身近な体験からスタートして、自分の疑問や調べたことを広げていて、読みごたえのある作文になっています。最後の気持ちのまとめもとてもすてきでした。
【総評】
全体を通して、カタツムリについての「こわいけど気になる」という気持ちがよく伝わってきます。体験、想像、調べたこと、聞いた話などをバランスよく使って、読みやすい作文になっていました。疑問に思ったことを調べて、自分の考えを深めている点がとても立派です。
<<え2017/162み>>
【段落ごとの講評】
第1段落
カタツムリにびっくりした気持ちがよく伝わってきます。「ヌルヌルしている」という理由で苦手な気持ちを説明できていて、想像しやすい表現です。
第2段落
「もし自分がカタツムリだったら」という発想がおもしろく、カタツムリの歩くおそさに対する想像がふくらんでいます。こういう工夫が作文をより楽しくします。
第3段落
「カメとどちらが速いのか」という疑問を持ち、自分で調べて考えた点がとても良いです。意外だった気づきがしっかり書かれていて、読み手にも伝わります。
第4段落
お母さんに話を聞いてみたことが、作文にあたたかさを加えています。「私は触れないので、すごいなと思いました」という素直な感想も好印象です。
第5段落
「でんでん虫」の語源を調べて、ちゃんと自分の思ったこととつなげられていて、よく考えていることがわかります。
第6段落
最後のまとめもていねいに書けていて、「勇気を出して触ってみたい」「環境を守りたい」という前向きな気持ちでしめくくることができています。
【特に優れていた点】
疑問に思ったことを自分で調べて、自分の考えとつなげて書けていたところ
想像力を生かして「もし自分がカタツムリだったら」と考えを広げていたところ
家族に話を聞いて、作文に深みを加えたところ
【考えを深めるための質問】
カタツムリを大切にしたいという気持ちが書かれていましたが、他にも自然の中で大切にしたい生き物はありますか? それはなぜでしょう?
■思考語彙 12種 25個 (種類率48%) 56点
、確か,すると,たので,だから,だろう,と思う,ないので,なので,に思う,ません,歩くと,触ると,
■知識語彙 11種 13個 (種類率85%) 44点
不思議,今度,勇気,変化,大量,理由,環境,疑問,苦手,農園,道路,
■表現語彙 40種 78個 (種類率51%) 46点
、確か,うちの人,おじいちゃん,お母さん,こと,さ,そう,それ,でんでん虫,どちら,びっくり,ほう,みたい,よう,カタツムリ,カメ,不思議,人,今度,出ろ,勇気,場,変化,夜,大量,好き,急,手,時,殻,理由,環境,疑問,私,苦手,話,車,農園,道路,頭,
■経験語彙 21種 43個 (種類率49%) 51点
くれる,しまう,すぎる,と思う,に思う,ひかれる,やる,れる,出す,出る,呼びかける,守る,歩く,殺す,知る,聞く,見つける,触る,触れる,調べる,踏む,
■総合点 54点
■均衡点 5点
苦手なカタツムリ
小4 あこゆい(akoyui)
2025年6月2日
「キャー」私は急にカタツムリが出てきたのでびっくりしました。それはキャンプ場の夜のことだった。急に大量のカタツムリが出てきたので、びっくりしたのです。私はカタツムリが苦手で、触るのも好きではありません。理由は、カタツムリはヌルヌルしていて、触ると手がヌルヌルしそうだからです。でも、殻はヌルヌルしていなさそうなので、勇気を出して触ってみたいです。
もし、私がカタツムリだったら、歩くのがとても遅すぎて道路を歩くと車にひかれたり、人に踏まれたりしてしまうだろうと思いました。
そして、カタツムリはまるでゆっくり歩いているカメのようだなと思いました。そして、カメとカタツムリはどちらが速いのか疑問に思ったので調べてみました。すると、カタツムリよりカメのほうが速いそうです。私は同じ速さかと思っていたけどカメのほうが速いと知ってびっくりしました。
おうちの人に聞いてみた話では、お母さんは小さい時に、おじいちゃんが農園をやっていてその時にカタツムリを見つけて触ってみたそうです。私は触れないので、すごいなと思いました。
私は、カタツムリはなんで「でんでん虫」というのか不思議に思ったので調べてみました。すると、でんでんは殻から頭をなかなか出してくれないことから、「出ろ出ろ」という呼びかけから変化して「でんでん」となったそうです。私は、確かに、あまり頭を出してくれないなと思いました。
私は、カタツムリを触るのが苦手だけど、勇気を出して触るとかわいいのかなと思ったので、今度見つけた時に触ってみたいなと思いました。カタツムリを殺したりしないで環境を守っていきたいです。