聞いた目と自分の目
   小5 けいひめ(keihime)  2025年6月3日

 私たちは実際の体験を通じていろいろな知識を身につけていく考えているが、実際には、自分自身の直接的な体験を通して得ることができる知識は案外少なく、むしろ、私たち、他人から知識を与えられることによって、自分の体験を幅広いものにしていくうえに、知識は現実の見方や感じ方を変えてしまう力を持っていて、現実の見方や、それに対する感じ方を変えてしまうものは知識だけでなく、ヨーロッパ人と日本人の聴覚の仕組みが違うということのように、虫の声を楽しむという日本人の習慣が、日本人の耳を少しずつ変化させてきたと言えるだろう。



今年の私の担任が昨年、わたしの一学年下の友達のクラスを担当していたらしく、その友達から聞いた話によると、とても怖くて、宿題も結構たくさん出してくると言っていて、最初の頃は、クラスのみんながまだ慣れてなくて、去年も担任した先生のクラスと比べると、クラスの空気が全く違った。その時はまるで、怒られたすぐ後の気まずい時間みたいだった。しかし、一週間くらいたつと、クラスのみんなも先生も慣れてきたみたいで、一緒にトランプをしてくれたり、去年の先生よりも、宿題がすくなかったり、など、優しくて、楽しい先生だということがわかった。



そして、母に人に向かって先入観を持ってしまったことがあるか。ときいてみると、母はわたしの友達のお母さんのことを見た目がとても派手で、自分に絶対合わないような気がしてしまい、あんまり話していなかったが、話す機会ができて話してみると、とても優しくて明るいお母さんだということがわかったと言っていた。そして、その話を聞いた私は、やっぱり、その人の見た目や、その人の噂でその人の性格を勝手に決めたらだめなんだなと思った。



た。私はこの話を読んで、現実の見え方や、そのことに対する変えてしまうのは知識だけでなく、習慣もその一つであることがわかった。私はこれから、先入観を持たずにしっかり性格を確かめようと思った。