はななはさん、こんにちは。
あなたの作文を拝読しました。

最初に、作文のテーマである「知識と先入観」についての取り扱い(とりあつかい)がとても興味深く感じました。
このテーマは哲学(てつがく)的な側面も含ま(ふくま)れており、中学1年生の作文としては高度な内容ですが、あなたは自己の経験と実例を用いて、うまく説明しています。

特に、入学式での先生に関するエピソードは、先入観に対する具体的な例として非常に効果的でした。
また、母親から聞いたサッカーチームのコーチの話も、「知識がないことの利点」を示す良い例となっています。
これらの実例を通じて、テーマに対する理解が深まり、文章が立体的になっているのが印象的です。

さらに、松下幸之助さんの名言を引用することで、あなたの考えに説得力を持たせています。
ことわざや名言を引用することで、作文がよりリッチで説得力のあるものになっています。

全体的に、あなたの作文は一般(いっぱん)化の主題がよく書けており、多くの読者が共感できる内容になっていると思います。
これからも、このように自分の意見をしっかりと持ち、さまざまな角度から物事を考える姿勢を大切にしてください。

項目(こうもく)評価:
-前の話聞いた話がよく書けています。
-ことわざがよく書けています。
-一般(いっぱん)化の主題がよく書けています。
 

森リン評価 見テ知リソ知リテナ見ソ(清書) ma 06月4週 はななは
字数/基準字数:
1135字/600字
思考点:87点
知識点:73点
表現点:75点
経験点:69点
総合点:79点
均衡点:3点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:90点
知識点:76点
表現点:79点
経験点:72点
総合点:79点
均衡点:3点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙24種45個53%87点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙52種86個60%73点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙103種186個55%75点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙33種50個66%69点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1135字
 87点
 73点
 75点
 69点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 24種 45個 (種類率53%) 87点
 確か, 第,。しかし,。だから,あるから,あろう,からこそ,すると,たから,たため,だから,だろう,とらわれざる,と思う,と考える,ないから,ないため,なるから,みると,を考える,知るべき,良いかも,見よう,言うと,

■知識語彙 52種 86個 (種類率60%) 73点
一般,不足,中学校,予備,体格,体験,余裕,偏見,兄弟,先入観,先生,入学,判断,効率,勉強,印象,名言,固定,基礎,大事,大体,大切,学年,宗悦,幸之助,必要,感受性,感性,感覚,成功,担任,新鮮,最近,本当,松下,柔軟,物事,理由,発想,発表,監督,直感,知識,素人,経験,自分,自由,観念,邪魔,非常識,音楽,飛行機,

■表現語彙 103種 186個 (種類率55%) 75点
 確か,がち,がんじがらめ,ここ,こっち,こと,これ,さん,そう,そこ,それ,たため,たち,とき,ないため,のち,もの,よう,ん,サッカー,チーム,バランス,ライト,一,一般,上,不足,中,中学校,予備,二,二つ,人,人びと,他,体格,体験,余裕,偏見,兄弟,先入観,先生,入学,判断,前,効率,勉強,印象,名言,固定,基礎,声,変,大事,大体,大切,妹,学年,宗悦,幸之助,式,必要,感受性,感性,感覚,成功,担任,新鮮,方,時,最近,本当,松下,柔軟,柳,楽,母,物,物事,理由,発想,発表,的,監督,目,直感,知識,私,素人,経験,者,耳,自分,自由,見かけ,親,観念,話,逆,邪魔,非常識,音楽,飛行機,

■経験語彙 33種 50個 (種類率66%) 69点
いける,かたむける,がる,しまう,しれる,つける,できる,でる,とらわれる,と思う,と考える,やる,よる,れる,わかる,を考える,作る,信じる,入る,出る,分かる,失う,得る,成り立つ,戒める,持つ,生まれる,知る,聞く,見える,触れる,話す,調べる,

■総合点 79点

■均衡点 3点
 

見テ知リソ知リテナ見ソ(清書)
   中1 はななは(hananaha)  2025年6月4日

 見てから知るべきである、知ったのちに見ようとしない方がいい。その予備知識や固定観念がかえって邪魔になることがある。だから、まず見て触れること、体験することそしてそこから得る直感を大事にすることが大切である。しかし、知る必要がない、勉強する必要がないということではない。柳宗悦が戒めているのは、知識にがんじがらめにされてしまって自由で柔軟な感覚を失うな、ということであろう。自分の感性を信じつつ、なお一般的な知識や他の人びとの声に耳をかたむける余裕、このきわどいバランスの上に私たちの感受性というものは成り立たなくてはいけないのだ。私は、知識にとらわれずに物事を見ることは大切だと思う。理由は二つある。

 第一の理由は、先入観で物を判断すると本当のことが見えなくなるからである。人は一目見た時の印象にとらわれてしまいがちである。私もその中の一人だと思う。最近で言うと中学校の入学式だ。私たちの担任の先生が発表されたときとても怖そうな先生だと思ってしまった。それは、その先生が体格がよくて目が細かったからだ。しかし、初めて話したときとても優しい先生だとわかった。音楽の先生で、とても声が優しかった。人は見かけによらないなと思った。

 第二の理由は、知識がないことで先入観にとらわれないため良いときもあるからである。これは少し前、母に聞いた話だ。妹はサッカーチームに入っている。そのチームの他の学年でコーチ不足だった。コーチは大体経験者であることが多い。しかし、その学年には経験者の親がいなかったため、未経験者の親がコーチをやることになった。そうしたら監督は、逆にこっちの方が良いと言ったそうだ。それは、こうしなくてはいけないという偏見がないからだ。経験者だとここはこうやるということが分かっている。未経験者だからこそ、新しい発想が生まれると考えたのだろう。さらに、調べてみるとライト兄弟の話が出てきた。ライト兄弟は飛行機を作ったが、基礎的な知識がなかったからこそ成功できたと言われている。知識がないことで変な先入観にとらわれず、成功することもある。

 確かに、知識があった方が効率が良いかもしれない。知識があることで楽なこともある。しかし、「素人だからこそ、非常識だからこそ、ええ知識がでるんや。」という松下幸之助さんの名言がるように、知識がないからこそ良いときもある。だからと言って、知識をつけるなということではないが。変な偏見を持たないようにすることが良いと思う。ライト兄弟のように知識がなくても、成功することはあるのだ。だから、偏見にとらわれずに新鮮で新しいことを考えることが大切であり、これからもそうしていきたいと思った。