がんばったよ運動会
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年月日
「疲れた。」
私は、自分の立っていた場所にフラッグを置きました。今はちょうど一時間目の体育の授業が終わったところです。でも、この休憩が終わったら、また運動会のダンスの練習があります。先生が、
「休憩終了。」
と、大きな声で言いました。私は、その大きな声が耳に入ってきた途端、
「嫌だなあ。」
と、小さな声で言いました。それを聞いていた、後ろの渡辺はなちゃんは、
「確かに疲れたね。」
と、笑顔で答えました。私は、今度は独り言のように言いました。
「休憩時間が長くなればいいのにな。」
私が言い終わった途端、またまた大きな声が体育館中に響き渡りました。私はびっくりして心臓が止まったかと思いました。授業が始まって、先生が新しい振りの見本を私たちに見せている時、私は、もし私が先生だったら、ダンスの見本をするのはできないだろうと思います。いよいよ本番の日がやってきました。運動会のプログラムで、私たちの出番はすぐです。いよいよ次が私たちの出番です。私たちが入場してダンスの振りを始めました。私たちが合わせる曲は、「怪獣の花唄」です。私が踊り始めると、練習の時よりキレがあるダンスが踊れました。踊っているとき、まるで本物のダンサーになったような気がしました。
おばあちゃんに聞いた話です。おばあちゃんは、大学生の頃に入っていた合唱団での活動を頑張っていたそうです。夏休みは、三週間ぐらい長野に合宿をして、午前中は合唱の練習をし、午後は町に出てチケットを売り歩き、夕方からまた合唱の練習をするというハードなスケジュールをこなしていたそうです。夜には、会議を開いて、チケットの売り方やコンサートの盛り上げ方などについて、皆で考えたそうです。そして、合宿の最後には、その土地でコンサートを開き、沢山の人が聞きに来てくれたそうです。中には、花束を持ってきてくれるお客さんもいて感激したそうです。今でも、合唱団の練習やコンサートは忘れられない思い出になっていると言っていました。私は、この話を聞いて、コンサートに入ってみたかったなと思いました。
来年も頑張ってダンスを踊れたら良いなと思いました。