先入観の向こうにやさしさが
小5 あきひろ(asiguru)
2025年6月3日
コオロギの声は、日本人にはきれいで美しく聞こえるが、ヨーロッパでは雑音と捉え雑音と聞こえるといわれる。アオマツムシの声も、帰化昆虫だということを知ってからうるさく聞こえるようになる。知識と習慣は物の見方を変えるといわれる。自分のものの見方や考え方が絶対のものだと思わないことが大切だ。
ぼくの2年生のときの担任の先生は物凄く人気でやさしい先生だった。姉はこの先生が嫌いだったぼくもそのことを信じて、家に帰って「先生が○○先生だった~」と落ち込みながら口にした先入観があったからだ。そのときの心の中には最悪だ・怖いんだしかなかったやさしいことがわかったときは、体の中全体が先入観につつまれたことに後悔している。それ以来、最高の仲で2024年に離任してしまったときに最後梅干しをあげた。
ChatGPTと考えた。長文の中にあった「ヨーロッパの人の耳には、あの美しいコオロギの鳴き声も雑音としてしか聞こえない」をなぜか考えていく。最初に人間の脳は、生まれてから毎日に聞いている言語の音(リズム・高さ・強さなど)に合わせて耳が発達する。これを「聴覚のチューニング」という。
日本語はアクセントの言語で、音の高さの微妙な変化を敏感に聞き取る能力が育つ。 コオロギの「リーン、リーン」という音は細かな高低の変化があり、日本人の耳には「涼しげ」「落ち着く」など意味のある音として感じる。
一方、英語やフランス語などのヨーロッパ言語は強弱アクセントで、高低より強さに敏感。
コオロギの声はただの「高周波ノイズという高くて細かい雑音」にしか聞こえず、意味を感じない=雑音に分類される。日本文化では、虫の音(虫の声)は「自然の声」「季節を感じる風物詩」として、詩や俳句にもよく登場します。ですがヨーロッパ文化では虫の音は「環境音」や「背景のノイズ」とされることが多く、詩や文学ではあまり重視されない。結論は、虫の声の聞こえ方 日本人、意味のある声 ヨーロッパ人、意味のないノイズ 文化的価値観日本人、季節の風物詩として大切 ヨーロッパ人、あまり重視されない背景音。
ぼくは、同じ音でも、育った言語や文化、知識によって感じ方が大きく変わることがわかった。
コオロギの声を「美しい」と感じる日本人と、「雑音」と感じるヨーロッパ人のちがいは、耳のしくみや脳の捉え方、文化のちがいから生まれている。
また、アオマツムシのように、知識や先入観があるだけで、音の感じ方さえ変わってしまうということもおどろきだった。
だから、これからは自分の感じ方や考え方がいつも正しいとは限らないことを忘れずに、いろんな見方を大切にしたいと思った。