すりりんごさん、作文の提出ありがとうございます。
この度の作文では、「知識と感覚のバランス」について非常に興味深く読ませていただきました。

作文の中で、自分自身の体験や学校での出来事を交えながら、知識が人の見方にどのような影響(えいきょう)与える(あたえる)かを考察している点が素晴らしいです。
社会の先生や保健の授業のエピソードを取り入れることで、論点が具体的で理解しやすくなっています。
また、自分の過去の経験と現在の変化を比較(ひかく)することで、学びの大切さとその影響(えいきょう)をより深く掘り下げ(ほりさげ)ています。

ことわざ「百聞は一見にしかず」を引用して、論点を強調する手法も効果的です。
このように、言葉のチョイスが読者にとって親しみやすく、理解を助けるものになっているため、文章全体の説得力が増しています。

文章の結びでは、旅行の例を用いて、学んだことを日常生活にどのように応用できるかを述べており、説得的で印象的な終わり方となっています。
こうした具体例を用いることで、読者にとって想像しやすく、また、共感を呼ぶ内容になっているでしょう。

全体を通して、中学1年生としては非常に高いレベルの思考と表現ができており、今後もさらなる成長が期待されます。

項目(こうもく)評価:
-たとえがうまく使われています
-ことわざがよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています
 

森リン評価 知識はちょうどいい程度で ma 06月2週 すりりんご
字数/基準字数:
1436字/600字
思考点:92点
知識点:83点
表現点:81点
経験点:85点
総合点:91点
均衡点:6点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:6点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙26種38個68%92点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙66種115個57%83点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙117種212個55%81点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙44種64個69%85点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1436字
 92点
 83点
 81点
 85点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 26種 38個 (種類率68%) 92点
 確か, 第,、なぜ,。しかし,。だから,。なぜ,。多分,。確か,あるはず,が考える,しかざる,しまうから,すぎるから,すぎると,たから,だろう,できるかも,で考える,とらわれざる,と思う,ならば,に考える,も考える,やると,を考える,始まると,

■知識語彙 66種 115個 (種類率57%) 83点
一緒,一見,不明,中学,中学校,事前,人間,価値,保健,先生,入学,出席,分間,効率,勉強,勝手,名前,名言,問題,地理,場所,外見,多数,大切,大半,学習,小学校,得意,性格,恐怖,想像,意味,意見,感覚,授業,教科書,方式,旅行,日本,時差,書店,最初,最近,柔軟,歴史,注意,活用,準備,漢字,物事,理由,番号,発言,百聞,知識,社会,給食,自分,自身,苦手,説明,身近,辞書,途端,道徳,関係,

■表現語彙 117種 212個 (種類率55%) 81点
 確か,。確か,あるはず,おかげ,こと,さ,それ,たち,とき,まま,もの,よう,わたし,インターネット,シート,スポーツ,スマ,パンフレット,ビックリ,ホ,ワーク,一,一緒,一見,不明,中,中学,中学校,事前,二,五,人,人間,今,他,何,価値,保健,先生,入学,出席,分間,効率,勉強,勝手,十,名前,名言,問い,問題,回,地,地理,場所,外見,多数,夢,大切,大半,好き,子ども,学習,小学校,島々,式,得意,性格,恐怖,想像,意味,意見,感,感覚,授業,教科書,方,方式,旅行,日,日本,時,時差,書店,最初,最近,本,柔軟,歴史,母,注意,活用,準備,漢字,物事,理由,番号,発言,百聞,目,知識,社会,私,穴埋め,答え,組,給食,自分,自身,苦手,説明,身,身近,辞書,途端,道徳,間,関係,

■経験語彙 44種 64個 (種類率69%) 85点
いける,が考える,くれる,しく,しまう,しれる,すぎる,できる,で考える,とらわれる,とる,と思う,なくなる,なさる,なれる,に考える,もらう,も考える,やる,れる,わかる,を考える,並ぶ,交わす,付ける,使う,備わる,入る,出る,分かる,始まる,学ぶ,得る,感じる,抱く,持つ,教える,書く,消える,見抜く,読む,調べる,配る,驚く,

■総合点 91点

■均衡点 6点
 

知識はちょうどいい程度で
   中1 すりりんご(akimano)  2025年6月2日

 われわれは、「知る」ということをとても大事なことにしている。しかし、「知識」をいつも頭の中に置いておくと、美術作品を見るときには知識にとらわれすぎて見るのが困難になってしまう。知識をえる必要はあるが、もともとの柔軟な感覚を失ってはならない。知識にとらわれずに物事をありのままに見ることは大切だ。

 第一の理由は、先入観があると物事の真の姿が見えなくなるからだ。私の学年の社会の先生は、外見や話し方が怖い。髪型は短髪で中央に山ができている、声は恐ろしく大きい。まだ、入学して間もない日に、給食の準備中に注意されたこともある。しかし、社会の授業が始まると、先生へ抱いていた恐怖感が途端に消えた。しかも、五十分間あるはずの授業がまるで、夢の中にいるかのように短く感じてとても驚いた。外見や発言だけでその人の性格を見抜くことはいけないと思った。私は、小学校までは、歴史が得意だったが地理は苦手だった。このまま、中学に入っても地理は苦手なままなのだろうと思っていたが、この先生のおかげで地理が好きになれた。そして、苦手だった日本の島々の名前や時差問題も好きになった。わたしは、この先生に地理の面白さを教えてもらった。

 第二の理由は、知識がありすぎると、自分自身で考えることが苦手になってしまうからだ。他にも中学校には怖い先生がいる。しかも、授業中も怖い先生だ。最近、保健を学習した。保健と言ってもスポーツのことを勉強した。まず、ワークシートが配られた。組、出席番号、名前を書いて問題に目をやると、「スポーツ」とは何かという問いが最初の問題だった。私は、この問題について一回も考えたことがない。多分、大半の人が考えたことがないのだろう。なぜならば、こういうことは、先生と一緒に考えるものだと思っていたからだ。先生は、自分で考えて他の人と意見を交わしなさいと言ったのだ。私は、ビックリした。小学校の時は、穴埋め式方式で、先生と一緒に考えたり、教科書を見て、穴埋めをしたりしていた。私は、中学校の保健は、道徳のようなものだろうと勝手に想像していた。ところが、「スポーツ」とは何なのかという問題を考えている間に、先生は、なぜ、ワークシートがこのような意味不明な問題なのかについて説明をしてくれた。それは、今の子どもたちは、スマホなどから得る知識が多すぎるからだ、という理由であった。確かに、私もインターネットで知識を得ることが多い。勉強でも分からない漢字が出てきたら、すぐにインターネットで読み方を調べてしまう。母からは、辞書を使いなさい、といわれるがつい答えがすぐわかる方をとってしまう。私は、この保健の授業で、スポーツだけでなく身近なものにも自分の感覚で考えることの大切さを学んだ。

 確かに、知識があった方が効率よく物事を見ることができるかもしれない。しかし、百聞は一見にしかずという名言があるように、知識だけではなく、人間にもともと備わっている柔軟な感覚を使って物事を考えるときに活用してみてはどうだろうか。最近は、旅行に行くときは事前にパンフレットやその旅行地が書かれてある本で、ある程度の知識を持って旅行へ行く人が多い。書店にも、旅行関係の本が多数並んでいる。私は、そのくらいの知識を身に付けることは良いと思うが、身に付ける知識が多すぎると、その場所へ行ってみる価値や面白さがなくなってしまう。だから、知識にとらわれずに物事をありのままに見ることは大切だ。