にすけくん、こんにちは。ほぼ時間内に書き上げて、この高得点はすばらしい。
 私たちの日常に豊かさをもたらすのは、おそらく表現を味わうという行為(こうい)でしょう。音楽も絵もありますが、そういった情感を言葉にしたものが文学です。すぐれた比喩(ひゆ)はふだんの何気ない場面の会話にも登場してよいものですね。
 比喩(ひゆ)のよさは、わかりやすさです。ピアノの先生はプロフェッショナルですから、その年齢(ねんれい)の子どもに真っすぐ伝わる比喩(ひゆ)を心得ていらっしゃるのですね。
 第二の理由は、比喩(ひゆ)を使うと、イメージがふくらむからです。(たき)のような雨というと、外出できるか否か、すぐに判断してもらえそうですね。しかし、気象庁が天気の概要(がいよう)を発表する時に比喩(ひゆ)は禁物です。
 たしかに、生活の中には厳密さを要求される場面は多いです。だからこそ、私たちはくらしに潤い(うるおい)取り戻す(とりもどす)べきでしょう。日常にこそ、ぜひ豊かな比喩(ひゆ)を使ってみたいね。
<<え2019/227jみ>>


なかすけさん、作文の提出ありがとうございます。あなたの作文は、比喩(ひゆ)を活用して思いを伝える技術がうまく表現されています。特に、日常生活や学びの場面での比喩(ひゆ)の使用例を具体的に挙げている点が印象的です。これにより、比喩(ひゆ)がどのようにしてコミュニケーションを豊かにするかがよく理解できます。

また、ピアノを習う際の先生の言葉を例に挙げた部分は、比喩(ひゆ)がいかに直感的な理解を助けるかを明確に示しており、読者にとって親しみやすい説明となっています。さらに、「雨がまるで、(たき)のように降っている」という表現は、その状況(じょうきょう)を生き生きとイメージさせ、文章に動きを与え(あたえ)ています。

「辞書のような人間になることではなく、辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」という引用も、学びの本質を捉え(とらえ)た素晴らしい一節であり、比喩(ひゆ)の重要性を強調しています。このように、あなたが比喩(ひゆ)を通じて伝えたいことがしっかりと作文に表現されているため、非常に読み応えのある内容となっています。

たとえがうまく使われています。

内容◎ 構成◎ 題材◎ 表現◎ 主題◎ 表記◎

字数/基準字数:1113字/600字
思考点:77点
知識点:70点
表現点:72点
経験点:83点
総合点:80点
均衡(きんこう)点:5点

 


■思考語彙 20種 21個 (種類率95%) 77点
 確か, 第,。しかし,。例えば,いうと,いくべき,いよう,から考える,すれば,でしょう,と思う,と言える,やると,られるから,メリットにより,使うと,使わざる,打ち上げよう,見つけよう,読むと,

■知識語彙 48種 86個 (種類率56%) 70点
事柄,人間,今度,他人,会話,先生,具体,内容,刺激,効果,勉強,動作,印象,名言,大切,工夫,役割,情緒,想像,感情,抽象,文学,日常,明確,普段,概念,比喩,物事,理由,理解,生活,目的,相手,省略,紙風船,自分,表現,視点,角度,言葉,評論,詩歌,説明,読者,辞書,選手,重要,非常,

■表現語彙 98種 180個 (種類率54%) 72点
 確か,いつ,いのち,こと,これ,これら,さん,たくさん,とき,どれ,よう,ん,イメージ,カーテン,コミュニケーション,スポーツ,テレビ,ヒモ,ピアノ,フォークボール,メリット,一,下,事柄,二,人間,今度,他人,会話,何,働き,僕,先生,具体,内容,刺激,力,効果,勉強,動作,印象,卵,名言,大切,家,工夫,度,形,役割,心,情緒,想像,感情,手,手助け,抽象,文,文学,方,日常,明確,普段,概念,比喩,深み,滝,物事,球,理由,理解,生活,的,目,目的,相手,省略,祈り,空,紙風船,自分,表現,視点,角度,言葉,証,評論,詩,詩歌,話,説明,読者,辞書,選手,重要,雨,非常,頃,願い事,

■経験語彙 43種 75個 (種類率57%) 83点
から考える,さす,させる,せる,できる,とめる,と思う,と言える,やる,られる,れる,わかる,与える,伝える,伝わる,似る,使う,使える,例える,光る,分かる,励ます,始める,引っ張る,弾く,感じる,打ち上げる,投げる,持つ,握る,教える,果たす,深める,生きる,異なる,習う,落ちる,見せる,見つける,話す,読む,降る,響く,

■総合点 80点

■均衡点 5点
 

落ちてきたら
   中1 なかすけ(nakasuke)  2025年6月3日

 「落ちてきたら今度はもっと高くもっともっと高く何度でも打ち上げよう美しい願い事のように」この詩のいのちは、美しい願い事のようにという素晴らしい「比喩」にあると言えるでしょう。この詩を読むと、いつも光さす空を見ていよう、紙風船が落ちてくるのに目をとめるより、何度も打ち上げるそのことに生きる証を見つけよう、というような祈りに似た詩の心が伝わってきて、励ましさえ感じます。比喩を、日常の会話でも効果的に使うと、表現が生きてきます。また、比喩は詩歌で古来重要な働きをしてきました。ところでいつだったか、これもテレビで見たのですが、スポーツ評論家のSさんが、こんな話をしていました。。「フォークボールの投げ方を選手に教えるのに、球をこう握ってこうして投げるんだよと、動作で見せるばかりでなく、カーテンのヒモを下へ引っ張るように――という例えで話してやると、印象強く、よりよく伝えることができる。」僕は、比喩は普段の生活で使っていくべきだと思う。

 第一の理由として、比喩を使うとわかりやすく、印象的に伝えられるからだ。幼い頃からピアノを習っていて、始めたばかりの頃、先生に、ピアノを弾くときは、手を卵を持つような形にすればよい

と言われた。その言葉は、幼い僕でも理解することができた。比喩表現は、相手に新しい視点を与え、物事を異なる角度から考えさせることができ、伝えたい事柄をわかりやすくイメージさせ、理解を深める手助けをし、表現したい事柄を情緒的・感情的にすることで、読者の心に響く効果があり、抽象的な概念や感情を具体的に表現し、相手の想像力を刺激したりします。これらのメリットにより、比喩表現はコミュニケーションや文学において非常に重要な役割を果たしていることが分かる。さらに、比喩表現を使うことで、印象的である。

 第二の理由として、比喩を使うことで、内容の説明を省略でき、わかりやすく伝えられるということだ。例えば、他人に雨がたくさん降っていることを伝えるとき、「雨がまるで、滝のように降っている。」というと、どれくらい降っているのかを分かりやすく伝えることができる。説明が難しくても、比喩を使うことで、短い文で物事について伝えることができるのだ。しかも、比喩表現は、伝えたい内容が明確になり、表現に深みを持たせることができる。

 確かに、比喩を使わず、正しく具体的に説明することも大切だ。しかし、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように、比喩をうまく使えるような人間になり、自分なりの表現を工夫していくことが大切である。