百年以上家具を(感)
中2 あきとや(akitoya)
2025年6月2日
百年以上家具を使ったという例は別に珍しくはない。使い方さえ間違えなければ、家具にとって百年というのは、むしろ短い時間と言える。またかなり荒っぽく使ってもそう簡単には壊れはしない。それに比べたら、車や電化製品のほとんどのものが十年以内の寿命である。そして、十年以上使い続けた後は、ほとんどの場合鉄くずの価値しかない。ところがオークヴィレッジの家具は、ほぼ車一台の値で、家に必要不可欠なものがそろう。そして、十年たってもまず価値が下がるということがない。いや、良い家具はむしろ十年ぐらい使い込んだほうがよくなる。こうしてみると、無垢の天然木を使った質の高い家具を百年使うとなれば、それは車や家電製品より何倍も安く、かつ生活を快適にするのに効果があるということが納得できる。また質の高い家具を生活の中に入れてみると、人間の意識が変わるのだ。
自然の素材で作られたものは良い。世の中には自然で作られた素材が多々ある。蚕からは糸が作られたりする。ヒツジの毛を使った布団や、高級ブランドのバックにはワニの皮などが使われている。動物に限ってではない。植物も木や竹を使った製品がたくさんある。学校の机や椅子なんかもそうだろう。家の中を見てみるとカトラリーや棚、押し入れも木で作られていた。ふと周りを見渡すと見える木製の製品、愛されているのはもちろん理由がある。それは自然のぬくもりを感じられるということだ。自然の素材だからこそできると僕は思う。僕は一日の中で一番楽しいときは寝る時だ。毎日の疲労を吹っ飛ばしてくれるのはやっぱり布団である。暖かい自然のぬくもりを感じた布団には毎日欠かさず感謝している。最近布団も化学繊維のものが多くなってきて残念だ。羊毛のかけ布団ならではの独特な感じ方があるので、これから先も使い続けたい。
また、人工的に作られたものもよい。世の中には人口で作られたものもたくさんある。電化製品や車など今となっては生活必需品となっている。人工物は進化ができるという利点がある。何回も新たなものを作ってはそれを改良してまた新たな製品を作り出す、それを繰り返していく。先ほどでも述べた生活必需品の電化製品は電気が必要だ。その電気を何とか効率よく、なおかつ多く得たかったので人類は火力発電所や原子力発電所を作った。しかし火力発電所や原子力発電所は大量に電気を生み出せるのはいいが、発電するときに地球に悪い影響を与える物質が流れる。そして世界各地で起こった原発事故により、近年では停止されるところも多くなった。そのようなことを踏まえて今は再生可能エネルギーの水力発電、太陽光発電、風力発電などが評価されている。失敗してもまた、新たに開発するそんな良さを人工物は持っている。
自然の素材で作られたものも人工的に作られたものもいいが、最も大切なことは「道具の使い方次第で毒にも薬にもなる」という言葉があるように僕たち人類がそのものをどう生かすかである。便利でどんどん新たな開発がされている人工物を開発途中で終わらしてはもったいないし、自然の素材できたものをなくすと、僕たちの自然が生んだサプリメントを無くしてしまうので、どっちかに偏るのではなく共存させて