のんのんさん、今回の作文の講評を行います。

まず、テーマ選択(せんたく)において非常に興味深い視点を選んでいる点が素晴らしいです。
歴史あるものと新しさを比較(ひかく)しながら、それぞれの価値を掘り下げる(ほりさげる)アプローチは、多角的な思考を促し(うながし)ます。
特に、家具や建物に宿る歴史の匂い(におい)についての描写(びょうしゃ)は、読む者に鮮明(せんめい)なイメージを提供しており、感覚を通じて理解を深める手法がうまく使われています。

文章全体を通じて、比較(ひかく)対象として家具と現代の消耗(しょうもう)品を持ち出し、それぞれの耐久(たいきゅう)性や持続可能性について考察している点も高評価です。
また、京都の古民家など具体的な例を挙げることで、論点が具体的で理解しやすくなっています。

引用されたパブロピカソの名言も、作文のテーマと見事にリンクしており、文末での総合化の主題として効果的に機能しています。
これにより、変化を恐れ(おそれ)ずに受け入れることの大切さを強調しており、思慮(しりょ)深い結論につながっています。

全体として、のんのんさんの作文は多くの良い点が見受けられ、特に感性と理論を結びつける力が秀逸(しゅういつ)です。

#項目(こうもく)評価:
-総合化の主題がよく書けています
-名言がよく書けています
 

森リン評価 変わりめく現代の日々で ya 06月2週 のんのん
字数/基準字数:
1260字/600字
思考点:77点
知識点:79点
表現点:86点
経験点:94点
総合点:87点
均衡点:3点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:3点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙20種23個87%77点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙60種77個78%79点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙128種216個59%86点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙50種65個77%94点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1260字
 77点
 79点
 86点
 94点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 20種 23個 (種類率87%) 77点
、なぜ,、むしろ,。しかし,。だから,。つまり,。一方,。例えば,あるから,いれば,か考える,ことにより,だろう,と言える,ないと,ないはず,なければ,の場合,は言える,ものに対して,家具にとって,

■知識語彙 60種 77個 (種類率78%) 79点
一般,世界,事実,京都,以内,価値,便利,修理,傾向,出来,友達,名言,変化,大切,天然,好奇,存在,宇宙,家具,家電,寿命,建物,循環,必要,恐怖,意外,感情,掃除,新居,日常,日本,時間,最悪,最近,有数,未知,本当,機能,歴史,民家,水中,深海,潜水,無垢,特有,生活,発見,簡単,純粋,綺麗,舞台,茶色,製品,観光,言葉,誕生,財産,電化,革命,魅力,

■表現語彙 128種 216個 (種類率59%) 86点
がち,こと,さ,ざら,そのもの,それ,それぞれ,それら,たち,とき,どちら,どれ,ないはず,の場合,もの,よう,ネガティブ,バージョンアップ,ホヤホヤ,マンション,一,一般,世の中,世界,事実,京都,人,今,以内,何,使い方,価値,便利,修理,傾向,元,出来,匂い,十,友達,取り,名言,地,変化,大切,天然,好奇,存在,宇宙,家,家具,家電,寿命,屑,年,店,府,建物,後,循環,心,必要,恐怖,意外,感情,手,掃除,数,新た,新居,日々,日常,日本,時,時間,最悪,最近,有数,木,未知,本,本当,柱,機能,歴史,殆ど,民家,水中,深海,温かみ,潜水,点,無垢,特有,生き物,生活,発,発見,百,的,私,立て,箱,簡単,純粋,綺麗,舞台,艦,色,茶色,製品,観光,言葉,誕生,謎,財産,趣,車,軽やか,通り,達,鉄,間,電化,面,革命,香り,魅力,

■経験語彙 50種 65個 (種類率77%) 94点
かけ離れる,か考える,くすぐる,しれる,てる,できる,ときめく,と言える,は言える,めく,もたらす,られる,れる,下がる,住む,作り出す,使う,写る,出す,分かる,刻む,包む,囲む,増える,壊れる,変わる,思いつく,恐れる,感じる,支える,染まる,比べる,気づく,求める,汚れる,煌めく,生きる,生み出す,異なる,知る,続ける,纏う,行う,見える,覚える,詰める,迎える,間違える,集まる,飽きる,

■総合点 87点

■均衡点 3点
 

変わりめく現代の日々で
   中2 のんのん(auhoha)  2025年6月2日

 百年以上家具を使ったという例に珍しさはない。イギリスだけでなく、中国や日本でも代々その家に伝わる家具というものが存在する。使い方さえ間違えなければ、家具にとって百年というものは、むしろ短い時間と言えるのだ。またかなり荒っぽく使ったとしても家具はそう簡単に壊れない。最悪、無垢の天然木を使っていればほんの少し修理したらまた使うことができる。それに比べ、車や家電製品はほとんどのものが十年以内に寿命を迎える。そして、十年も使い続けた後は殆どの場合は鉄屑の価値になり下がる。しかし、その10年もの間、便利という点で私たちを支え続けているのも事実である。

 長い歴史が刻まれたものにはそのもの特有の匂いが纏われてくる。例えば、日本有数の観光地である京都府には築何百年といったお店がざらに存在する。柱に使われている木は黒くなり、元の木の茶色とはかけ離れた色をしていることも少なくない。一般的に古いいう言葉にはネガティブな感情が思いつきがちだが、なぜこんなにも京都に人が集まるのか。それは、趣があるからだろう。出来立てホヤホヤの新居に行った時どことなく新しい香りがする。まだ何色にも感じられない純粋で軽やかな匂いがあるのだ。一方、築何百年もの歴史ある古民家に行ったときはそれぞれの人の使った後が見えるようなずっしりとしつつも温かみのある香りがする。しかし、同じ歴史ある建物でもその匂いは全くと言っていいほど異なる。たとえ、同じマンションに住んでいる友達の家に行ったって全く同じなんてないはずだ。つまり、建物には住んだ人の色が写る。どんなに綺麗な家でも掃除をしないと臭くなるし、汚れてくる。当然その家の匂いはいいとは言えないのではないだろうか。だから私達は歴史を詰める箱として、歴史を感じる本として今ある建物という財産を大切にしていく必要がある。

 新しい色取りに囲まれるのもいい。人は何か新しいものやよく分からないものに対して恐怖心と同時に好奇心を覚える。この世界で最も謎に包まれたものは深海である。深海は意外にも宇宙よりも行ったことがある人が少ないのだ。深海にはまだまだ私達の知らない生き物が沢山いる。それら好奇心で求めて潜水艦を作り出し1930年私、達は水中へと手を出した。今の私たちの生きている世の中は新しいものを生み出すというよりかはバージョンアップする傾向にある。革命的な便利をもたらしたスマホも今では16にまで数が増えた。しかし、最近では世界的発の機能的な電化製品などは誕生してない。新しいものが発見された時は、世界の新たな一面をしれて未知の素晴らしさに気づく、またそれができたことにより、私達の日常はまた新しい色に染まり、循環して私達は本当の飽きない舞台を見ることになるのだ。

 歴史的な趣も新しいさの煌めきもどちらも魅力的で心をくすぐるものがあるが、「変化を恐れるな」というパブロピカソの名言がある通り、変わりめくこの日々の生活をどれだけ楽しく、心がときめくものにできるか考えることが大切である。