清書 6.1週 楽しい先生
   小5 あかすな(akasuna)  2025年6月4日

 「ゼルダの冒険が好きです。」

と、友達が言った時に先生が、

「ギャルが好き!!」

と聞き返したのだ。クラスにいたみんなはいっきに笑い出した。中には手をたたいて笑っている子もいれば、おなかをかかえて笑っている人もいた。

わたしのクラスを担任している先生が、算数の授業をしているときにおこった出来事だ。算数の授業は少人数制で、クラス全員がうけているわけではない。

この先生は、去年、私の姉が六年生だった時の担任だった。姉からは、少し悪い印象を受けていたが、わたしはとても面白くていい先生だなと思った。

先生は、若くて男の先生で、声が小さくて、いつも黒色のアンダーシャツを着ている先生だ。



 五月末その時に、のこの日は、五年生の算数の授業が始まって間もないため、生徒たちがお互いを知るためにそれぞれ一つ好きなものや、ことを発表したのだ。その時に、

「ギャルが好き!!」

と言ったのだ。たぶんわたしは、わざと言ったのと、聞き間違いの両方だと思っている。

担任の先生は、多くの少数の質問をみんなに尋ねている。みんなは、

「え~、わかんない」

「むずすぎだろ。」

と言ってさわいでいる。出された質問は、単純で簡単そうに思うが、やってみるととても難しい。難しいところが、楽しいのだ。わたしもすごく難しいと思った。近くの人と相談する時間をもらった時も、

「ぜんぜんわからないね~」

と言っている子も中にはいた。自分の意見を発表するときに変なことを言う子がいたり、先生も変なことを言うから楽しいのだ。

算数の授業は元から好きな授業で、担任の先生が担当のときの算数の授業は、もっと算数が好きになれる。担任の先生とみんなはまるで、昔からの友達のように仲が良い。



 母と、父に楽しい先生のことを聞いてみた。母は、塾の先生で「はげちゃびん」とよばれている先生がいた。その先生のおかげで塾の時間が楽しくてよく理解できたそうだ。

わたしは、母の話を聞いてみて、「はげちゃびん」とは何だろうと気になったので調べてみることにした。すると、頭部の一部、もしくは頭皮全体の毛が抜けきった頭のことを「はげちゃびん」と呼ぶ。 もともと西日本ではやかんのことをちゃびんといっており、ちゃびんのつるつるとした形状にみたてて、はげちゃびんと呼ぶようになったそうだ。

 父は、関西弁を話している先生がいた。実は関西出身ではなく、長野県が出身地だというのが楽しかったそうだ。

わたしは父の話を聞いてみて、父の先生がどうして、長野県出身なのに、関西弁で話しているのが不思議に思った。わたしもそんな先生に会ってみたいと思った。



 楽しくて面白い先生がいると、自然に授業が楽しくなり身が入るということが分かった。嫌い・苦手な教科の授業のときでの楽しい先生がいれば、

「へっちゃら、へっちゃら。」

と授業を受けることができると思う。わたしは今日も楽しくて面白い先生のもとで、ルンルンと授業を受けている。