あけいとさん、こんにちは。今回の作文、とても興味深く(きょうみぶかく)読ませていただきました。

まず、生き物(いきもの)(たび)焦点(しょうてん)を当てたテーマ選び(えらび)素晴らしい(すばらしい)ですね。アザラシや鮭、そして鳥の(たび)についての話は、自然(しぜん)(かい)不思議(ふしぎ)について考えさせられます。それぞれの生き物(いきもの)がなぜ(たび)をするのか、その理由(りゆう)生態(せいたい)がとてもよく理解(りかい)できるように説明(せつめい)されていて、読んでいて楽しかったです。また、あけいとさん自身(じしん)引っ越し(ひっこし)経験(けいけん)を通じて、さまざまな場所(ばしょ)違い(ちがい)特徴(とくちょう)発見(はっけん)する楽しみについて共感(きょうかん)できました。

文章(ぶんしょう)の中で、たとえを使っ(つかっ)て「ツバメが船に乗っ(のっ)移動(いどう)していたら面白い(おもしろい)ね」という想像(そうぞう)をする部分(ぶぶん)があり、この表現(ひょうげん)が作文にユーモアを加え(くわえ)ていて、とても印象(いんしょう)(てき)でした。さらに、母との会話を通じて、あけいとさんの日常(にちじょう)家族(かぞく)とのふれあいが垣間見(かいまみ)え、文章(ぶんしょう)温かみ(あたたかみ)感じ(かんじ)ます。

次回(じかい)の作文も、あけいとさんの視点(してん)から見た世界(せかい)を楽しみにしています。これからも、あけいとさんの素敵(すてき)物語(ものがたり)をたくさん聞かせてくださいね。

**項目(こうもく)評価(ひょうか)**:
-たとえがうまく使わ(つかわ)れています。
-中心がよく決め(きめ)られています。
-前の話聞いた話がよく書けています。
-いろいろな言ったがよく書けています。
-自分だけがしたことや自分だけが思ったことがよく書けています。
 

森リン評価 遠くへ旅する鳥を読んで sa 06月3週 あけいと
字数/基準字数:
1378字/300字
思考点:38点
知識点:50点
表現点:50点
経験点:54点
総合点:52点
均衡点:4点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:4点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙5種5個100%38点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙19種27個70%50点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙48種81個59%50点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙23種31個74%54点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1378字
 38点
 50点
 50点
 54点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 5種 5個 (種類率100%) 38点
。だから,だから,と思う,のかも,休まざる,

■知識語彙 19種 27個 (種類率70%) 50点
一時,一緒,予定,以前,以外,外国,大変,家族,帰国,想像,日本,時間,来月,毎日,移動,自分,言葉,飛行機,魅力,

■表現語彙 48種 81個 (種類率59%) 50点
ここ,こと,それ,よう,ん,カウントダウン,ツバメ,フィリピン,プール,一,一時,一緒,予定,今,以前,以外,何,僕,回,外国,大変,姿,家,家族,帰国,年,後,想像,旅,日,日々,日本,時,時間,来月,楽,母,毎日,気持ち,移動,笑い,自分,船,言葉,話,飛行機,魅力,鳥,

■経験語彙 23種 31個 (種類率74%) 54点
かかる,しれる,てる,と思う,やってくる,れる,乗る,休む,変わる,帰る,思い出す,感じる,暮らす,楽しむ,止まる,知る,笑う,続ける,行ける,返す,過ごせる,限る,飛ぶ,

■総合点 52点

■均衡点 4点
 

遠くへ旅する鳥を読んで
   小3 あけいと(akeito)  2025年6月3日

 この話を読んで僕が一番面白いと感じたところは、旅に出る鳥と出ない鳥がいることだ。以前、「アザラシのアニュー」という絵本を読んだ時、タテゴトアザラシは出産のために冬の終わりに北極海から2500キロメートルも長い距離を泳ぎ、カナダのマドレーヌ諸島やニューファンドランド島などにやって来て、赤ちゃんを2週間ほど育てるということを知った。そして、母親は出産から2週間後、先に北極海に戻り、子供もその2週間後には北極海に向けて旅立つという事を知り、アザラシは旅をする動物なのだという事を知った。また、夕食で鮭を食べている時、母が「鮭は川で生まれて海で育ち、また出産のために川に戻ってくる魚だ」ということを教えてくれたことがあり、魚も旅をする生き物だという事を知っていたので、鳥も旅する生き物だと知り、面白いと感じた。

 僕は旅をする生き物に魅力を感じる。なぜなら、色々な場所に行けて楽しそうだからだ。実は僕も今まで色々な場所で暮らしてきた。栃木で生まれ、6ヶ月後には三重に引っ越した。そして3年後には茨城に行き、そこから半年で栃木に戻り、そのまた1年後には神奈川にようやく自分の家が出来、ずっとここで暮らしていくと思っていたのに、なぜか僕は今フィリピンにいる。僕はたくさん引っ越しをして気付いたことがある。それはどんな場所にも良いところも悪いところもあって、楽しいところもつまらないところもあるということである。僕は小さい頃は電車が好きだったのだが、三重では観光列車の「しまかぜ」や「ひのとり」を毎日見れたし、栃木では東北新幹線が見れた。神奈川ではロマンスカーを見に父と自転車に乗って踏切まで通った。その場所その場所にある電車は違ったけれど、僕にはそれが新鮮で面白かった。そして、それと同時に、日本には様々な場所があり、その場所その場所によって見れる景色も違うということを知った。だから僕は旅をする鳥に魅力を感じるのかもしれない。

 家のプールにはよくツバメが飛んでくる。そのツバメを見て、

「でも、ツバメがフィリピンから日本まで飛んでいるなんて凄いよね。フィリピンに来る時、飛行機に4時間乗っているだけでも大変だったし長いって感じたのに、ツバメは自分で飛ばなきゃならないんだから大変だよね。来る時は何日くらいかかるのかな?ずっと休まず飛び続けてくるのかな?それとも休み休みくるのかな?」

と母が言った。僕は母と以前、飛行機以外にも船でも外国に行ける話をしたのを思い出して、

「もしかしたら船に乗って来るんじゃない?そしたら楽だし。」

と返した。母は僕の言葉に笑いながら、

「それ、すごいね。ツバメが船に乗って移動してたら面白いね。」

と言った。僕は母と一緒に船に乗って移動しているツバメの姿を想像し、笑いが止まらなくなった。

 僕は今フィリピンにいる。後4年はここで暮らす予定だ。でも、年に一回家族で日本に帰る。そして来月、フィリピンに来てから初めての一時帰国をする。日本はどうなっているかな?変わっているかな?変わらないかな?今からワクワクして、毎日帰国日をカウントダウンしている。ツバメもこんな気持ちで日本にやってくるのかな?僕はツバメと同じように限られた日本で過ごせる日々を思いっきり楽しみたいと思う。