はるまきさん、こんにちは!
今回の作文「個性(こせい)(てき)子供(こども)(ころ)のお母さん」、読ませていただきました。
お母さんの子供(こども)時代のエピソードを通して、自分自身と比較(ひかく)して考えを深めるというアプローチがとても興味深かっ(きょうみぶかかっ)たですね。

まず、お母さんの服選び(えらび)のシーンから始まる日常(にちじょう)(てき)な出来事を描く(えがく)ことで、読者を物語に引き込む(ひきこむ)工夫(くふう)が見られました。
その後、お母さんの子供(こども)時代の話へと移行(いこう)するところでは、過去(かこ)への興味(きょうみ)自然(しぜん)表現(ひょうげん)していて、お話がスムーズに進んでいきます。

特に(とくに)、お母さんが黄色の服を着ていた理由や、モンチッチの人形にまつわるエピソードなど、具体(てき)なエピソードが丁寧(ていねい)描か(えがか)れていましたね。
これにより、お母さんの個性(こせい)がより鮮明(せんめい)に、そして(あい)おしく感じられるようになっています。

心の中で思ったことがよく書けていますし、お母さんとの会話を通じて、昔話を聞いた様子も非常(ひじょう)に生き生きとしていました。
また、「ですます」調の文章も適切(てきせつ)に用いられており、説明(せつめい)がわかりやすく、読みやすい作文になっています。

最後(さいご)に、自分自身の考えや感じたことを、お話の終わりに繋げる形でまとめられていて、作文全体として一貫(いっかん)(せい)を持たせています。
はるまきさんの観察(かんさつ)()表現(ひょうげん)力が光る作文でした。
これからも、ぜひたくさんの作文を書いて、ご自身の感性(かんせい)磨い(みがい)ていってくださいね。

項目(こうもく)評価(ひょうか)
-心の中で思ったことがよく書けています
-前に聞いた話がよく書けています
-ですますがよく書けています
-動作情景(じょうけい)結び(むすび)がよく書けています
 

森リン評価 個性的な子供の頃のお母さん ta 07月1週 はるまき
字数/基準字数:
1210字/400字
思考点:56点
知識点:50点
表現点:59点
経験点:58点
総合点:63点
均衡点:7点
●語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
1200字換算
 
思考点:点
知識点:点
表現点:点
経験点:点
総合点:点
均衡点:7点
●換算語彙学年表
 小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3  
思考点
知識点
表現点
経験点
総合点
●語彙の説明
語彙種類個数種類率点数説明
思考語彙12種14個86%56点考える言葉です。
理由、方法、原因などの説明の語彙。
多すぎると、説明の多い硬い文章になる可能性があります。
知識語彙19種23個83%50点難しい言葉です。
社会的な例や調べた例の語彙。
多すぎると、難しい言葉の多い重い文章になる可能性があります。
表現語彙69種115個60%59点豊かな言葉です。
話題の幅が広い語彙。
多すぎると、散漫な文章になる可能性があります。
経験語彙26種33個79%58点詳しい言葉です。
身近な例や経験した例の語彙。
多すぎると、身近な話の多い狭い文章になる可能性があります。
種類率は、60%以上が目標。70%以上の場合は多様な語彙が使われています。
1210字
 56点
 50点
 59点
 58点
字数 思考語彙 知識語彙 表現語彙 経験語彙

 


■思考語彙 12種 14個 (種類率86%) 56点
。確か,しか思う,すると,そろば,たから,だろう,で思う,と思う,どう思う,なると,可哀想かも,?だから,

■知識語彙 19種 23個 (種類率83%) 50点
予想,人形,以外,個性,友達,可哀想,大人,奇抜,委員,子供,学級,文房具,栗色,洋服,自分,行動,観察,電車,黄色,

■表現語彙 69種 115個 (種類率60%) 59点
。確か,おしゃれ,お母さん,こと,そう,それ,たくさん,たま,つき,つぶら,びっくり,みたい,みんな,よう,ん,アイデア,クセ,タイプ,ピンク色,ファッション,フリル,ブーム,ワンピース,中,予想,人,人形,今,以外,何,個性,別,友達,可哀想,外,大人,奇抜,女の子,好き,委員,子,子供,学級,弟,心,文房具,服,栗色,毛,気,洋服,男の子,的,皮,瞳,私,答え,者,自分,行動,観察,違い,長,電車,頃,顔,鶏,黄色,鼻,

■経験語彙 26種 33個 (種類率79%) 58点
あげる,いたむ,しかめる,しか思う,そる,ちゃう,つく,つける,てる,で思う,と思う,どう思う,られる,ハマる,入れる,取る,困る,寝る,微笑む,抱く,流行る,着せる,着る,見つける,違う,驚く,

■総合点 63点

■均衡点 7点
 

個性的な子供の頃のお母さん
   小4 はるまき(akoruka)  2025年7月1日

   個性的な子供の頃のお母さん 

              はるまき

 「この服とこの服、どっちがいいと思う?」

太陽が眩しい朝。お母さんは、私にそう聞いてきた。

「うーん、どっちも似合うと思うけど⋯こっちの方が動きやすくていいんじゃない?」

私は、重いまぶたをこすりながらそう答える。

「そう、ありがとう!」

ありがとうと言いながら、その服をもう一度体に合わせるお母さんを横目に、私はそんなお母さんの子供の頃が気になっていた。

 今はファッションに気をつけているお母さんは、子供の頃もおしゃれだったのだろうか。それとも、特に気にしていなかったのだろうか。そんなことを、お母さんに聞いてみることにした。

「私、ずっと黄色の服を着てたの!」

「えっ!?」

今はふんわりとした印象の水色や桃色が好きなお母さんも、小さい頃は元気な黄色が好きだったのだろうか。

「なんでわざわざ⋯?」

するとお母さんは、困ったように微笑んだ。

「私、弟がいるでしょ?だから、弟にあげられるように、男の子も着やすい黄色の服をずっと着せられていたの!」

「えぇっ⋯」

予想外の答えに、私は顔をしかめた。私だったら、自分の好きなタイプの洋服を着たい。そのことについて、お母さんはどう思っていたのだろうか。

「別に、ふーん、いいアイデアだなー。ぐらいしか思ってなかったよ!」

「えぇっ⋯」

おしゃれな今のお母さんと大違いだ。大人になると、みんなファッションに気をつけるようになるのだろうか⋯。私は、弟がいる女の子の友達の服を観察してみることにした。その子の服は、ピンク色のフリルつきワンピースなど女の子っぽい服で、電車好きのその子の弟とは大違いだった。今のお母さんとは違う子供の頃のお母さんのファッションに、少し驚いた。

 私はそろばんと文房具にハマっているが、お母さんは子供の頃何にハマっていたのだろう。

「私ね、モンチッチっていうお人形にハマっていたの!大ブームになったから、私以外にもハマっている人がたくさんいたんだ!」

モンチッチは、たまに見たことがある。栗色のふさふさした毛に、つぶらな瞳。確かに、流行りそうだ。

「それでね、ずっと抱いて寝ていたの。そしたら、モンチッチの毛をブチブチ取って鼻の中に入れるクセがついちゃったの!それで、鶏の皮みたいになっちゃったんだよね〜」

それはちょっとモンチッチが可哀想かも⋯というよりも、そんなに奇抜な行動をするお母さんの子供の頃にびっくりした。

 お母さんは、学級委員長タイプの私とは違ってけっこう個性的な子供だったんだなぁと思う。今のしっかり者のお母さんとは大違いだし、そんなお母さんの個性をたくさん見つけていきたいなと心の中で思った。