たしかに、そういう見方もある」と思えるようになった。結局、そうやってみんなの意見を出し合った中から、一番よい考えを選ぶことができた。その経験を通じて、ただ自分の意見を押し通すのではなく、他の人と対話しながら、新しい価値を一緒に生み出していく姿勢の大切さを学んだ。国際社会では、文化も考え方も違う人たちと関わることが多くなる。だからこそ、まず相手の立場になって考える力、そして違いを受け入れる力が、これからますます重要になると思う。

確かに自分の執念や固定概念を持っていた方が自分への利益は多いが、「他の人の不幸の上の幸せは、真実の幸福とは言えない」という言葉があるように、お互いにウィンウィンである状況にできるようお互い認め合うことが大事だ。これから僕は、自分の意見をしっかり持ち、他の人の考えも尊重しながら、多様な価値観や文化と向き合って生きていきたい。