あきよささん、素晴らしい(すばらしい)作文をありがとうございます。

まず、本の紹介(しょうかい)として内容(ないよう)非常(ひじょう)によく整理されています。それぞれの童話がどのように異なる(ことなる)角度から解釈(かいしゃく)されているか、具体的な例を挙げて説明している点が非常(ひじょう)に良いです。特に、「(つる)恩返し(おんがえし)」の話では、従来(じゅうらい)解釈(かいしゃく)とは異なる(ことなる)新しい見方を提示(ていじ)しており、読者に深い印象を与える(あたえる)ことができています。

また、この作文では、あきよささんが最初に童話に興味(きょうみ)がなかったという個人(こじん)的な経験(けいけん)を交えており、読んでいる人にとっても共感しやすい内容(ないよう)となっています。このように自分の体験を作品の紹介(しょうかい)織り(おり)交ぜることで、文章がよりリアルで引き込ま(ひきこま)れるものになっています。

さらに、「正義(せいぎ)の反対は悪ではなく、もう一方の正義(まさよし)」という考え方を紹介(しょうかい)する部分では、物事を多角的に見る重要(せい)がよく表現(ひょうげん)されており、思考の深さを感じさせます。これは、読者にとっても新たな視点(してん)提供(ていきょう)する素晴らしい(すばらしい)部分です。

全体を通して、あきよささんの作文は読みやすく、内容(ないよう)豊か(ゆたか)で教訓を含ん(ふくん)でいます。素晴らしい(すばらしい)作文を書き上げたことをたたえます。

項目(こうもく)評価(ひょうか):
-たとえがうまく使われています
-前の話聞いた話がよく書けています
-わかったことがよく書けています
-書き出しの結びがよく書けています

内容(ないよう)◎ 構成(こうせい)  題材  表現(ひょうげん)◎ 主題  表記◎

字数/基準(きじゅん)字数:828字/500字
思考点:64点
知識(ちしき)点:68点
表現(ひょうげん)点:67点
経験(けいけん)点:71点
総合(そうごう)点:74点
均衡(きんこう)点:7点

 


■思考語彙 15種 20個 (種類率75%) 64点
、思う,。例えば,からこそ,から考える,たから,たので,ためらうべき,だから,と思う,なるから,は考える,を考える,死なざる,読むと,読めば,

■知識語彙 44種 64個 (種類率69%) 68点
一方,世界,人気,仕事,作家,作者,価値,健次,反対,図書館,大切,好奇,少年,心配,探偵,放送,普通,正義,法律,物事,物語,現代,理由,番組,登場,相談,石原,秘書,童話,約束,紹介,結末,絶対,自分,興味,芸人,行列,表皮,角度,解釈,言葉,説明,部屋,金色,

■表現語彙 87種 138個 (種類率63%) 67点
いろいろ,うろこ,おじいさん,お話,こと,さん,たち,つる,ぶた,よう,オオカミ,シナモン,ハッピーエンド,ピンク色,ブタ,ブルース,一方,三,世界,二,人,人気,今,仕事,他,作家,作者,価値,健次,力,匹,十,反対,嘘,図書館,大切,好奇,少年,幸せ,心,心配,恩返し,悪,所,探偵,放送,日,普通,書き,本,正義,気持ち,法律,物事,物語,現代,理由,番組,登場,皆さん,目,相談,石原,私,秘書,童話,約束,紹介,結末,絶対,羊,自分,興味,芸人,行列,表皮,角度,解き方,解釈,言葉,説明,読み,部屋,金色,間違い,髪,鶴,

■経験語彙 35種 52個 (種類率67%) 71点
、思う,いける,から考える,くださる,しまう,すぎる,すむ,ためらう,てがける,できる,と思う,のぞく,は考える,ひく,ひろがる,やせ細る,よむ,れる,わかる,を考える,出る,別れる,書く,死ぬ,生かせる,知る,破る,育つ,落ちる,読み解く,読む,負ける,違う,願う,飼う,

■総合点 74点

■均衡点 7点
 

考える力が育つ20の物語
   小5 あきよさ(akiyosa)  2025年6月2日

私が紹介する本は考える力が育つ二十の物語です。作者は元芸人で、今は「行列のできる法律相談所」などの人気番組をてがける放送作家の石原健次さんです。

この本は二十の童話を、普通とは少し違った角度から読み解く本です。私は、元々童話にあまり興味がなかったのですが、ある日図書館で「童話のちょっと違う読み解き方」という表皮に書かれた説明書きに心がひかれて読んでみました。読めば読むほど、思ってももいなかった童話の解釈が出てきて、まるで自分の知らない世界がどんどんひろがっていくようでした。

 この本には、ブルースという金色の髪をした童話探偵のブタと、シナモンというピンク色の髪をしたブルースの秘書が登場します。童話探偵とは、童話を普通とは違う角度から読み解き、現代に生かせるようにわかりやすく説明する仕事です。例えば鶴の恩返しですが、皆さんは鶴の恩返しはハッピーエンドだと思いますか?悲しい結末のお話だと思いますか?私は鶴の恩返しは悲しいお話だと思っていました。おじいさんたちは鶴に決して部屋を見てはいけないと言われたのに、好奇心に負けて部屋をのぞいてしまい、つると別れることになるからです。でもブルースは『このお話は間違いなくハッピーエンドだった。』と言います。なぜなら、おじいさんが、鶴が死なないか心配して部屋をのぞいたからこそ、鶴がやせ細って死なずにすんだからです。大切な人の幸せを心から願い、約束を破る価値があると思うならためらうべきではないのです。私は約束を破るのは絶対に悪いことだと思っていたので、ブルースの言葉に目からうろこが落ちました。

この本には、他にも三匹の子ぶたでオオカミの気持ちを考えたり、羊飼いの少年とオオカミで少年の悲しすぎる嘘の理由を考えたりします。

この本を読むと正義の反対は悪ではなく、正義の反対はもう一方の正義など、物事をいろいろな角度から考えることができます。童話に興味がない人もぜひよんでみてください。