<<え2018/312pみ>>
第一段落の要約、しっかりまとめている。
フィクションの例で、気候変動のポスターの話はよく考えついた。
確かに、フィクションが真実に近づく方法という面はある。
「何が残るか」という総合化は、よく考えた。
このまとめ方は、自分らしい。
すみひなさん、作文の提出ありがとうございます。フィクションとノンフィクションの違いについて、非常に洞察に富んだ視点で書かれており、読み応えがありました。特に、「フィクションは想像力を使うことで真実に迫ろうとするが、ノンフィクションは『在る』ことそのものの重みを読者に伝えている」という部分では、両者の役割を明確に区別しており、理解が深まります。
また、自らの体験を引用してノンフィクションの重要性を説くアプローチは、説得力を持っており、非常に良い例示です。体験実例がよく書けています。さらに、「伝えることは責任であり、受け取ることは選択である」という名言を引用することで、メッセージに重みを加えています。名言がよく書けています。
文章全体を通して、フィクションとノンフィクションそれぞれの価値と限界を理解し、読者にも考えさせる構成になっており、非常に印象的でした。総合化の主題がよく書けています。これからも多角的な視点で物事を捉える力を、さらに伸ばしていってください。
**項目評価**
-複数の意見がよく書けています。
-総合化の主題がよく書けています。
-名言がよく書けています。
-体験実例がよく書けています。
内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎
字数/基準字数:1228字/600字
思考点:97点
知識点:85点
表現点:77点
経験点:89点
総合点:90点
均衡点:3点
■思考語彙 28種 34個 (種類率82%) 97点
、むしろ,。しかし,。つまり,。一方,。例えば,あれば,からこそ,くため,しよう,せるため,だろう,といえ,と思う,なければ,なる場合,は思う,れるべき,を考える,伝えよう,伝えるべき,加えざる,守るから,思うから,政治に対して,近づくため,近づけるため,近づこう,迫ろう,
■知識語彙 68種 104個 (種類率65%) 85点
一方,一番,丁寧,事実,人間,以上,作家,信頼,先日,冷静,制約,創作,創造,努力,反映,名言,国民,国連,地球,報道,変動,大切,姿勢,客観,尊重,強調,必要,応援,想像,意図,意識,手段,技法,提示,政治,断片,方法,本質,極端,構築,構造,様子,気候,災害,現代,現実,理解,疑問,発信,発言,直視,相手,真実,社会,結果,脚色,自然,興味,要素,視点,証拠,読者,責任,道筋,適切,選択,重要,限界,
■表現語彙 108種 192個 (種類率56%) 77点
くため,こと,これ,これら,さ,せるため,そこ,そのもの,たち,つなぎ,どちら,なる場合,まま,もの,よう,アプローチ,ニュース,ノンフィクション,フィクション,ポスター,一つ,一方,一番,丁寧,中,事実,人,人々,人間,以上,何,作り,作家,信頼,先日,冷静,制約,創作,創造,力,努力,反映,名言,国民,国連,地球,報道,変動,大切,姿,姿勢,客観,家,尊重,尾ひれ,強調,心,必要,応援,想像,意図,意識,手,手段,技法,提示,政治,断片,方法,明らか,本質,枠,極端,構築,構造,様子,気候,災害,現代,現実,理解,疑問,発信,発言,的,直視,相手,真実,社会,私,結果,脚色,自ら,自然,興味,要素,視点,証拠,読者,責任,近づくため,近づけるため,道筋,適切,選択,重み,重要,限界,
■経験語彙 47種 74個 (種類率64%) 89点
くれる,させる,しまう,せる,つける,つながる,できる,といえ,と思う,は思う,もらう,られる,れる,を考える,伝える,使う,促す,信じる,創る,加える,動かす,受け入れる,受け取る,合わせる,在る,守る,得る,感じ取る,持つ,捻じる,描く,支える,施す,曲げる,残る,求める,浮かび上がる,燃える,異なる,示す,聞く,至る,語る,読み取る,近づく,近づける,迫る,
■総合点 90点
■均衡点 3点
世界のフィクション
中2 すみひな(sumihina)
2025年6月1日
フィクションは人間に大きな影響を与える。「事実により近づくために創作している」と語る作家もいるほどに、フィクションには事実以上のことを描く力がある。一方、ノンフィクションは「創らない」という制約を守ることで、事実の断片を提示し、現実を直視する意識を読者に促している。つまり、フィクションは想像力を使うことで真実に迫ろうとするが、ノンフィクションは「在る」ことそのものの重みを読者に伝えているのだ。どちらも「真実」へ近づこうとする手段ではあるが、そこに至る道筋が異なっている。フィクションとノンフィクション、これらは異なるアプローチから人間の本質に迫る手段であり、私たちが何を信じるかを考えさせてくれる。
私は、事実をありのままに伝えることが大切だと思う。創作を加えず、見たまま聞いたままを伝えようとする姿勢が、社会を支える大切な要素だと思うからだ。先日聞いた、私が応援している政治家に関するニュースでは、証拠や発言が提示されていないのに、適切ではなかった発言に尾ひれをつけて報道していた。あくまで「何があったか」を明らかにしようとする努力が国民の正しい選択にもつながると思う。もしこの報道が脚色されていたものであれば、真実の重さが軽くなってしまうだろう。ノンフィクションは「事実」という枠を守るからこそ、人々は信頼し、そこに示された「断片」をつなぎ合わせ、自らの中に一つの真実を構築することができるのである。
しかし、伝えたいことの本質を浮かび上がらせるために、あえて脚色を施すという方法もある。例えば、国連が発信する気候変動に関するポスターには、地球が燃えるように描かれるなど、極端な自然災害の様子が強調されることがある。そこには事実だけでなく、作り手の視点が反映されている。その結果、見る人は政治に対して興味や疑問を持つことができた。「真実」に近づけるために、多少の脚色が必要となる場合があるのだ。これは事実を捻じ曲げるのとは異なり、むしろ伝えるべき本質を理解させるための技法といえる。重要なのは、見る人に何を感じ取ってもらいたいのかという意図があるかどうかなのだ。
ノンフィクションが客観的で冷静な事実を提示することで信頼を得る一方で、フィクションは想像力と創造力で人の心を動かす。しかし、一番大切なのは「伝える相手の心に何が残るか」という視点である。どちらが正しいということではなく、どちらも真実に近づくための手段として尊重されるべきだ。「伝えることは責任であり、受け取ることは選択である。」という名言もあるように、現代社会において、私たちが「どのように伝え、どのように受け取るか」を考えなければならない。ノンフィクションには限界がある。しかし、その限界を受け入れながら、断片を丁寧につなぎ合わせ、そこにある人間の姿や社会の構造を読み取っていくことが、私たちに求められているのではないだろうかと私は思う。