あきえよさん、作文の提出ありがとうございます。

国際感覚についての考察が深く、自己反省と将来に向けた改善点が具体的に述べられている点が非常に印象的でした。特に自身の経験を通じて国際感覚の必要性を理解し、それを具体的な行動変化につなげる意志を示した部分は、感情移入しやすく理解しやすいです。また、自分の意見を持つことの重要性を認識し、それを実践(じっせん)する方法として情報をしっかり調べるという具体的なアプローチを提案している点も評価できます。これは、意見が自己中心的にならないための有効な手段として非常に適切です。

さらに、広い視野を持つことの重要性についても、自分の体験を基にしっかりと書かれており、体験実例がよく書けています。全体の利益を考えることの大切さを、個人的な体験と結びつけて語ることで、説得力が増しています。

自分の生き方に結びつける意見も含ま(ふくま)れており、生き方の主題がよく書けています。自分だけでなくクラスや学年全体の利益を考えることが、どのように自己成長に繋がるかを見据える(みすえる)視点は、非常に成熟した思考を示しています。

これらのポイントから、あなたの作文は自己の内省と社会への洞察(どうさつ)が見事に融合(ゆうごう)しており、読む者に多くの示唆(しさ)与える(あたえる)ものとなっています。これからも、このような深い思考を持ち続けることを期待しています。

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項目(こうもく)評価:
体験実例がよく書けています。
生き方の主題がよく書けています。

 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1177字/600字
思考点:79点
知識点:75点
表現点:75点
経験点:80点
総合点:85点
均衡(きんこう)点:8点

 


■思考語彙 21種 33個 (種類率64%) 79点
 確か,、第,。しかし,。だから,しか考える,そのため,だから,だろう,て考える,と思う,と考える,ないと,なるため,の場合,は思う,は第,も思う,れると,を考える,人によって,意見に対して,

■知識語彙 54種 109個 (種類率50%) 75点
不幸,世界,中学,中心,交換,会話,体育,俯瞰,傍聴,優先,全体,利益,単純,友達,反抗,収束,喧嘩,国際,地質,外国,大切,学年,対抗,年生,幸福,微妙,意見,感覚,指摘,文化,方法,日本,日本人,期間,本当,正確,母親,流暢,理由,発表,発言,範囲,経験,自信,自分,自己,行動,視野,言葉,試合,躊躇,身近,重要,雰囲気,

■表現語彙 104種 205個 (種類率51%) 75点
 確か,がち,こと,ごと,そつ,そのため,それ,たち,とき,なるため,の場合,まちまち,もの,よう,クラス,スポーツ,一,一つ,三,不幸,世界,中,中学,中心,二,交換,人,人々,他,会話,体育,俯瞰,側,傍聴,優先,全体,出し物,利益,前,化,単純,友達,反抗,収束,喧嘩,国,国際,地質,場,外国,大切,学年,対抗,年生,幸福,後,微妙,性,意見,感覚,指摘,文化,方,方法,日,日本,日本人,期,期間,本当,枠,枠組み,次,欲,正確,母,母親,流暢,理由,発表,発言,的,祭,私,範囲,経験,考え,者,自信,自分,自己,行動,視野,親,言葉,試合,語,誰,躊躇,身近,重要,間,間違い,雰囲気,

■経験語彙 41種 72個 (種類率57%) 80点
しか考える,しまう,て考える,できる,と思う,と考える,なくなる,は思う,まかせる,もつ,も思う,られる,れる,を考える,付き合える,作り上げる,出す,出来る,切羽詰まる,勝つ,広げる,心がける,心掛ける,感じる,成り立つ,抑える,持つ,持てる,捉える,支える,欠ける,流れる,突き進む,被せる,話す,誇れる,調べる,追い詰める,追う,長引く,陥る,

■総合点 85点

■均衡点 8点
 

国際感覚があるということは(感)
   中3 あきえよ(akieyo)  2025年6月2日

  国際感覚があるということは、ただ流暢に外国語を話し外国人とそつなく付き合えるというような単純なことではない。それは、国際感覚という言葉は、国際化という言葉がそうであるように、その捉え方が人によってまちまちだからである。ただ、私たち日本人の場合、どうしてもまず日本という国の枠を考え、その枠組みの中で、「世界に誇れる日本人の地質とはなにか」と考えることになってしまいがちである。私はいつも自分のことを優先して考えてしまいがちである。だから私は、自分の利益だけでなく全体の利益を考えられるようになりたい。

 その方法としては第一に、自分の意見をしっかりと持つことである。さもないと、人との意見交換ができなくなり、みるみると自己中心的な考えへと突き進んでしまうだろう。私は、いつも自分の意見に自信が無い。そのため、よく友達や親との会話で自分の意見を言わないことがある。特に、その意見に対して友達から「でもさ」と被せられたり、親から間違いを指摘されると、より一層自分の意見に自信がなくなってしまう。そう強く感じているが、また同時に自分の意見に正確性が欠けていることにも理由があるとも思う。だからこれからは、意見一つ一つに自信が持てるように、出来る範囲で調べることを心掛けたいと感じた。そして、傍聴者だけでなく意見を発表する側も躊躇なく発言できる場を作り上げていきたいと思った。

 また、第二の方法としては、広い視野を持つことである。自分がものごとに追われて切羽詰まっていたり、人に追い詰められたりしたときは、誰もが自分を優先した行動や考えに陥ってしまいがちである。しかし、その欲を抑えて全体の利益を考えられる人が、本当の国際感覚を持っている人であると私は思う。この前私は、まさに自分の利益しか考えられなくなってしまった経験をした。それは母親との喧嘩である。やはり中学三年生は反抗期の期間ということもあり、この喧嘩で母を言いまかせて喧嘩に勝ちたいと考えてしまっていた。だから、その喧嘩は次の日まで長引き、ことが収束した後もしばらく微妙な雰囲気が母と私の間に流れてしまった。私はこの経験から、全体の利益を考えられるようになるためには、広い視野をもつことがとても重要であると感じた。

 確かに、自分の利益を考えて行動することも大切だ。スポーツの試合で全体のことを考えていたら、試合が成り立たなくなってしまう。しかし私は「私たちの幸福が、他の人々の不幸に支えられているのであってはならない」という言葉があるように、私は自分の視野を広げて俯瞰し、全体の利益を考えられるようになりたい。特に、クラス対抗の体育祭や学年対抗で出し物を出す文化祭など、自分の身近にあるものごとから、全体の利益を考えられるように心がけていきたいと思う。