すりりんごさん、作文の提出ありがとうございます。
今回の作文では、比喩(ひゆ)をテーマにとても興味深い内容を展開しています。

まず、導入部で比喩(ひゆ)の重要性をしっかりと述べている点が素晴らしいです。
比喩(ひゆ)がどのようにして表現を豊かにするか、具体的な例を挙げて説明しているので、読み手にとって理解しやすいです。
特に、卓球(たっきゅう)の技術を説明する際に「大根を切るように」という比喩(ひゆ)を用いた点は、技術のイメージを具体的に伝えるのに効果的だったと感じます。

また、友人が紹介(しょうかい)する本の(こわ)さを「眠れ(ねむれ)なくなるくらい」と表現する部分も、比喩(ひゆ)を用いることの効果を良く示しています。
これにより、単に「怖い(こわい)」と言うよりも、その(こわ)さの度合いが具体的に伝わります。

さらに、「太陽のように明るい人」という表現は、比喩(ひゆ)を通じて人物の特徴(とくちょう)鮮明(せんめい)描き出し(えがきだし)ており、非常に印象的です。

この作文では、比喩(ひゆ)を使った表現の豊かさと、それによって情報がどのように伝わりやすくなるかがよく書けています。
比喩(ひゆ)を日常生活や学習にどう活かすかという点も、具体的な例を交えて説明しているため、説得力があります。

項目(こうもく)評価:
-たとえがうまく使われています。
-前の話聞いた話がよく書けています。
-ことわざがよく書けています。
-一般(いっぱん)化の主題がよく書けています。
-書き出しの結びがよく書けています。
 

森リン評価 日本語で必要な比喩 ma 06月3週 すりりんご
字数/基準字数:
1250字/600字
思考点:67点
知識点:72点
表現点:72点
経験点:80点
総合点:78点
均衡点:5点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:5点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙16種28個57%67点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙50種90個56%72点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙98種195個50%72点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙41種84個49%80点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1250字
 67点
 72点
 72点
 80点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 16種 28個 (種類率57%) 67点
 確か, 第,。しかし,。だから,いる場合,すると,だろう,できるから,と思う,と考える,なるから,もらえるため,伝えるため,使うと,使うべき,図らざる,

■知識語彙 50種 90個 (種類率56%) 72点
予測,人気者,人間,以上,以前,位置,元気,先生,出来事,勉強,包丁,卓球,友達,古来,右足,名言,基礎,場面,大根,太陽,必須,性格,情報,成立,数字,文法,日本語,最初,正確,比喩,活発,物事,理由,理解,生活,目的,相手,種類,紹介,自分,表現,角度,記憶,詩歌,説明,辞書,連想,重心,重要,限定,

■表現語彙 98種 195個 (種類率50%) 72点
 確か,いる場合,こと,さ,それ,それぞれ,とき,どれ,ふだん,ほう,まな板,みんな,もの,もらえるため,よう,わけ,イメージ,キャッチ,コート,テンション,ネット,フォア,ボール,ラケット,レベル,一,一つ,中,予測,事,二,人,人気者,人間,今,以上,以前,伝えるため,位置,体,倍,元気,先生,出来事,勉強,動き,包丁,卓球,友達,古来,台,右足,名言,基礎,場面,大根,太陽,後,必須,性格,情報,成立,手,打ち,数字,文法,方,日本語,最初,本,正確,比喩,気,活発,物事,理由,理解,生活,目的,相手,私,種類,紹介,繰り返し,肘,自分,表現,角度,記憶,詩歌,説明,豊か,辞書,連想,重心,重要,限定,顔,

■経験語彙 41種 84個 (種類率49%) 80点
あく,おきる,かかる,しまう,せる,できる,と思う,と考える,ねじる,もつ,もらう,もらえる,られる,わかる,付ける,伝える,使う,使える,保つ,光り輝く,入れる,出来る,分かる,切る,図る,当てはまる,戻る,打つ,持つ,振る,教える,欠く,残る,決める,生きる,眠れる,習う,聞く,表す,話す,適す,

■総合点 78点

■均衡点 5点
 

日本語で必要な比喩
   中1 すりりんご(akimano)  2025年6月3日

 この詩のいのちは、美しい願い事のようにという「比喩」にあると言える。比喩を日常でも効果的に使うと、表現が生きてくる。比喩は詩歌で古来から重要な動きをしてきた。比喩表現をふだんの生活の中でも使うべきだ。

 第一の理由は、比喩を使うと、あいてにわかる説明ができるからだ。私は、卓球を習っている。最初に卓球で習う打ち方は、フォワという基礎の打ち方だ。フォアを打つときは、右足に重心をおき、少し体をねじる。そして、ボールがきたら、ボールをラケットでキャッチし、そしてラケットを振り、ボールを相手のコートに入れる。ラケットを振った後は、ラケットを持っている手の肘を顔までもっていく。顔までもっていったら最初の動きに戻り、ボールを打っていく。その繰り返しで、フォワ打ちが成立する。また、フォワを打つ高さは、実際には長さがしっかり決められていると思うが、先生は、卓球台をまな板として包丁を使って大根を切るときのラケットの位置を保ちながら体をねじってボールを打つ、と教えてもらった。高さや体をねじる角度などを正確には図らず、比喩を使った説明は、よくわかった。私は、今でもフォア打ちでボールがネットにかかってしまったときは、この先生から教えてもらった、大根を切るときのラケットの位置を保ち、打つことに気を付けている。相手に分かりやすく伝えるためには、比喩が必須となる。

 第二の理由は、比喩を使うと、たとえのほうのものも連想でき、二倍以上、豊かになるからだ。以前、本を紹介する場面で友達が怖い本を紹介していた。怖い本といったらどのような怖さの本をイメージするか。それは、人それぞれだと思う。だから、その本の怖さがどれくらいなのかを相手がすぐにわかるように比喩を使って説明する。その友達は、眠れなくなるくらいの怖い本、と怖さのレベルを表していた。聞いていた私は、ずっと記憶に残ってしまうぐらいの本なのだろうと思った。比喩を使うと、物事を細かく相手に伝えることが出来る。比喩は物事限定に使えるわけではない。人にも使える。「あの人は明るい人だ。」という情報を友達Aから聞いたとする。しかし、明るい性格といっても、種類があると思う。テンションが高い人を明るい人だともいうし、元気で活発な人を明るい人だともいう。次に、「太陽のように明るい人だ。」と、友達Bが話していたとする。すると、太陽のように、光り輝くみんなの人気者なのだろう、と予測することが出来る。比喩は、出来事を伝えるためには、欠かせない日本語文法の一つである。

 確かに、数字などを使って正確に表す方が適している場合もある。卓球での正確な角度などが当てはまる。しかし、辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である、という名言があるように、比喩を使う事で、自分が伝えたいことを相手にうまく伝えられると思う。だから、相手に分かりやすく理解してもらえるために比喩表現をふだんの生活の中で使うべきだと考える。